
- SOL/ETH比率は、長期にわたる上昇トレンドが終わり、イーサリアムがソラナのパフォーマンスを上回ることを示唆している。
- XRPの4月の安値からの回復は終わったようだ。
プログラミング可能なブロックチェーンであるソラナは、時価総額でのライバルであり、主要なスマートコントラクトブロックチェーンであるイーサリアムを追い抜く勢いだとここ数カ月で複数のウォッチャーが指摘してきた。
しかし、テクニカル分析によると、現時点ではイーサリアムブロックチェーンのネイティブトークンであるイーサリアム(ETH)がソラナブロックチェーンのソラナ(SOL)よりも優位に立っているようだ。
TradingViewのデータでは、SOL/ETH比率は2023年9月、2024年6月、2024年12月の安値を結ぶ上昇トレンドラインを割った。つまり、イーサリアムに有利な状況に転換しており、イーサリアムは近いうちにソラナのパフォーマンスを上回る可能性がある。

さらに、週足チャートのMACDヒストグラムは赤色になっており、下落モメンタムが強まっていることを示している。
次のサポートラインは0.055(2月25日の安値)だ。ソラナの弱気な見通しを覆すには、SOL/ETH比率は一目均衡表の雲を再び上抜ける必要がある。
XRPの上昇トレンドが終了
市場トレンドの転換を示しているもう一つの暗号資産(仮想通貨)は、国境を越えた決済向けに設計されたエックス・アール・ピー(XRP)だ。
XRPは、4月初旬の1.6ドル(約230円、1ドル145円換算)付近の安値からの回復を示していた強気の上昇チャネルを割った。

今回の下抜けにより、今年初めに何度か底値として機能した2ドルのサポートラインが見えてきた。買い手がこの水準を守れなければ、1.60ドルへのさらなる下落が予想される。
上方向では、強気派が目指す水準は直近の高値2.65ドルだ。
|翻訳・編集:林理南
|画像:Maxim Hopman/Unsplash
|原文:Solana’s 18 Month Long Bull Run Against Ether Is Over; XRP Ends Mini-Uptrend