エヌビディアの好決算、AI関連トークンを後押しする可能性
  • エヌビディア株は、好調な決算を受けて4%上昇。
  • AIチップの需要が継続するなか、データセンター事業の売上高が73%急増。
  • TAO、NEAR、ICPなどのAIトークンは、この発表を受けてわずかに上昇した。

エヌビディア(Nvidia)の株価は、28日に予想を上回る利益と収益を発表したあと、取引時間外に約4%上昇した。

AI大手のエヌビディアは、第1四半期の売上高が前年同期比69%増となり、データセンター事業は前年同期比で73%成長。純利益は188億ドル(約2兆7400億円、1ドル146円換算)で、前年同期比26%増となった。

時間外取引での動きにより、エヌビディア株は年初来で小幅な上昇、前年比では約20%の上昇となった。

ビットテンソル(TAO)、ニアプロトコル(NEAR)、インターネットコンピューター(ICP)などのAIトークンは、エヌビディアの業績が予想を上回ったことを受けて小幅上昇したものの、この日は大幅な下落となった。それでも、エヌビディアのデータセンター事業の73%の成長を牽引した主な要因は、継続的なAI需要だった。

最近の世界貿易の不確実性のなかでの見通しについて、エヌビディアは、米国と中国間の関税関連の制限により、第2四半期の売上高が市場予想を下回ると予想していると述べた。

|翻訳・編集:廣瀬優香
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|原文:Nvidia’s Earnings Beat May Help AI-Linked Tokens