テザー、金価格上昇を受けて第3四半期のトークン化金の準備資産が11.6トンを突破
  • テザー(Tether)社は、同社のトークン化された金テザーゴールド(XAUT)が9月末時点で、スイスに保管されている37万5000オンスの現物の地金に裏付けられていたと述べた。
  • テザーゴールドの時価総額は、金価格の上昇と新興市場の個人投資家からの需要によって牽引され、10月時点で21億ドルまで急上昇した。 
  • トークン化された金は、投資家が現物の金を保管することの複雑さなしに、ブロックチェーンベース上で表現された金を保有することを可能にする。

世界最大のステーブルコインUSDTを手がける暗号資産(仮想通貨)企業のテザー社は、投資家の金に対する需要が高まる中、同社が発行するトークン化された金の価値を裏付けるために11.6トンを超える地金を保有していた。

エルサルバドルのデジタル資産の枠組みの下でTG Commoditiesによって発行されるテザーゴールド(XAUT)は、9月30日時点で37万5000オンス、約11.6トンの現物の金に裏付けられていた。

テザー社の声明によると、各トークンは1対1で1トロイオンスの純金に裏付けられており、準備資産はスイスに保管されている。

テザーゴールドの時価総額は第3四半期、14億ドル(約2100億円、1ドル=152円換算)を超えて急増したが、これはインフレ懸念、地政学的な不安定さ、各国中央銀行からの需要の高まりの中で金が新しい最高値まで高騰したためである。

テザーゴールドは10月を通して成長し続け、金が4500ドルの高値をつけた時点で時価総額21億ドルに達した。 

テザー社のCEOパオロ・アルドイノ(Paolo Ardoino)氏は先週のCoinDeskのインタビューで、時価総額の成長は主に、新興国の個人投資家からの需要の急増に牽引されたと述べた。 

トークン化された金は、投資家が現物の保管や物流の複雑さなしに、ブロックチェーンベースで表現された金を暗号資産ウォレットを使って保有することを可能にする。

また、ETF(上場投資信託)のような他の伝統的なデリバティブ金融商品にアクセスできなかったり、貴金属口座を開設することのできない投資家にも、金への投資機会を提供する。

|翻訳・編集:山口晶子
|画像:CoinDesk
|原文:Tether Tokenized Gold Reserves Exceeded 11.6 Tons in Q3 Amid Yellow Metal’s Rally

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