コンセンシス、IPOを計画か──JPモルガンとゴールドマン・サックスが主幹事と報道
  • ウォレットのメタマスクを開発したコンセンシスは、JPモルガン・チェースとゴールドマン・サックスを主幹事としてIPOを行うことを計画しているとアクシオスが報じた。
  • イーサリアムブロックチェーンの開発を行っているコンセンシスは、シャープリンクも支援している。シャープリンクは今週、コンセンシスのレイヤー2ネットワークであるリネア上のオンチェーン利回り戦略に2億ドルを投入すると発表した。
  • アメリカの規制の透明性が高まる中、サークル、ジェミナイ、ブリッシュなど今年相次いで上場する暗号資産関連企業に追随する動きだ。

ウォレットのメタマスク(MetaMask)を開発したブロックチェーンソフトウェア企業コンセンシス(Consensys)は上場を計画しており、IPO(新規株式公開)の主幹事にJPモルガン・チェース(JPMorgan Chase)とゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)を選定した。アクシオス(Axios)が29日に報じた。この上場が実現すれば、世界第2位の規模のブロックチェーンであるイーサリアムブロックチェーンのインフラ構築企業による株式公開としてはこれまでで最も重要なものの一つになるだろう。

コンセンシスの広報担当者はCoinDeskの取材に対し、「現時点で発表できることはない」とコメントした。しかし、成長のための選択肢の評価継続的に行っているとし、「当社は、その影響力を拡大するための機会を常に模索している」と述べた。

イーサリアムブロックチェーンの共同創設者であるジョセフ・ルービン(Joseph Lubin)氏によって設立されたコンセンシスは、ユーザーと開発者がイーサリアムブロックチェーンのアプリケーションを操作できるようにするツールを開発している。同社の最も有名な製品であるメタマスクは、数百万人が利用しているデジタルウォレットであり、暗号資産(仮想通貨)を保管し、トークンを管理し、ブラウザから直接分散型アプリケーションに接続できる。

また、コンセンシスはイーサリアム(ETH)のトレジャリー(財務)管理会社であるシャープリンク(SharpLink)も支援している。シャープリンクは28日、保有資産のうち2億ドル(約300億円、1ドル150円換算)をオンチェーン利回り戦略に投入する計画を発表した。この資金はコンセンシスが育成するレイヤー2ネットワーク「リネア(Linea)」に配分される見通しだ。リネアはイーサリアムブロックチェーンのトランザクション(取引)をより高速かつ安価にすることを目指している。

コンセンシスが株式を公開すれば、長年の投資家心理の慎重さと不明確な規制環境を経て今年アメリカの取引所に上場した他の多くの暗号資産ネイティブ企業の仲間入りを果たすことになる。こうした企業には、ステーブルコイン発行会社のサークル(Circle)、暗号資産取引所のジェミナイ(Gemini)、暗号資産プラットフォームのブリッシュ(Bullish)が含まれる。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Shutterstock
|原文:Consensys Plans Public Debut, Taps JPMorgan and Goldman Sachs to Lead IPO: Axios

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