- カルダノは、ビットコインDeFiの場としての信頼性を高め続けており、メインネットへのオーディナルズの転送を可能にした。
- このトランザクションは、27日にラスベガスで開催されたビットコイン2025会議で、カルダノの開発元である「インプット | アウトプット」によって発表された。
- インプット | アウトプットの最終的な目標は、ビットコインとカルダノの完全な統合を実現することだ。
レイヤー1ブロックチェーンのカルダノ（Cardano）は、ビットコインネットワークの分散型金融（DeFi）であるBTCFiの場としての信頼性を高め続けており、メインネットへのオーディナルズ（Ordinals）の転送を可能にした。
ビットコインとカルダノのネットワーク間のオンチェーントランザクション（取引）は、BitVM（ビットコイン仮想マシン）のプログラミング言語を使用して構築された相互運用性プロトコルであるBitVMXによって実現された。
このトランザクションは、27日にラスベガスで開催されたビットコイン2025会議においてカルダノの開発元であるインプット | アウトプット（Input | Output）により発表された。
インプット | アウトプットは電子メールでの発表の中で、このブリッジは「今後の展望を予感させるもの」だと述べた。最終的な目標は、ビットコインとカルダノのそれぞれのネットワークを完全に統合し、ビットコイン（BTC）ユーザーにDeFiサービスを提供してビットコインネットワークに蓄積された価値から莫大な流動性を引き出すことだ。
この目的のために、インプット | アウトプットはカルダノとオーディナルズを組み合わせた「カーディナル（Cardinal）」プロトコルを開発した。これは、BitVMXを利用してビットコインネイティブな資産をカルダノネットワーク上のアドレスに割り当てるものだ。
オーディナルズプロトコルは2023年初頭に導入され、個々のサトシ（ビットコインの最小単位で、1BTCの1億分の1に相当）にデータを刻印できるようにすることでサトシを一意かつ追跡可能なものにした。これは事実上、ビットコイン版のNFTを生み出した。
｜翻訳・編集：林理南
｜画像：wal_172619/Pixabay
｜原文：Bitcoin Ordinals Can Now Be Bridged to Cardano Through BitVMX
