アメリカ初のXRP現物ETF、11月13日に上場の可能性
  • カナリー・ファンドのXRPトラストは、ナスダックの承認が得られれば、アメリカ初の純粋なXRP現物ETFとなる。
  • このETFの立ち上げにより、XRPの流動性が向上し、これまで暗号資産への直接的なエクスポージャーを避けてきた投資顧問の関心を集めるだろう。
  • 承認されれば、リップル社と暗号資産市場全体にとって、大きなマイルストーンとなり、ビットコインやイーサリアムを超えた広がりを見せる可能性がある。

カナリー・ファンド(Canary Funds)のエックス・アール・ピー(XRP)トラストは、アメリカで初めての純粋なXRP現物ETF(上場投資信託)として上場する可能性がある。同社は11月11日にアメリカ証券取引委員会(SEC)にフォーム8-Aを提出した。

ブルームバーグ(Bloomberg)のシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス(Eric Balchunas)氏によれば、この提出は取引開始の準備が整ったことを示し、運用開始前の最終手続き段階に当たる。ETFの上場が成功すればXRPの流動性基盤を拡大し、これまで直接的な暗号資産(仮想通貨)へのエクスポージャーを避けてきた登録投資顧問からの資金流入を誘発する可能性がある。

ナスダック(Nasdaq)が上場を承認すれば(アメリカ東部標準時11月12日午後5時半:日本時間13日午前7時半までに承認される見込み)、ETFは発効し、13日の取引開始に向けた最後の規制上のハードルをクリアする。この商品は1933年証券法の適用を受け、先物やハイブリッド構造ではなく、XRPへの直接的なエクスポージャーが認められる。

ビットコイン(BTC)現物ETFが2024年1月にデビューしてから約2年後のこの承認は、リップル(Ripple)社のエコシステム、そしてより広範な暗号資産市場にとって画期的な出来事になるだろう。

このETFは、規制対象の信託に保管されたXRPの現物によって1対1で裏付けられている。一方、レックスオスプレイ(REX-Osprey)が最近発表したXRP ETFも1940年投資会社法に基づいて運用されるが、混合資産構造を通じてXRPへのエクスポージャーを部分的にしか提供していない。

部分的なエクスポージャーは、トラッキングコストの上昇と税制上の優遇措置の不利を招く。

CoinDeskの分析によると、カナリーのETFのデビューはより明確な価格発見を促進し、機関投資家がビットコインやイーサリアム(ETH)以外のアルトコインベースの商品にシフトするかどうかの試金石となる可能性がある。

XRPは12日のアジア取引時間の午前中に2.48ドル付近で取引され、市場全体の下落に伴い24時間で5%下落した。

イーサリアム現物ETFがすでに開始され、ソラナ(SOL)ETFの申請はまだ保留中であるため、XRPの承認は、アメリカの暗号資産ETF市場における資産分散の新たな段階を確固たるものにする可能性がある。これは、ビットコインとイーサリアムという2大ネットワークを超えて、支払い・決済といった明確なユースケースを持つネットワークへの拡大を実現するためのものだ。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:First U.S. Spot XRP ETF Could Go Live on Thursday

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