- テレグラムは、イーロン・マスク氏のxAIと提携し、アプリ内にAIサービス「Grok」を統合した。
- この契約には、xAIからの3億ドルの現金・株式投資と、サブスクリプション収益の50%の分配が含まれている。
- テレグラムと関連するトークンであるトンコインは、この発表を受けて18.5%上昇した。
メッセージアプリ大手のテレグラム（Telegram）は、イーロン・マスク（Elon Musk）氏のxAIと契約を締結し、アプリ内にAIサービス「Grok」を統合した。
テレグラム創設者のパベル・デュロフ（Pavel Durov）氏はX（旧Twitter）で、両社が1年間の提携で合意したと明らかにした。この提携により、テレグラムはxAIから3億ドル（約435億円、1ドル145円換算）の現金と株式に加え、テレグラム経由で販売されるxAIサブスクリプションの収益の50%を受け取る。
デュロフ氏は、「共に勝利を掴め！」とコメントした。
この契約は、テレグラムがブラックロック（BlackRock）、ムバダラ（Mubadala）、シタデル（Citadel）などの支援を受けた債券発行を通じて15億ドル（約2175億円）の資金調達を計画している中で締結された。調達資金は、2021年にテレグラムが発行した債券の買い戻しに充てられる。
テレグラムは10億人の顧客を抱え、2024年には14億ドル（約2030億円）の収益に対して5億4000万ドル（約783億円）の利益を計上した。
テレグラムが開発したTONネットワークのネイティブトークンであるトンコイン（TON）は発表の2時間前から急騰し始め、過去24時間で18.5%上昇している。
発表後も値動きは続き、3.28ドルから3.55ドルに上昇した。
｜翻訳・編集：林理南
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｜原文：Telegram Signs $300M Deal With Elon Musk’s xAI to Integrate Grok Into Its Messaging App, TON up 16%
