- ビットコインは6月末以来の安値に近づいている。
- 米ドル指数(DXY)は8月1日以来初めて100を上回った。この水準は通常、ビットコインやハイテク株などのリスク資産に圧力をかける水準だ。
- アメリカ政府の閉鎖は35日目に入り、2018年から2019年にかけての記録に並んだ。予測市場のポリマーケットは、閉鎖が11月中旬以降も続く可能性を示唆している。
ビットコイン(BTC)の価格は6月24日以来の安値に迫っており、10万3500ドル前後で取引されている。現在、10月6日に記録した史上最高値の12万6500ドルから約20%下落している。
ビットコインが最後に10万ドルを下回ったのは、イランとアメリカの間で緊張が高まった6月下旬だった。
一方、アメリカ政府機関の閉鎖は35日目に入り、2018年から2019年にかけての記録に並び、史上最長となった。分散型予測市場のポリマーケット(Polymarket)は、この閉鎖が11月16日以降も続く可能性が高いと予想しており、ビットコインへの圧力が続いている。
主要な通貨バスケットに対する米ドルの強さを示す指標である米ドル指数(DXY)は、8月1日以来初めて100を上回った。これは通常、暗号資産(仮想通貨)や株式などのリスク資産に圧力をかける動きだ。ハイテク株も弱含んでいて、先物は下落傾向を示し、ナスダック100指数に連動するインベスコQQQトラスト(QQQ)は市場前取引で約1.5%下落した。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin Nears Lowest Since June as U.S. Government Shutdown Hits Joint Longest


