
米ファストフードチェーン「ステーキ・アンド・シェイク(Steak n’ Shake)」は、ビットコイン(BTC)決済を導入してからまだわずか2週間。だが、同社とその顧客の「双方」にとってすでに勝利だと同社最高執行責任者(COO)のダン・エドワーズ(Dan Edwards)氏は語った。
ラスベガスで開催された「Bitcoin 2025」で5月27日、ビットコイン決済は従来のクレジットカード決済よりも、高速かつ低コストとエドワーズ氏は述べた。
「顧客がクレジットカードではなくビットコインでの支払いを選べば、当社にかかる処理手数料は約50%削減される。これは、ビットコインは顧客にとって勝利であり、商業者としての我々にとって勝利であり、そして、ビットコイン・コミュニティにとって勝利だ」
同社がビットコイン決済を導入した5月16日、世界全体でのビットコイン決済のうち、500件に1件が同社で行われたという。
「ビットコインを受け入れることで、顧客がどこにいても対応することができる。当社は、支払い手段としてもう1つの現実的な選択肢を提供したいと思っていた。現金やクレジットカードと並んでビットコインを支払い手段として顧客に提供することで、ビットコインを他のグローバルな決済手段と並ぶものにすることができると理解している」
さらにエドワーズ氏は、ビットコインで購入できるのはハンバーガーやフライドポテトだけではなく、同社のフランチャイズ権も購入可能と述べた。
ビットコイン決済での成功を足がかりに、同社はロボ・タクシー、サイバー・シェフ、ドローンといったテクノロジーの活用して、同社のプロダクトを未来に導く手段を模索しているとエドワーズ氏は語った。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
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|原文:Steak n’ Shake COO Says Bitcoin Payments Cut Processing Fees in Half