カードゲームにドル連動型デジタル通貨決済──クリプトキティのダッパー・ラボがUSDCを採用

カードゲームにドル連動型デジタル通貨決済──クリプトキティのダッパー・ラボがUSDCを採用

ゲームメーカーのダッパー・ラボ(Dapper Labs)とドル連動型ステーブルコイン「USDコイン(USDC)」を発行するサークル(Circle)は9月15日、ダッパー・ラボが展開するゲームに初めてステーブルコインによる決済を導入したと発表した。

ダッパー・ラボの現在の主力ゲーム「NBA Top Shot」はブロックチェーンを使ったデジタル・カードゲームで、カードを集めたり、交換することができる。CoinDeskが入手したデータによると、6月にスタートしたこのカードゲームはこれまでに200万ドル(約2億1000万円)の収益と5万8081件の取引を記録している。

このゲームでは、ノン・ファンジブル・トークン(NFT)と呼ばれる特殊な暗号資産が使われている。NFTは、トークン1つ1つがすべて唯一無二のもので、デジタル・カードゲームやデジタルアートにとって最適な形態となっている。

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主流層ユーザーを取り込む

ダッパー・ラボの決済にUSDコイン(USDC)が採用された背景には、暗号資産を使った支払いに対する抵抗を減らすことで主流層のユーザーを獲得したい思惑がある。

ダッパー・ラボは2017年に、イーサリアムブロックチェーンに混雑を引き起こした人気ゲーム「クリプトキティ(CryptoKitties)」を開発した。同社はドル連動型ステーブルコインを採用すれば、より広範なコレクション市場にアピールできるようになると述べた。

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イーサリアムはスケーリングの課題を抱えている。その課題解決の一環として、同社は今年、独自のフロー(Flow)ブロックチェーンを立ち上げた。

「我々はサークルと協力して、NBA Top Shotをはじめとするフロー上のすべての顧客に、素晴らしい決済体験を提供できることを誇りに思う」とダッパー・ラボのロハム・ガレゴズロウ(Roham Gharegozlou)CEOは声明で述べた。

サークルは今年、USDコインを使って決済を迅速化する一連のeコマースサービスを発表した。

データサイトのCoinGeckoによると、2018年9月に発行がスタートしたUSDコイン(USDC)の時価総額は、この2カ月で10億ドル増え、9月14日に20億ドルを超えた。

翻訳:新井朝子
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:ダッパー・ラボのロハム・ガレゴズロウCEO(Collision Conf/Flickr Creative Commons)
原文:Dapper Labs–USDC Integration Helps NBA Collectibles Game Clear $2M in Revenue Since June

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