- XRPのチャートがデッドクロスを形成する見込みだ。
- XRPのMACDも赤信号を点滅させている。
エックス・アール・ピー(XRP)は24時間で6%下落し、ここ3週間の取引レンジである2.20ドルから2.70ドルのゾーンの下限に迫っている。
XRPは、50日単純移動平均線(SMA)が5月以来初めて200日SMAを下回る「デッドクロス」と呼ばれる弱気のテクニカルパターンに近づいている。デッドクロスは、短期的な価格モメンタムが長期的なトレンドと比較して弱まっていることを示唆する、広く注目されている指標であり、長期的な下落の前兆と考えられている。
デッドクロス自体は必ずしも信頼の高いものではないが、ビットコイン(BTC)の最近の低迷を含む市場全体の弱さと相まって、迫り来るデッドクロスは、XRPに対する慎重なセンチメントをさらに強めている。特に、XRPの日足チャートのMACD(マックディー:移動平均収束拡散)ヒストグラムは、モメンタムの新たな下落を示す弱気のクロスオーバーを見せており、その勢いはますます弱まっている。

XRPは、リップル(Ripple)が国境を越えた取引を容易にするために使用する、決済に重点を置いた暗号資産(仮想通貨)だ。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:XRP Nears ‘Death Cross’


