ビットコイン7%の下落でも、強気のチャートパターンはまだ健在

ビットコイン7%の下落でも、強気のチャートパターンはまだ健在

Brady Dale
公開日:2019年 12月 3日 17:30
更新日:2019年 12月 3日 17:30
  • ビットコインは先週の価格上昇分の45%以上を失った。だが、3日足チャートでは6847ドル(約75万円)の支持線を超えたところで価格を維持しており、見通しは強気なままだ。
  • 7665ドル(約84万円)でのトレンドラインが抵抗線として再び試される可能性が高い。それを破れば、11月29日の高値7870ドル(約86万円)まで上がる可能性もある。
  • 6847ドル以下を受け入れることは、3日足チャートでの上昇反転パターンが無効であることを意味し、最近の安値6515ドル(約71万円)が現れることになるかもしれない。しかしMACDヒストグラムがゼロ以上で強気になっていることから、その可能性は低いだろう。

ビットコインは6850ドル(約75万円)近くの支持線をはるかに上回って、短期的な強気傾向を保っている。

現在、ビットコインは11月29日に記録した高値7870ドル(約86万円)から7.3%下落した7330ドル(約80万円)付近で取引されている。

この48時間の下落でビットコインは、11月25日の6カ月ぶりの安値6515ドル(約71万円)からの調整的な値上がりの45%以上を失った。

その結果として、人気トレーダーでアナリストのジョッシュ・レイジャー(Josh Rager)氏などを含む投資家コミュニティーの多くは、短期的な上昇は終了し、1万ドル(約109万円)から6500ドル(約71万円)への下落に象徴されるような全体的な弱気傾向が再開した可能性が高いと考えている

このような議論は、新たな低めの高値パターンを示す日足チャートを見ると論理的に思える。

日足チャートと8時足チャート

ビットコインは11月29日、期待通り7800ドルへと高騰した。だが、10月26日から11月15日の高値にかけて下降しているトレンドラインの抵抗線で頭打ちとなった。

また、1万350ドルから6511ドルへの下落のフィボナッチ・リトレースメントの38.2%となる7775ドルを超えて取引を終えることはできなかった。

実質的には、11月29日の主要な水準での頭打ち以後、強気筋は上昇の勢いを維持することができず、ビットコインはそれ以来、売り圧力を受けている。

ビットコインは現在、下降のトランドラインの抵抗線で「弱気な低めの高値」となっている。

さらに8時間足チャートは現在、フラッグ・ブレイクダウンを示しており、1万350ドル付近の最近の高値からの急落が再開することを示唆している。

それでも、3日足チャートで先週確認された強気の反転パターンはまだ有効だ。

3日足チャート

ビットコインは11月26日までの3日間にローソク足のハンマーを作り、急落からの売り手の疲弊を示した。

より重要なことに、ビットコインは11月29日までの3日間に8%上昇し、ローソク足ハンマーの高値7380ドルを超えたところで受け止められた。これはロウソク足ハンマーに強力に従うことを示し、弱気から強気への短期的なトレンドの変化を確認した。

仮に緑色のロウソク足の安値6847ドルを下回ることになれば、強気パターンは無効となるだろう。

時間足チャートと日足チャート

取引高はここ48時間で減少し、7870ドルからの下落は実体を欠いている。取引高の少ない下落はしばしば、短期に終わる。

一方、トレンドの変化を見極め、その強さを測ることに利用される指標である日足チャートMASDヒストグラムは、ゼロ以上の値となり、強気のシグナルを送っている。

その結果として、ビットコインが6847ドルの支持線を割る可能性は低く、現在7665ドルの下降トレンドラインの抵抗線まで反発する可能性もある。

仮に週末に確立された7870ドルの低めの高値を越えることができれば、短期的な強気という主張は強さを増すだろう。

テクニカル分析理論の通り、より長めの時間枠で捉えることが1日以内のチャートに優先されることは注目に値する。つまり、ビットコインが8時間足チャートや日足チャートで重く見えていても、3日足チャートのパターンは売り手側に注意を促す正当な理由となる。

翻訳:山口晶子
編集:増田隆幸
写真:Shutterstock
原文:Bullish Bitcoin Chart Pattern Still Intact Despite 7% Price Drop