ポリマーケット、最大150億ドルの評価額で資金調達目指す──6月の評価額の10倍超
  • ポリマーケットは、120億ドル(約1兆8360億円、1ドル153円換算)から150億ドル(約2兆2950億円)の評価額での新たな資金調達について、投資家と初期段階の協議を行っている。
  • この水準は、6月にピーター・ティール氏のファウンダーズ・ファンドが主導するラウンドで2億ドル(約306億ドル)を調達した際の評価額10億ドル(約1530億円)の10倍超。
  • 競合のカルシも、今月初めに50億ドル(約7650億円)の評価額で3億ドル(約459億円)を調達したのに続き、評価額100億ドル(約1兆5300億円)超でのさらなる資金調達に向けて協議を行っている。

ブルームバーグ(Bloomberg)は23日、事情に詳しい関係者の話として、予測市場プラットフォームのポリマーケット(Polymarket)が、120億ドル(約1兆8360億円)から150億ドル(約2兆2950億円)の評価額での新たな資金調達に向けた初期段階の協議を行っていると報じた。

この水準は、6月にピーター・ティール(Peter Thiel)氏のファウンダーズ・ファンド(Founders Fund)が主導するラウンドで2億ドル(約306億ドル)を調達した際の評価額10億ドル(約1530億円)の10倍超だ。

ポリマーケットは2024年の米大統領選キャンペーン中に注目を集め、当時、プラットフォーム上では80億ドル(約1兆2240億円)超の賭けが行われた。今年初めにDuneが行った調査によると、ポリマーケットは現実世界の出来事を90%を超える精度で予測していたことが示されている。

ポリマーケットは今週、競合のカルシ(Kalshi)と共に、NHL(National Hockey League)と複数年にわたるライセンス契約を締結し、NHLはスポーツブック業界以外で商標使用を許可した初のプロスポーツリーグとなった。

カルシは今月初め、50億(約7650億円)の評価額で3億ドル(約459億円)を調達。ブルームバーグの報道によると、同社は現在、評価額100億ドル(約1兆5300億円)超でのさらなる資金調達に向けて協議を行っている。

ポリマーケットとカルシの両社とも、米CoinDeskのコメント要請にすぐには応じなかった。

|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:CoinDesk/Jesse Hamilton
|原文:Polymarket Seeks Investment at Valuation of $12B-$15B: Bloomberg

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