1088ビットコイン追加購入のメタプラネット、保有量で再び世界10位に

ビットコイン(BTC)保有戦略を進めるメタプラネットは6月2日、1088BTCを追加購入し、総保有枚数が8888BTCに達したと発表した。

これにより、企業によるビットコイン保有量ランキング(Bitcoin Treasuries調べ)において、米フィンテック大手Block社(8584BTC保有)を上回り、メタプラネットが再び世界で10番目に多くのビットコインを保有する企業となった。

今回の追加購入における平均購入価格は1BTCあたり1551万9019円、購入総額は168億8500万円であった。

メタプラネットはビットコイン購入のための資金調達の動きも活発化している。直近では5月28日と29日の2日間で、EVO FUNDを割当先とする普通社債を連続して発行し、合計7100万ドル(約103億円、1ドル145円換算)を調達。これらの資金も全額ビットコイン投資に充当する方針を示していた。

同社がビットコイン保有量で世界トップ10入りするのは今回が初めてではない。2025年3月18日にも、総保有数が3200BTCに達した時点で、Bitcoin Treasuriesのランキングで世界10位に浮上していた。

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また、サイモン・ゲロヴィッチ(Simon Gerovich)CEOは今年の年頭に、「私たちの目標は、世界でトップ10のビットコイン保有企業にランクインすること。そのためには、保有量を10000BTC以上に増やす必要がある」との目標を掲げていた。今回の追加購入により、掲げた目標の約9割の保有量に上半期で到達したことになる。

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|文:栃山直樹
|画像:メタプラネットWebサイトから(キャプチャ)