XChatのP2P暗号化システムは、ビットコインに類似:イーロン・マスク氏
  • Xは、Xアプリ内にチャット機能を残すが、今後数カ月以内に独立したXChatもリリース予定。
  • マスク氏は、XChatのピアツーピア (P2P) 暗号化アプローチをビットコインと比較し、広告のフックは一切存在しないと述べた。
  • アプリ内チャットは現在、Xプレミアムのユーザー向けにベータ版として提供されており、テキストメッセージの送受信、ファイルやメディアの共有が可能。音声通話とビデオ通話は、今後リリース予定。

テスラ(Tesla)とスペースX(SpaceX)のCEO、イーロン・マスク(Elon Musk)氏は、自身のソーシャルメディア企業Xが、今後数カ月以内に独立した「X Chat」をリリースすると述べた。この機能はプラットフォームに組み込まれ、「ビットコインに類似する」ピアツーピア(P2P)暗号化を採用する予定だ。

10月31日にポッドキャスト「Joe Rogan Experience」に出演したマスク氏は、Xが「メッセージングスタック全体をXChatとして再構築した」と述べ、セキュリティを二元的なものではなく、「安全性の度合い」として捉えるべきだと主張。同氏は、ピアツーピア方式のモデルについて説明し、目標はメッセージングアプリの中で「最も安全性の高い」チャットを作ることだと述べた。

「これは、ピアツーピアベースの暗号化システムを使用している。つまり、ビットコインに類似した仕組みだ。私はこれを非常に優れた暗号化方式だと考えている」とマスク氏は述べ、現在徹底的なテストを実施していると付け加えた。

マスク氏は、このチャットアプリには、一部の競合メッセンジャーアプリのような「広告のフック」は存在しないと述べ、そのような仕組みは悪用された場合にリスクを招くと指摘した。

XChatは、「数カ月以内」にリリース予定の専用アプリとして提供されるほか、Xアプリ内にも統合される予定。いずれのバージョンにおいても、全機能が利用可能になれば、ユーザーはテキストメッセージの送受信、ファイル共有、音声およびビデオ通話ができるようになる。

この新しいメッセージングシステムは、Xの既存のダイレクトメッセージ機能のアップグレード版となり、現在はXプレミアムの加入者向けにベータ版として提供されている。アプリ内チャットは、電話番号ではなくXのユーザー名に紐づけられたテキスト、写真、メディア添付ファイル、GIF、ファイル共有をサポートしている。

マスク氏がここ数カ月でビットコインに言及したのは、今回が初めてではない。10月14日、金、銀、ビットコインが史上最高値、またはそれに近い水準にある理由を説明しようとしたゼロヘッジ(ZeroHedge)のXの投稿にマスク氏は返信し、「だからこそビットコインはエネルギーに基づいている。偽の法定通貨を発行することは可能だし、歴史上あらゆる政府がそうしてきた。だが、エネルギーを偽造することは不可能だ」と述べた。

|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:Shutterstock
|原文:Tesla CEO Elon Musk Says X Chat’s New P2P Encryption System Is Similar to Bitcoin’s

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