- クラーケン(Kraken)の収益は第3四半期に倍増し、前年同期から114%増加して6億4800万ドルに達した。
- 同社の税金やその他の項目を除く調整済み収益は1億7860万ドルに達し、前四半期比で124%増加した。総取引高は23%増加して5619億ドルに達した。
- クラーケンの業績は、同社が150億ドルと評価された5億ドルの資金調達ラウンドに続き、米国での新規株式公開(IPO)の計画に重みを加えている。
暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケンは、来年に予想される上場に向けて準備を進める中、収益が第3四半期に倍増した。
クラーケンの第3四半期収益は6億4800万ドル(約980億円、1ドル=152円換算)に達し、前年同期から114%増加した。
クラーケンは収益をGAAP会計基準に基づく総収入から取引コストを差し引いたものと定義している。税金やその他の項目を除く調整済みの収益は1億7860万ドルに達し、前年のわずかに赤字の数値と比較して増加した。
この数値は前四半期比で124%増加したと同社は述べ、総取引高も同じ期間に23%増加して5619億ドルに達した。
この業績はクラーケンの米国での新規株式公開(IPO)の計画に重みを加えている。同社は先日、評価額150億ドルで5億ドルの資金調達ラウンドを完了した。
IPOの計画が実現すれば、クラーケンは公開市場を活用しようとする暗号資産企業の増加するリストに加わることになる。その中には、暗号資産取引所のブリッシュ(Bullish)やジェミナイ(Gemini)などが含まれる。
クラーケンに最も近い米国の競合コインベース(Coinbase)は、10月30日に第3四半期の収益を報告する予定である。アナリストらは、その調整済み収益が50%近く増加すると予想している。
|翻訳・編集:山口晶子
|画像:PiggyBank/Unsplash(CoinDeskが加工)
|原文:Kraken Revenue More Than Doubled in Q3 as Company Preps for Possible IPO


