GMOコイン、ネムやシンボルなど6種類の暗号資産の取扱い廃止──流動性不足を理由に

暗号資産(仮想通貨)取引所のGMOコインは、ネム(XEM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、クアンタム(QTUM)、エンジンコイン(ENJ)、シンボル(XYM)、モナコイン(MONA)の計6種類の暗号資産の取扱いを順次廃止すると発表した。

同社は理由として、グローバル市場におけるこれらの暗号資産の流動性不足により、カバー取引やプライス生成の継続が困難となり、顧客へのサービス提供に支障が生じる可能性があるためと説明している。

各サービスは2025年5月30日から段階的に終了する。具体的には、「つみたて暗号資産」や「ステーキング」サービスが先行して終了し、同年6月28日の定期メンテナンス時には、「販売所」および「取引所(現物取引)」における対象銘柄のサービス、「暗号資産FX」の新規注文受付、「貸暗号資産ベーシック」、「預入」の受付が終了となる。

取扱い廃止時点で顧客がGMOコイン口座に保有している対象暗号資産については、2025年8月2日以降、同社が適切な時期および方法で売却し、日本円に換金した上で顧客の口座へ付与するという。現時点では2025年8月上旬を目処に市場価格での売却を予定している。

|文:栃山直樹
|画像:GMOコインウェブサイトから(キャプチャ)