
本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は2.5。2回続いた階段状の上昇パターンは不発。上昇一服、横ばい圏に入ったことはどの指標でも確認できる。
1500万割れのサポートは強そうだが、MACDやRSIはダイバージェンス。このままレンジ取引きを続けるのか、もう一段、調整が入るのか、どちらの可能性も意識しておいた方が良さそうだ。平均点が3を割っているので、どちらかと言えば後者と言うこととなる。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析

前回、2週間程度もみ合って急騰を繰り返す階段状のパターンが「2度あることは3度ある」なのか「3度目の正直」でこのパターンが崩れるのか、と申し上げ、前者の場合は5月29日前後に1730万円前後が目途となると申し上げたが、どうやら後者のパターンとなった。
上昇チャネルからも下抜け、上昇が一服、少し調整しそうな形となっている。とはいえ、レンジの下限1495万円や5月6日からの上昇の半値押し1475万円などサポートがいくつも並んでいる。
評点:3
移動平均線

ゴールデンクロスかつ両線とも上向きで悪くないが、間隔が狭まっておりデッドクロスしそうにも見える。
評点:3
一目均衡表

3役好転の買いサイン継続だが、このまま横ばいだと来週後半から再来週にかけて遅行線とローソク足とがクロスしかねない。
評点:4
ボリンジャーバンド

スクィーズで上昇トレンド一服。
評点:3
MACD

デッドクロス。ダイバージェンス気味。
評点:1
RSI

買われすぎゾーンから50台に戻ってきたが、ダイバージェンスが発生、もう一段の調整を示唆していそう。
評点:1
評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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