
- OpenSeaのプラットフォーム「OS2」が正式にベータ版を終了し、一般公開された。
- OpenSeaがNFTからより広範な暗号資産市場への転換を継続するなかで、同プラットフォームは、19のブロックチェーンにまたがるトークン取引機能を備えている。
- SEAトークンは一連の製品がリリースされたあとに利用可能になると、OpenSeaの最高マーケティング責任者は述べた。
NFT(非代替性トークン)の取引プラットフォームであるオープンシー(OpenSea)は、「OpenSea2(OS2)」のベータ版期間を経て、アップグレード版を正式に一般公開した。
OpenSeaがNFTからより広範な暗号資産(仮想通貨)市場への転換を継続するなかで、改良された製品は現在、19のブロックチェーンにまたがるトークン取引機能を備えている。
「OS2は次世代のOpenSeaの基盤だ」とOpenSeaの共同創設者兼CEO、デビン・フィンザー(Devin Finzer)氏は声明で述べた。「我々はプラットフォームを根本から再構築し、NFTからトークンまで、チェーンやコミュニティ全体にわたるオンチェーンのあらゆるものにとって最高の目的地にすることを目指した」
OpenSeaはまた、オンチェーン活動を「XPポイント」で評価する報酬システムの刷新を発表。「Voyages」と呼ばれるこのシステムは、ギャラリーの共有、オンチェーンスワップの完了、NFTの購入など、基本的なアクティビティを完了したユーザーにXPを付与する。
「Voyagesは、OpenSeaにおけるより意図的なエンゲージメントに向けた明確な一歩だ」とフィンザー氏は述べた。「これは、プラットフォームがチェーンや資産、体験にわたって実現できるあらゆることを、人々が探求するよう促すものだ」
ネイティブトークン「SEA」
ユーザーは最終的に、蓄積したXPを使って、OpenSeaのネイティブトークンであるSEAの待望のエアドロップを要求できるようになる。
OpenSeaの最高マーケティング責任者、ダム・ホランダー(Adam Hollander)氏はブログ投稿で、トークンのリリース時期に関するコメントを「毎日読んでいる」としながらも、一連のリリースが完了したあとに、OpenSea財団(OpenSea Foundation)がトークン生成イベント(token generation event:TGE)でトークンを発行すると主張している。
「この4年間、皆さんのすぐ隣で最前線で取引してきた者として、SEAのエアドロップを望む気持ちはよく理解している」とホランダー氏は述べた。「しかし、これはありふれたTGEではなく、特別なTGEなのだ。これを成功させることは、財団とOpenSeaだけでなく、業界全体にとっての勝利となるだろう」
OpenSeaは、トークンのリリース日をまだ設定していない。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:OpenSeaプラットフォーム(OpenSea)
|原文:OpenSea Announces Upgraded Platform, Says SEA Token Airdrop to Come Later