ビットコイン、金の代替になれば価格目標は14万6000ドル:JPモルガン

米銀最大手のJPモルガン・チェースは、ビットコインが金(ゴールド)を代替する資産クラスに成長することを前提条件に、ビットコインの長期的価格ターゲットを14万6000ドルに据えるとレポートで述べた。ブルームバーグが報じた。

「ゴールドを代替する通貨としての可能性は、ビットコインにとっては大きな上昇要因(big upside)だ。ビットコインの時価総額は現在、約5750億ドル。理論上の価格ターゲットの14万6000ドルに達するには、時価総額は4.6倍に拡大することになる。これは、民間セクターがETFや現物取引などのあらゆる金関連の投資する額に匹敵することになる」とJPモルガンの複数のストラテジトが4日にまとめたレポートには記された。Nikolaos Panigirtzoglou氏が同レポートの作成を主導した。

JPモルガンのストラテジストは、機関投資家が大きな資金をビットコインに投下できるようになるには、ビットコイン価格の変動性(ボラティリティ)が下がる必要があると指摘。少なくとも数年のプロセスを要するため、14万6000ドルの価格ターゲットはあくまでも長期的目標であると強調した。

ビットコインは昨年1年で300%も値を上げ、年末には2万9000ドルに達した。価格上昇は年を明けても続き、年初の3日間で3万4420ドルまで上昇し、史上最高値を更新した。北米のヘッジファンドや投資会社、民間企業の一部がビットコインを買い入れる動きが活発となり、価格に勢いをあたえた。

暗号資産業界からは価格上昇は継続するとの見方が聞かれる一方、JPモルガンは、「投機マニア」のビットコイン市場への流入が見られるなかで、5万ドル~10万ドルレンジに向けた大きな価格上昇は短期的には続かない可能性があるとコメントした。

翻訳:coindesk JAPAN編集部
編集:佐藤茂
写真:Shutterstock
原文:JPMorgan Predicts Bitcoin Price Could Rise Over $146,000 in Long Term