マトリックス法によるテクニカル分析(2025/5/23)どこまで上がるか試算!円建て史上最高値は?【楽天ウォレット】

本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

サマリー

総合評点は4.5。前回「軽めの調整が入った」が「そろそろ、もう一段、上がりそう」と申し上げたが、レンジをブレークし再び上昇軌道に乗った。

4月に切り返してから、階段状に上昇するパターンを2回繰り返しており、今回も同じパターンを繰り返すなら、来週半ばに1730万円近辺が目途となる。ボリンジャーやMACDも3回目の上昇局面入りしたことを示唆している。

なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD  のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。

パターン分析

パターン分析
〈4時間足〉
パターン分析
〈日足〉

前回「足元の反落も上昇チャネルの中でのスピード調整で、かなり強い上昇トレンドが継続」しており「むしろ早めにガス抜きが出来て、再び上昇軌道に乗る」と申し上げたが、BTCは平行チャネルに沿って順調に上値を伸ばしている。

ドル建てでは史上最高値を更新したが、円建てでも「半値戻しは全値戻し」との格言通り1月20日の1735万円が視野に入ってきた。ここまで階段状に2週間前後レンジ取引が続いて230~240万円上昇するパターンが2回続いている。今回も同様のパターンが続くとすれば、今期のレンジの下限が5月15日につけた1495万円なので、2週間後の5月29日前後に、235万円足した1730万円前後が目途となる。

蛇足ながら「2度あることは3度ある」なのか「3度目の正直」でこのパターンが崩れるのかは分からないが、この階段状の上昇パターンが永遠に続く訳ではない。今回はいいとしても4度目もあるとは限らない。

評点:5

移動平均線

移動平均線

9日移動平均線に続き25日移動平均線も200日移動平均線とゴールデンクロス。いずれも上向き。

評点:5

一目均衡表

一目均衡表

3役好転の買いサイン継続。

評点:5

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド

バンドウォークを繰り返しながらエクスパンション継続。よく見ると今回のセッションでバンドの拡大・収縮を2回繰り返しており、いままさに3度目のエクスパンションが始まろうとしている。3度目のバンドウォークが始まりそうな予感もする。

評点:5

MACD

MACD

デッドクロスがダマしに終わり、ゴールデンクロス発生。

評点:5

RSI

RSI

買われすぎゾーンに突入して2週間。過去のパターンではBTCは70近辺で跳ね返されるパターンも多いが、70をクリアに抜けた場合、1か月近く買われすぎゾーンに居座るパターンも見られる。あと1-2週間はこのゾーンに残る可能性も。

評点:2

評点

評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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