
- ソラナ(Solana)に特化したDeFiディベロップメント(DeFi Development)の株は、バリデーターを共同管理するためにソラナベースのミームコインコミュニティBONKと提携し、SOLトークンを追加購入した後、過去最高値を更新した。
- 旧社名ジャノーヴァー(Janover)の同社の動きは、上場企業が暗号資産(仮想通貨)をバランスシートに追加するトレンドの強まりと一致している。
- DeFiディベロップメントの株価は5月16日、30%上昇し、ソラナへのピボット以来2800%上昇した。
ナスダック上場のDeFiディベロップメントは、ソラナのトップミームコインBONKとのパートナーシップを発表し、ソラナ(SOL)を追加購入したことで、5月16日に30%急騰し、過去最高値を更新した。
プレスリリースによると、DeFiディベロップメントはBONKとソラナバリデーターを共同管理することになる。ミームコインコミュニティと上場企業がソラナのステーキングインフラを共有するのは初めてとのことだ。
この協力関係は、BONK独自のリキッドステーキングトークン「BONKSOL」の統合にも拡大する。両者はバリデーターのステーキングを増やし、報酬を分配する。
「このバリデーターパートナーシップは、コミュニティに力を与え、ソラナの普及を加速させるというBONKのミッションにおける自然な次のステップである」と、BONKの中心的コントリビューターであるNom氏は語り、次のように続けた。
「DeFiディベロップメントと提携することで、ソラナの分散型インフラを強化するだけでなく、コミュニティトークンがどのように規模を拡大し、エコシステムを維持できるかという新しい基準を作り上げることになる」。
この発表は、DeFiディベロップメントがさらに1万6447枚のSOLを購入した翌日に行われた。今回の追加購入によって同社が保有するSOLは合計で60万9190枚、約1億700万ドル(約160億円、1ドル=146円換算)相当となった。
DeFiディベロップメントは、スポット価格を下回る139.66ドルの平均価格で、合計230万ドルでトークンを取得した。同社は以前、ロックアップされたトークンを割引価格で取得する計画を公表していた。
以前は不動産テックプラットフォームのジャノーヴァーとして知られていたDeFiディベロップメントは、ビットコイン(BTC)を中心としたストラテジー(Strategy)社の戦略を参考に、デジタル資産をバランスシート上に保有する上場企業の1社であり、そのような企業の数は増え続けている。
DeFiディベロップメントは、元クラーケン(Kraken)の幹部グループが先月株式の過半数を取得した後、ソラナに焦点を当てるようにピボットし、そのネイティブトークンを獲得し、バリデーターを運用するようになった。
DeFiディベロップメントの株価はピボット以来2800%以上上昇し、16日には118ドルを記録した。
|翻訳・編集:山口晶子
|画像:Danny Nelson
|原文:DeFi Development Surges 30% on BONK Validator Partnership, More SOL Purchases