協定世界時10月30日のアナリスト分析によると、市場では長期トレンドラインの再テスト、投資家の恐怖感の高まり、そして初期サポートゾーンの確認が指摘された。
一方、CoinDesk Research（コインデスク・リサーチ）のテクニカル分析データモデルでは、取引量の増加とサポート付近での狭いレンジ相場が示された。
アナリストのコメント
暗号資産メディア「Altcoin Daily」は、強気相場ではビットコインが50週移動平均線を再テストすることが一般的と指摘。長期トレンドラインは10万3000ドル付近に位置しているという。
「再テスト」とは、価格が重要なトレンドラインまで下落し、買い手が再び現れるかどうか、つまり価格が上昇するかどうかを確認することを指す。
暗号資産データ分析プラットフォームのSantiment（サンティメント）によると、10月30日にビットコインが10万7000ドル付近まで下落したことで、SNS上では「10万ドル割れ」を予想する投稿が急増した。
チャートのタイトルには、個人投資家の「恐怖感は2週間前の急落以来で最高水準」と記されている。だがサンティメントは、市場はしばしば「多数派の予想とは逆方向に動く」とも指摘している。
米CoinDeskのシニア・アナリスト、オムカー・ゴッドボール（Omkar Godbole）氏は、9万7000ドルが「最初のサポートに思える」と述べた。同氏のチャートでは、広い持ち合いレンジの下限が9万ドル台後半にあり、これまで下落が止まってきた水準として9万7000ドル付近に注目している。
｜翻訳・編集：CoinDesk JAPAN編集部
｜画像：Santiment
｜原文：Retail Bitcoin Traders Are Showing Most Fear Since Oct. 20 Crypto Crash: Santiment
