
- XRP/BTCの週足チャートでようやくゴールデンクロスが形成された。
- ゴールデンクロスは、短期トレンドが長期トレンドを上回っていることを示すもので、大きな強気相場につながる可能性がある。
- ゴールデンクロスの出現で、長期に及んだXRPの保ち合いをブレイクする可能性が上がり、XRPの大幅な上昇トレンドの兆候となっている。
決済に重点を置く暗号資産(仮想通貨)エックス・アール・ピー(XRP)とビットコイン(BTC)のドル建て価格の比率が、週足チャートでようやくゴールデンクロスを形成し、勢いが強気へと転換したことを示している。
ゴールデンクロスは、50日/週/月の単純移動平均(SMA)が200日/週/月のSMAを上抜けた時に発生し、短期トレンドが長期トレンドを上回ったことを示す。このパターンが形成されると、大規模な強気相場へと発展する可能性がある。
XRP/BTCの週足チャートで確認されたゴールデンクロスにより、この取引ペアが4年間続いた横ばいのチャネルをブレイクする可能性が高まり、ビットコインに対するXRPの大規模な強気相場を示唆している。

XRP/BTCは2020年後半から狭い保ち合いで推移しており、規制をめぐる不確実性によりXRPは暗号資産市場の強気相場の恩恵を受けることができていない。
しかし、米証券取引委員会(SEC)は先月、XRPのユーザーであるリップル(Ripple)社に有利な判決に対する控訴を取り下げた。この判決は、XRPが公開取引所で個人投資家に販売される場合、証券ではないと判断したものだ。
言い換えれば、大きな障害が取り除かれ、ゴールデンクロスが示唆するブレイクアウトへの道が開かれたということだ。
ブレイクアウトが起きれば大幅な上昇を引き起こし、市場の評価を過去最高に押し上げる可能性がある。市場は保ち合いの局面でエネルギーを蓄積する傾向があり、そのエネルギーは最終的なブレイクアウトの方向に放出される。したがって、保ち合いが長引くほど、結果として生じる価格変動はより顕著で急速になる可能性がある。
|翻訳・編集:林理南
|画像:Flickr
|原文:XRP-BTC Pair Flashes First Golden Cross, Hinting at Major Bull Run for XRP