リミックスポイント、新株発行での暗号資産購入を停止──株価反発

リミックスポイントは10月23日、取締役会において、暗号資産(仮想通貨)の取得を目的としたエクイティファイナンス(新株発行を伴う資金調達)を停止する方針を決議したと発表した。

今回の決定により、同社は今後、ビットコインをはじめとする暗号資産の追加取得を行う場合、新株予約権を含む株式の発行は行わず、手元資金等を活用するとしている。これは、新たな株式発行に伴う一株あたりの価値の希薄化を避けることを意図したものと見られる。

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同社は、この10月中に5回にわたり、合計で約5.7億円相当のビットコインを追加購入しており積極的な投資姿勢を継続していたが、これらの購入資金はすべて、第25回新株予約権の行使によって調達された資金が充てられていた。

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同社の株価は、2025年5月には一時700円台を記録したが、その後は秋にかけて下落傾向が続いていた。しかし、今回の発表は既存株主の利益保護を明確にしたものとして市場に好感され、発表翌日の24日には反発を見せている。

この方針は、現経営体制が継続する2026年6月開催予定の定時株主総会まで適用される。

|文:栃山直樹
|画像:リリースから

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