ビットコイン導入ニュース:トップ・ウィンがブランド変更、ステーキ・アンド・シェイクがビットコイン決済受付開始、ギャラクシーがナスダック上場
  • ギャラクシー・デジタルの株式がナスダックに上場し、創業者のマイク・ノボグラッツ氏が取引フロアでオープニングベルを鳴らした。
  • ファストフードチェーンのステーキ・アンド・シェイクはビットコイン決済の受け入れを開始した。
  • 高級品卸売業者のトップ・ウィンは、デジタル資産への転換の一環として、アジアストラテジーにブランド変更する。

金融サービス企業ギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)はナスダックに上場したばかりだが、この上場は、暗号資産(仮想通貨)業界の注目を集めるために競争をすることになりそうだ。

プラットフォーム名変更後もクリプト・ツイッター(Crypto Twitter)として広く知られているソーシャルメディアプラットフォームのクリプトX(Crypto X)では、ファストフード企業のステーキ・アンド・シェイク(Steak n’ Shake)がライトニング(Lightning)ネットワーク経由でビットコイン(BTC)決済の受け入れを開始したとのニュースをユーザーがシェアし、話題を呼んでいる。同社は1週間前にこの計画を発表していた。

クリプトXに投稿された動画には、顧客がセルフサービス端末で注文を完了し、「ビットコインで支払う」オプションを選択し、ゼウス(Zeus)アプリ内のライトニングウォレットでQRコードをスキャンする様子が映っている。

ビットコインへの支持を表明したもう一つの企業は、高級時計卸売業者のトップ・ウィン・インターナショナル(Top Win International)だ。同社は社名をアジアストラテジー(AsiaStrategy)に変更し、自社資産をデジタル資産で管理すると発表した。これは事実上、マイケル・セイラー(Michael Saylor)氏のソフトウェア企業ストラテジー(Strategy)のモデルにならうものだ。ストラテジーは現在、56万8840BTCを保有しており、これは将来的に発行されるものも含めたビットコイン総供給量の2.5%を超える。

香港に拠点を置くトップ・ウィンは、新たな方針変換のため、暗号資産関連ベンチャーキャピタル企業のソラ(Sora)と提携する。トップ・ウィンの株価は45%上昇したが、その後上昇分を失い、31%下落して5.14ドル(約746円、1ドル145円換算)で取引された。

ソラは以前、東京に拠点を置くメタプラネットとも提携しており、メタプラネットもストラテジーのモデルを模倣していた。

ギャラクシーのナスダック上場

マイク・ノボグラッツ(Mike Novogratz)氏が率いるトロント拠点の暗号資産専門金融サービス企業ギャラクシー・デジタルは、ナスダック・グローバル・セレクト・マーケット(Nasdaq Global Select Market)に上場した。

ノボグラッツ氏は電子メールで共有した書簡の中で、今回の上場はギャラクシーにとって「極めて重要な瞬間だ」と述べ、16日にナスダックのフロアでオープニングベルを鳴らした。

ギャラクシーは先月末にこの計画を発表しており、その際にギャラクシー・デジタルは「計画されたナスダック上場後に一定期間」トロント証券取引所での上場を維持することも発表した。

ギャラクシー・デジタルの株は16日の取引序盤で22.61ドル(約3300円)前後で取引され、前日比3.2%上昇した。トロント市場では2.98%上昇し、31.48カナダドル(約3300円、1カナダドル105円換算)となった。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Jonathan Borba/Unsplash, modified by CoinDesk
|原文:Bitcoin Adoption News: Top Win Rebrands, Steak N Shake Accepts BTC, Galaxy’s Nasdaq Debut