- ビットワイズは、ソラナ・ブロックチェーンとそのネイティブトークンのSOLが、急成長するステーブルコインとトークン化資産の市場から恩恵を受ける可能性があると述べている。
- ブロックチェーンの速度と開発者コミュニティが主要な強みだとビットワイズは見ている。
- ウエスタンユニオンがソラナ上でステーブルコインをローンチしたことは、機関投資家層の関心が高まっていることを示している。
ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management)は、ソラナ(SOL)への投資は実質的に2つの賭けだと述べた。1つはステーブルコインとトークン化インフラ市場が劇的に成長すること、もう1つはソラナ(Solana)・ブロックチェーンがその市場でより大きなシェアを獲得することだ。
イーサリアム(Ethereum)はステーブルコイン発行とトークン化資産分野で依然として支配的な存在であり、トロン(Tron)、ソラナ、バイナンス・スマート・チェーン(Binance Smart Chain)が挑戦者として追随していると今週初めにソラナ・ステーキングETF(BSOL)の取引を開始したビットワイズは10月29日のブログ投稿で述べた。
これらのネットワークが支える市場規模は合計7680億ドル(約115兆2000億円、1ドル=150円換算)に達し、ソラナのシェアは1070億ドル(約14%、約16兆500億円)であることは成長の余地を示唆しているとビットワイズの最高投資責任者、マット・ホーガン(Matt Hougan)氏は書いている。
ホーガン氏は、ステーブルコインとトークン化された資産が世界市場を変革するプロセスはまだ初期段階にあると考えている。決済手段としてのステーブルコインの普及や資産のデジタル化が進むにつれ、この変革を支えるブロックチェーンは急成長する可能性があるという。
ホーガン氏はイーサリアムに対して強気の見方を維持しつつも、ソラナの強みである処理速度、使いやすさ、コミュニティ主導のイノベーションを強調した。
彼はソラナが機関投資家層での採用で追い上げていると指摘し、ウェスタンユニオン(Western Union)が最近決定したステーブルコイン・プロジェクトでソラナの採用を、勢いが増している兆候として挙げた。
ビットワイズの予測が正しければ、ソラナは急拡大する市場と拡大するシェアの両方から恩恵を受け、次の暗号資産サイクルにおける傑出した成功事例の一つとなる可能性がある。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:ビットワイズの最高投資責任者、マット・ホーガン氏(Suzanne Cordiero/CoinDesk/Shutterstock)
|原文:Crypto Asset Manager Bitwise Makes Case for Solana’s Next Big Run


