- テスラは第3四半期にビットコイン保有量を変更しなかったとみられるが、3カ月間のビットコイン価格上昇により、8000万ドル(約121億6000万円、1ドル152円換算)の利益を計上。
- 業績については、売上高予想を上回ったものの、調整後EPS(1株あたり利益)はウォール街のコンセンサス予想を下回った。
- 株価は時間外取引で小幅下落した。
テスラ(Tesla)は引き続き1万1509BTCを保有しており、第3四半期末時点の評価額は約13億5000万ドル(約2050億円)だった(本日時点の評価額はやや下落)。
第3四半期のビットコイン価値の上昇により、同社は保有ビットコインで8000万ドル(約121億6000万円)の利益を計上。ちなみに、同四半期の調整後EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は43億ドル(約6540億円)で、四半期末時点の現金および現金同等物の総額は416億ドル(約6兆3230億円)だった。
電気自動車メーカーのテスラは、第3四半期の売上高が281億ドル(約4兆2710億円)となり、予想の263億6000万ドル(約4兆70億円)を上回った。調整後EPS(デジタル資産の利益を含まない)は0.50ドルで、予想の0.54ドルを下回った。
米財務会計基準審議会(FASB)の新たな規則により、テスラはビットコインの損益を四半期ごとに認識する必要がある。以前は、企業は報告期間中に到達した最安値で保有ビットコインの評価額を報告するよう義務付けられていた。
テスラの株価は時間外取引で小幅下落し、434ドルとなっている。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:2016年に開催されたテスラの年次株主総会でのイーロン・マスク氏
|原文:Tesla Booked $80M Profit on Bitcoin Holdings in Q3


