大荒れの後、株価はひと息、仮想通貨は反発

大荒れの後、株価はひと息、仮想通貨は反発

3月17日、株式市場がようやく足場を見つけたなか、仮想通貨市場は安定した。大半の仮想通貨価格は過去24時間、プラスに転じた。

協定世界時(UTC)3月17日19時(日本時間3月18日4時)時点、ビットコインは5000〜5500ドルで推移している。15日、FRB(連邦準備制度理事会)が緊急利下げを発表する前の週末と同じレベルだ。

UTC17日18時時点、ビットコインは5371ドルで取引され、過去24時間で7%上昇した。17日、日経平均株価はわずかに上昇し、0.06%上昇して取引を終えた。

日経平均は大きな動きを見せなかった。
出典:TradingView

日本市場がビットコインの1つの指標に

最近、日本市場は数時間後のビットコイン価格の推移を示す1つの指標のようだ。日本の主要株式指数は全体的に明らかに落ち込んでいるにもかかわらず、日経平均は狭い幅の中で上下し、ビットコインも同様に推移した。

日本市場が取引を終えたUTC5時、コインベースでの取引は金利引下げが激しい価格変動を引き起こす前の範囲に戻った。
出典:TradingView

多くの市場が似たような動きをすることは明らか──少なくとも当面の間は。

「ビットコインが他の資産と連動して取引されることは今回が初めてではない」とロンドンのデジタル資産企業Bequantのリサーチ責任者デニス・ヴィノクロフ(Denis Vinokourov)氏は述べた。

「中国との貿易戦争やイランでの地理的緊張などの他の例もある。だが、毎回、相関関係はすぐに解消された」

現状は過小評価か

仮想通貨を評価する1つの指標であるビットコインのMVRV(market value to realized value:実現価値に対する市場価値)のZ-scoreは3月13日、ゼロ以下となり、ビットコインが過小評価されていることを示した。

トレーダーの中には、最近の価格変動を一部の市場参加者の降伏の結果とみなし、買いを決断している。

「弱い参加者は去り、確信を持つ人は買っている」とスウェーデンの相対取引仮想通貨トレーダー、ヘンリク・クゲルバーグ(Henrik Kugelburg)氏は語った。

実際、他のトレーダーは、機関投資家は売り、個人投資家はディスカウント価格と考えてビットコインを買っていると見ている。

FRBの大胆な金利引下げが株式市場に期待したような即時の効果をもたらさなかったことを受け、トランプ政権は大規模な景気刺激策の検討を発表した後、協定世界時17日18時(日本時間18日3時)にS&P500種株価指数は4%上昇した。

17日、ゴールドは1%未満の上昇だった。だがゴールドは、世界各国の政府がコロナ危機に対応するために行う金利引下げや対策を市場がどう捉えているのかを示すもう1つの別の指標だ。

ゴールドの差金決済取引の推移。
出典:TradingView

「FRBが週末に金利をゼロまで引き下げた時の市場の反応を見るのはとても恐ろしい」とデジタル資産運用企業Koineの機関投資家向けセールス責任者ルパート・ダグラス(Rupert Douglas)氏は述べた。

「通常、ゴールドはもっと大きく上がる」

恐怖の中でも、トレーダーはベストを尽くすことに集中し続ける必要があるだろう──冷静に価格変動に対処するためにツールを使うことだ。

ビットコインの他には17日、リスク(LSK)は11%アップ、アイオタ(IOTA)は6%アップ、 ビットコインSV(BSV)は6%アップした。

翻訳:下和田 里咲
編集:増田隆幸
写真:CoinDesk
原文:After a Wild Ride, Stocks Take a Breather and Crypto Bounces Back

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