
- マラ・ホールディングス(MARA Holdings)は5月、950枚のビットコインをマイニングした。これは4月と比べると35%の増加で、追加に成功したブロック数は記録的な282ブロックとなった。
- マラのCEOは、自社運営のマラプールとブロック報酬における運が、この好成績の要因だと語った。
- マラは5月、ビットコインを売却しないことを選択し、同社の総ビットコイン保有数は4万9179枚に達した。
ビットコイン(BTC)マイナーのマラ・ホールディングスは5月、950枚のビットコインをマイニングした。これは前月比では35%増で、2024年4月のビットコイン半減期以来の最高水準だったと、同社は6月3日に発表した。
マラはまた、追加に成功したブロック数が合計282ブロックと、新たな月間内部記録を樹立し、4月比では38%の増加となった。
マラのCEO、フレッド・ティール(Fred Thiel)氏は、同社の垂直統合型テクノロジースタックと自社所有のマラプールが業績向上に寄与したと述べた。
「自社プールを運営することで、第三者に手数料を支払うことなくすべてのブロック報酬を保持できる」とティール氏は説明し、マラプールのブロック報酬が、サービス開始以来ビットコインネットワークの平均を10%以上上回っている運(実際の報酬と期待される報酬の乖離を指し、マイナーがハッシュレートに対して予想以上に多くのブロックを発見した場合、そのマイナーは幸運と見なされる)もあったと付け加えた。
マラのハッシュレートは5月にやや上昇し、58.3 EH/sに達した一方、マイナー報酬のシェアは前月の5.1%から6.5%に増加した。取引手数料は総報酬の1.5%を占め、4月よりもやや高かった。
マラは5月中にビットコインを売却せず、すべての保有分をバランスシート上に維持した。5月31日時点での保有数は4万9179BTCである。
3日の取引でマラの株価は5.5%上昇し、ビットコインの価格も10万6000ドルをわずかに上回る水準へと小幅に上昇した。
|翻訳・編集:山口晶子
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|原文:Bitcoin Miner MARA Holdings Posts Record Block Wins, Produces 950 BTC in May