リミックスポイント、10億円のビットコイン追加購入を決議──暗号資産総投資120億円規模に

東証スタンダード上場企業で、エネルギー事業、メディカル事業などを手掛けるリミックスポイントは、5月26日開催の取締役会において、新たに総額10億円のビットコイン(BTC)を追加購入することを決議したと発表した。これにより、同社の暗号資産への総投資額は120億円となる。

購入時期は市場状況を踏まえ決定。この追加購入は、5月19日付で公表された第三者割当による新株予約権発行に関連するビットコイン購入とは別枠としている。

リミックスポイントは、2025年3月期(2024年4月~2025年3月)連結決算において、2024年11月より本格開始した金融投資事業における暗号資産の評価損が影響し、当期純損失5億9300万円を計上、前期の黒字から赤字転落となっていた。

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一方で同社は、事業の多角化も進めている。

今月8日には、国内で多数のブロックチェーンに対応したバリデータ運用実績を持つOmakase(オマカセ)と共同で、バリデータ事業に参入すると発表。

これは、単なる暗号資産投資から一歩進み、ブロックチェーンネットワークの基盤運営に直接関与することで、Web3エコシステムの発展への貢献と新たな収益機会の追求を狙うものだ。

|文:栃山直樹
|画像:リミックスポイントWebサイトから(キャプチャ)