イーサリアム2.0、最終テストネットが稼働──2万のバリデーターが参加

イーサリアム財団(Ethereum Foundation)によると、イーサリアム2.0(Ethereum 2.0)の最終版テストネット「Medalla」が稼働した。

イーサリアム財団のハドソン・ジェイムソン(Hudson Jameson)氏は、テストネットの動作確認に必要な数のバリデーター(ビットコインのマイナーにあたる)がテストネットに参加したとツイートした。

Medallaは昨年から進められてきたイーサリアム2.0の複数のテストネットの一つ。他のテストネットと違う点は、Medallaはパブリックに公開されている。

情報サイトBeaconcha.inによると、2万を超えるのバリデーターがネットワークに参加し、約65万イーサリアム(ETH)相当がステーキングされている(テストネットでは、本物のイーサリアムではない独自トークンを使う)。

Medallaには、Prysmatic LabsのPrysm、ChainSafeのLodestar、PegaSysのTeku、StatusのNimbus、Sigma PrimeのLighthouseの5つのクライアント(ネットワークに参加するためのソフトウエア)が参加している。

イーサリアム2.0は、現行のプルーフ・オブ・ワーク(PoW)のイーサリアムネットワークをプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に切り替えるための長年の研究の集大成。

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翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:イーサリアム財団エグゼクティブディレクターの宮口あや氏(CoinDesk archives)
原文:Ethereum 2.0 Testnet Medalla Goes Live With 20,000 Validators