ビットコインファンド、1兆4600億円に規模拡大:資産運用の米グレイスケール

北米の機関投資家や企業がビットコインを資産クラスの一つと見なし、資金の一部を暗号資産に投下する動きが強まるなか、暗号資産の資産運用を手がける米グレイスケール・インベストメンツ(Grayscale Investments)は、運用資産残高を拡大させている。

グレイスケールがツイッターで発表した直近のデータによると、同社が運用する資産残高は164億ドル(約1兆7000億円)。前回公表した130億ドルからさらに増加した。そのうち、同社が運用するビットコインファンド「グレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBT)」の残高が最も大きく、約141億ドル(約1兆4600億円)。イーサリアムファンドは約18億ドルとなった。

グレイスケールは他にも、ライトコイン(LTC)やビットコインキャッシュ(BCH)などのファンドも運用している。機関投資家はグレイスケールのファンドを通じて、暗号資産を直接保有することなく、ビットコインやイーサリアムなどの資産に投資を行うことができる。

グレースケールの運用資産残高(2020年12月23日時点)
出典 : Grayscale Investments

翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:Grayscale Investments
原文:Grayscale Has $16.4B in Crypto Assets Under Management, Up From $13B a Week Ago