
ビットコイン(BTC)保有戦略を進めるメタプラネットは5月29日、第17回普通社債の発行を取締役会で決議したと発表した。社債の総額は2100万ドル(約30億円、1ドル145円換算)となる。
同社は前日28日にも、第16回普通社債(総額5000万ドル、約73億円)の発行を発表しており、両社債の払込期日はそれぞれ発表当日とされている。
これにより、同社は2日間で合計7100万ドル(約103億円)を調達し、全額をビットコイン投資に充当する予定だ。なお、両社債の割当先はEVO FUNDである。
メタプラネットは5月19日、1004BTCの追加購入を発表。これにより、同社のビットコイン総保有枚数は7800BTC、総購入額は1053億8400万円と、1000億円の大台を突破している。
仮に今回の調達資金約103億円が、同社の直近の平均取得価格(1BTCあたり約1513万円)で全てビットコイン購入に充てられた場合、約680BTCの追加取得が見込まれる。
これにより、同社の総保有量は約8480BTCとなり、企業によるビットコイン保有量ランキング(Bitcoin Treasuries調べ)において、現在世界10位に位置する米フィンテック大手Block社(8584BTC保有)の保有量に肉薄する。
|文:栃山直樹
|画像:メタプラネットウェブサイトから(キャプチャ)