- イーサリアムの開発者らは、待望の「フサカ(Fusaka)」アップグレードの実施日を12月3日に正式決定した。
- この動きによって、2025年2回目のイーサリアムのハードフォークへのカウントダウンが始まる。
- フサカの目玉となるのは、12の改善のうちの1つである「PeerDAS」である。
イーサリアムの開発者らは10月30日、隔週の調整会議での決定に従い、待望の「フサカ」アップグレードの実施日を12月3日に正式決定した。 これによって、2025年2回目となるイーサリアムのハードフォークへのカウントダウンが始まる。
フサカの目玉は、リリースに含まれる12の改善のうちの1つである「PeerDAS」である。PeerDASは、バリデーターがデータの「ブロブ」全体ではなく、一部のデータのみを検証することを可能にし、帯域幅の要件を大幅に削減し、バリデーターとレイヤー2ネットワークの両方のコストを削減する。
PeerDASによって、取引を行うユーザーとネットワーク上で開発を行う開発者の両方にとって、イーサリアムはより速く、より安価なものになるだろう。
今回の決定は、フサカアップグレードが3番目で最後のテストネット「フーディ(Hoodi)」に問題なく展開されたわずか2日後のコア開発者会議「All Core Developers Consensus Layer(ACDC)」で最終決定された。
フサカアップグレードは、ブロックチェーンがスロット1316万4544に達した時にイーサリアムのメインネットで有効化される。これは、協定世界時12月3日21時49分となる見込みである。
ACDCを主導するイーサリアム財団のリサーチャー、アレックス・ストークス(Alex Stokes)氏は、「さあ、進めよう。ここまでまとめるのは大変な作業だった。皆さん、本当にありがとう、本当に素晴らしいフォークだ」と述べた。
|翻訳・編集:山口晶子
|画像:Shutterstock
|原文:Ethereum Developers Lock In Fusaka Upgrade for Dec. 3 With PeerDAS Rollout


