ビットコイン、クジラが8月以来初めて買いに回帰──価格は9万ドルを回復
  • 1万BTC以上を保有するクジラは、強力な蓄積の主体となっており、トレンドスコアは0.8を記録している。一方、個人投資家から中規模投資家まで複数の層も押し目買いを行っている。
  • この蓄積の増加は、アメリカの現物ビットコインETFのコストベースである8万2000ドルと一致しており、市場が8万ドル台を公正価格と見なしていることを示唆している。

クジラと初期のビットコイン(BTC)保有者は、2025年を通して、特に8月以降、大幅な売り越しを続けてきた。大口保有者が10万ドル(約1550万円、1ドル155円換算)を超える価格水準を好機と捉え、保有量を大幅に減らしたためだ。

しかし、今、状況は変わり始めている。

ビットコインは、10月の高値から最近35%下落した後、これまでのところ8万ドル前後で底値を付けている。ここ1週間でトレンドは売りから蓄積へと転換した。

グラスノード(Glassnode)のグループ別の蓄積トレンドスコア(Accumulation Trend Score)によると、1万BTC以上を保有する投資家は過去1週間で純蓄積に転じた。こうした大口保有者の蓄積トレンドスコアは現在0.8となっており、活発な購入活動を示している。1000~1万BTCの保有者も9月以来初めてプラスに転じた。

一方、100~1000BTCの保有者は10月から積極的に蓄積を続けており、調整局面でも買いを続けた。1BTC未満の個人保有者は、7月以来で最も活発な蓄積を行っている。

蓄積トレンドスコアは、投資家のウォレットの規模と過去15日間に蓄積されたコインの量に基づいて、残高グループ別に購入の相対的な強さを測定するものだ。数値が1に近いと純蓄積を示し、数値が0に近いと売りを示す。取引所とマイナーは計算から除外されている。

ビットコインが急速に9万ドル(約1395万円)を回復したことから、市場が8万ドル台に価値を見出していることがデータで示されている。5月のサポートレベルは8万ドル前半であり、アメリカの現物ビットコインETF(上場投資信託)のコストベースは8万2000ドルだった。これは、買い手がこのエリアをフェア・バリュー(公正価格)帯と見ているという考えを裏付けている。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Midjourney/Modified by CoinDesk
|原文:Bitcoin Whales Return to Buying for the First Time Since August as Price Recovers Above $90K

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