Airbnb、暗号資産とブロックチェーンの活用を検討──IPO目論見書に記載

Airbnb、暗号資産とブロックチェーンの活用を検討──IPO目論見書に記載

民泊大手の米エアビーアンドビー(Airbnb)が、暗号資産やトークン化技術、ブロックチェーンなどのテクノロジーを活用するための検討を進めている。同社が16日、米証券取引委員会(SEC)に提出した株式上場目論見書でわかった。

目論見書には、「(エアビーアンドビーの)将来的な成功は、(中略)トークン化、暗号資産、新たな認証技術といった新しいテクノロジーに適応する能力にかかっている」と記された。

ブロックチェーン技術に加えて、生体認証やAI(人工知能)、VR(バーチャル・リアリティ)、AR(オーグメンテッド・リアリティ)、クラウド技術などが将来的に重要になる可能性があると記された。

一方、目論見書では「リスク要因」として、「技術とプラットフォームの維持、開発、強化には継続的に多大なリソースを費やしていく。そうした取り組みは予想以上にコストを必要とし、すべてが成功するというものではない」と説明。

暗号資産関連の発表はあるか

エアビーアンドビーが2016年に暗号資産でチップを支払うサービスを展開するチェンジ・チップ(ChangeTip)を買収した際、同社はビットコインを決済手段として採用する計画はないと述べている。

今後、エアビーアンドビーが2016年の考えを覆す動きに転じれば、暗号資産業界にはまた新たなサプライズを与えることになるだろう。今年10月、ペイパル(PayPal)は暗号資産購入サービスについて発表し、市場を驚かせた。

エアビーアンドビーは米ナスダック市場に「ABNB」のティッカーシンボルで上場する予定だ。ロイターの報道によると、同社は株式公開を通じて約30億ドル(約3100億円)資金調達を目指しており、評価額は300億ドルを超えるという。

目論見書によると、同社は新型コロナウイルス感染拡大による規制の影響を受けたものの、2020年第3四半期に黒字転換を遂げた。

翻訳:石田麻衣子
編集:増田隆幸、佐藤茂
写真:BigTunaOnline/Shutterstock
原文:Airbnb’s IPO Prospectus Says Firm May Consider Crypto and Blockchain

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