JPYC社は10月27日、円ステーブルコイン「JPYC」の発行(具体的には、JPYCの発行・償還を担う専用プラットフォーム「JPYC EX」の同日午後1時の公開)を前に東京・大手町で記者会見を開催した。
会見では、同社代表取締役の岡部典孝氏がグローバルでのステーブルコインの現状、JPYC社のこれまでの取り組み、発行方法などを動画を交えて説明。会場にはCoinDesk JAPANをはじめ、新聞各社、テレビ局なども詰めかけ、関心の高さをうかがわせた。
JPYCおよびJPYC社の取り組みは、本日を含め、これまでに伝えた通り。質疑応答では、グローバル展開の可能性、手数料はずっと無料なのか、3メガによるステーブルコインの栄養、デペッグのリスク、資金移動型と信託型のメリット・デメリットなど、さまざまな質問が寄せられた。

岡部氏はJPYC発行の目的として「平等な競争ができる社会にしていきたい」と述べ、近い将来、AIエージェントが決済まで含めて取引を完了させる世界を見通していると語った。
まもなく発行が始まるJPYC、どれくらいのユーザーが利用し、どれくらいのJPYCが発行されるのか。わかり次第、お伝えする。
|文・撮影:増田隆幸


