中国企業Cango、ビットコインマイニング事業強化と、AI向けHPC市場への参入を目指す
  • カンゴは、稼働率の向上と事業運営におけるエネルギー効率の改善を通じて、ビットコインマイニング事業の最適化を優先すると発表。
  • 同社はAI向けHPC分野への参入も目指している。
  • 同社の取締役会はニューヨーク証券取引所への直接上場を承認し、11月17日に上場する予定。

1年前にビットコイン(BTC)マイニング事業に転換した、中国の自動車取引サービスプラットフォームのカンゴ(Cango)は、同分野での基盤を強化するとともに、人工知能(AI)向けハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)市場への参入も計画している。

カンゴは6日に株主宛ての書簡の中で、稼働率の向上と事業運営におけるエネルギー効率の改善を通じて、ビットコインマイニング事業の最適化を優先すると述べた。

同社は、大規模言語モデル(LLM)のトレーニングや膨大なデータセットの分析といった複雑なAIタスクを支える技術であるHPC分野への参入も目指している。

これらの目標の一環として、カンゴは「二重用途のエネルギーインフラの取得と開発を継続し、当社の資産が当面のビットコインマイニングのニーズを満たしつつ、将来のHPC展開をサポートできるように設計する」と述べた。

同社の取締役会は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)への直接上場も承認しており、11月17日に上場する予定だ。

カンゴは昨年11月にビットコインマイニング事業に参入し、4億ドル(約612億円、1ドル153円換算)を投じて毎秒50エクサハッシュ/秒(EH/s)の能力を獲得した。

その後、同社はジョージア州にある50メガワット(MW)のマイニング施設を1950万ドル(約29億8350億円)で取得し、ビットコイン保有量を6400BTC強(6億5600万ドル相当、約1003億6800万円相当)にまで増やした。

カンゴの株価は、5日の終値時点で3.55ドルだった。これは1年前と比べて27%超上昇しているが、夏の大部分を通じて取引されていた5~5.50ドルのレンジと比べると約50%低い水準だ。

|翻訳・編集:廣瀬優香
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|原文:Cango Eyes Strengthening of Bitcoin Mining Operations, Entry Into AI HPC Market

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