ワールド・リバティ・ファイナンシャル、WLFI保有者に47ドル相当のUSD1をエアドロップ
  • トランプ一族が支援する暗号資産企業ワールド・リバティ・ファイナンシャルは、WLFIトークンセールに参加した各ウォレットに、47ドル相当のUSD1ステーブルコインをエアドロップした。
  • USD1は米ドルにペッグされ、米国債に裏付けられており、チェーンリンクのCCIPを通じて複数のブロックチェーンに広がっている。
  • USD1は時価総額が2億ドルと小さいものの、MGXによるバイナンスへの20億ドルの投資との関連性から注目を集めている。

トランプ一族が支援する暗号資産(仮想通貨)企業、ワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial)は、WLFIトークンセールに参加した各ウォレットに、同社のUSD1ステーブルコインを47ドル(約6815円、1ドル=145円換算)分ずつエアドロップした。

この措置は、米ドルにペッグされ、米国債と法定通貨準備金で裏付けられたUSD1が、チェーンリンク(Chainlink)のクロスチェーン相互運用プロトコル(CCIP)によって、複数のブロックチェーンに拡大する中で実施された。

USD1の時価総額は2億ドル(約290億円)で、テザー(USDT)やサークルのUSDコイン(USDC)と比べるとまだ小さいが、トランプ氏とのつながりと、MGXの20億ドル(約2900億円)のバイナンス(Binance)への投資を完了するための公式ステーブルコインとして正式に採用されたことを考えると注目に値する。

47ドルの支払いはトークン保有者にとって人生を変えるような金額ではないが、保有者を巻き込み、Xでプロジェクトに関する話題を盛り上げるには十分だった。

今回の送金は、ワールド・リバティ・ファイナンシャルが6月3日に報じられた通り、数カ月以内に独自の暗号資産ウォレットを立ち上げる準備をしている中で行われた。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Jesse Hamilton/CoinDesk
|原文:Trump Family-Backed World Liberty Financial Just Sent Everyone a (Small) Stimulus Check