暗号資産CFDが可能な証券会社・取引所まとめ 選ぶ際の5つのポイント

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今回の記事では、暗号資産(仮想通貨)の取引の中でも、特に少額から利益を狙うことができる「仮想通貨CFD」を扱っている会社やサービスを紹介する。それぞれのサービスについての情報はもちろん、5つの観点から暗号資産CFDの各社のサービスの比較を紹介する。

暗号資産CFDとは

暗号資産CFDとは暗号資産を対象とした「差金決済取引」のことだ。CFDは「Contract For Difference」の略で、日本語では「差金決済」と訳される。暗号資産CFDでは、現物取引のように実際に暗号資産の引き渡しは行わない。

FXも暗号資産CFDと同じ差額決済取引の1つであるため、信用取引になり、信用買い・空売り・レバレッジ取引が可能である。

現物取引との違い

現物取引は購入金額と取引金額が同じでなければならないが、CFD取引ではレバレッジをかけることが可能であるため、証拠金の2倍の取引が可能だ。つまり現物資金よりも少ない資金で大きな利益の追求ができる。しかし注意点として、その分ハイリスクでもあるため、むやみにCFD取引をするのはおすすめできない。

暗号資産CFD取引可能な会社一覧

現在、暗号資産CFD取引可能な会社には以下のようなものがある。

  • マネックス証券
  • SBI証券
  • Money Partners
  • トレイダーズ証券
  • DMMビットコイン
  • GMOコイン
  • カイカ証券
  • BitFlyer

それぞれの会社で特徴や取引手数料、取扱銘柄数などが異なるので、いったいどのような特徴があるのか、それぞれの会社を詳しく見ていこう。

マネックス証券

マネックス証券は米国株、中国株の取扱い数がネット証券でトップクラスである。
外国株投資をしている方の中にはマネックス証券を利用している方も多いだろう。マネックス証券の暗号資産CFDの特徴は以下のとおりだ。

  • 土日を含めて原則24時間365日取引可能
  • レバレッジをかけて手元資金の最大2倍まで取引可能
  • ビットコイン/円をはじめ、リップル/円、イーサリアム/円など主要銘柄の取引が可能
  • 取引手数料無料
  • ストリーミング注文、指値・逆指値注文の他にもOCO・IFD、IFOなどの複合注文に対応

取引手数料は無料が魅力的なのはもちろん、いつでも取引が可能だ。暗号資産CFD口座はマネックス証券の「証券総合取引口座」「暗号資産CFD口座」が必要になるが、どちらの口座も開設・維持費は無料だ。

外国株への投資も併せてしたい方におすすめだ。
【詳細:https://info.monex.co.jp/crypto/index.html

SBI証券

SBI証券はネット証券最大手のひとつで、初心者から中上級者まで幅広い投資家に利用されているものだ。口座数、預り資産残高ともにネット証券トップクラスであるため利用している方も多いのではないだろうか?実際に「みんなの株式2021年ネット証券年間ランキング」では7年連続で総合1位を獲得している。

SBI証券の暗号資産CFDの特徴としては以下のとおりだ。

  • 最低200円からBTCのレバレッジ取引が可能
  • 土日祝日、24時間365日取引が可能
  • 取り扱い暗号資産はビットコイン・エックスアールピー、イーサリアム
  • 取引手数料は0円
  • 優れたスマホアプリ

最低200円からBTCのレバレッジ取引ができるため、少額から始めたい場合に最適だ。また口座開設手数料、口座維持手数料、取引手数料、入金手数料、出金手数料、ロスカット手数料はすべて無料となっているため、最小コストで始められる。スマホアプリもあるため、スマホから始められるのも魅力的だ。

【詳細:https://www.sbifxt.co.jp/advantage/cfd_index.html

マネーパートナーズ

マネーパートナーズはFX・外貨両替に特化しているもので、少額から取引可能である。FXを始めようと思った方ならば、一度は聞いたことがあるだろう。

マネーパートナーズのCFD取引の特徴としては以下のとおり。

  • リアルタイムでFX口座と資金振替が可能
  • 取引可能時間は24時間365日
  • FXとほぼ同じルールで取引可能
  • 取引までの時間が早い
  • 口座維持手数料・取引手数料が無料

FXとほとんど同じルールで取引できるため、FXをしている方におすすめだ。
また、FX口座をお持ちの方であれば、取引まで最短3分で完了する。口座維持手数料・取引手数料も無料であるため、とにかく早く取引をしたい方に最適となっている。

【詳細:https://www.moneypartners.co.jp/crypto/

トレイダーズ証券(みんなのコイン・LIGHT FXコイン)

トレイダーズ証券はFX取引以外にも、システムトレーダーやバイナリーなど豊富な商品ラインナップが特徴だ。スマホアプリが高機能で使いやすいため、スマホから取引したい方は利用している方もいるのではないだろうか。

トレイダーズ証券のCFD取引の特徴としては以下のとおりである。

  • 専用取引でかんたん取引
  • あらゆる手数料が無料
  • 少額資金で取引可能
  • 充実したお客様サポート
  • 全額信託保全

直感的に操作できるスマホ専用アプリがあるため、スマホから取引をしたい方におすすめだ。取引手数料、口座開設手数料、口座維持手数料、ロスカット手数料、ダイレクト入金手数料、出金手数料が無料であるため、コストを気にせず取引が可能となっている。さらに、少額で取引できるため、そういった点も含めて初心者に適したサービスといえる。

【詳細:https://traderssec.com/news/2022/27443/

DMMビットコイン

DMMビットコインはメディアでの露出も多いため、有名ではないだろうか。仮想通貨のトレーダーならば利用したことがある方も多いだろう。

DMMビットコインの特徴は以下のとおり。

  • さまざまな暗号資産に投資可能
  • レバレッジが2倍なのはもちろんのこと、手持ちの暗号資産を他の暗号資産に投資可能となっている。

さらに他の仮想通貨取引所にはない特徴といえば、業務改善命令を受けたことがないことである(2022年3月10日時点)。そのため、信頼性が高く、安心して取引ができるのが非常に魅力的である。

【詳細:https://bitcoin.dmm.com/about/leverage_advantage

GMOコイン

GMOコインはGMOインターネット株式会社という大企業のグループ「GMOコイン株式会社」が運営するサービスである。親会社が大企業であることから、安心して利用している方も多いのではないだろうか。

GMOコインの特徴は以下のとおり。

  • 買うことができる価格と売ることが出来る価格の2種類を同時提示
  • 複合注文は3種類
  • 取引手数料が無料
  • 取引時間は24時間365日
  • 人気の10銘柄がレバレッジ2倍で取引可能

シンプルな価格表示と相場変動に柔軟な複合注文が可能であるため、利用しやすいのが特徴である。とにかく安心して取引をしたい、スマホから取引をしたい方におすすめだ。
【詳細:https://coin.z.com/jp/corp/product/info/margin/

カイカ証券

カイカ証券は「eワラント CFD」を提供している。有名なゴールドマン・サックス証券からeワラント事業を譲り受け設立された。

カイカ証券の特徴は以下のとおり。

  • 取引手数料無料
  • 商品によって24時間取引可能
  • 売りから注文可能
  • 信託保全により安心
  • 世界で最も利用されているMT4の後継機、MT5を使用

eワラント CFDは取引手数料が無料であるため、コストを気にする方におすすめのツールだ。売りから注文可能となっており、利便性も高いものとなっている。取引ツールはMT5を使用しているため、操作性・機能性がとても高く、自分で操作せずとも取引可能なため、見ていない間に損失を出したくない方におすすめだ。

【詳細:https://cfd.ewarrant-direct.com/

BitFlyer

BitFlyerはビットコイン取引量がNO1となっており、たびたびメディアでも見かけることが多いため有名ではないだろうか、信頼性や安全性が高いため、利用している方も多いだろう。

BitFlyerの特徴としては以下のとおり。

  • 2倍のレバレッジが可能
  • 仮想通貨取引所セキュリティNo.1
  • ヨーロッパへも進出
  • ビットコインの取引量が5年連続国内No.1

2倍のレバレッジが可能なのはもちろん、仮想通貨取引所セキュリティNo.1となっているため、安心して利用できるのが特徴だ。。中上級者だけではなく、初心者でも扱いやすい取引所と評判であるため、初心者におすすめできる取引所となっている。

【詳細:https://bitflyer.com/ja-jp/faq/7-3

暗号資産CFD取引所を5つのポイントから比較

本記事では暗号資産CFD取引所をいくつか紹介したが、「どれを選べばよいの?」と思う方も多いだろう。使うべき取引所は人によって異なるが、以下の5つを抑えておくと良いだろう。

  • 扱っている仮想通貨の種類の多さ
  • 取引にかかる手数料/スプレッド
  • セキュリティの堅牢さ
  • 注文の種類の多さ
  • サービスの使いやすさ

それぞれのポイントを詳しく見ていこう。

扱っている仮想通貨の種類の多さ

暗号資産取引所によって取り扱っている銘柄数は異なり、多いところもあれば少ないところもある。いくつもの仮想通貨を所持している方は、仮想通貨の取り扱いが多い取引所がおすすめだ。仮想通貨の取り扱い数の多さは、取引スタイルやチャンスの回数にも影響してくるからである。

とはいえ、確立した取引スタイルがある方や、それほど取引をしない方は、自分が所持している仮想通貨に対応していれば問題ないだろう。また、仮想通貨の種類だけではなく、これから紹介するポイントも含めて選ぶことが大事である。

取引にかかる手数料/スプレッド

取引所によって手数料が無料であったり、有料であったり、発生する手数料が異なったりするのだ。少額取引の方が取引手数料の安い取引所を選ぶのはもちろん、多額の取引でも手数料は安くするに越したことはない。

一律で設定されている取引所もあれば、取引額に応じて発生する場合もあり、さまざまだ。また、仮想通貨のスプレッドが狭い取引所を選べばその分、コストも抑えられる。

セキュリティの堅牢さ

一番重要と言っても過言ではないのが、「セキュリティ」の堅牢さだ。仮想通貨取引所はハッキング被害を受けている事例もあり、通貨流出といったニュースを見て不安と感じる方も少なくないだろう。もしハッキングされた場合、仮想通貨という資産を失う可能性もあるため、ハッキングされる確率を少しでも下げるために、セキュリティ体制がしっかりとしている会社を選ぶようにしよう。

ちなみに過去にハッキング被害にあったCoincheckやハッキングされたZaifは、現在セキュリティ強化により一層力を入れているため、以前ほどの心配はいらないだろう。あらゆる面が優れていたとしても、セキュリティ体制がしっかりとしていない場合は利用するのはおすすめしない。セキュリティの高さは必ず確認しよう。

アプリの性能の高さ

アプリの性能が低ければ、取引にストレスを感じ利用するのをやめてしまうだろう。そのため、パソコンだけではなく、スマホからも取引をする方はアプリの性能の高さをしっかりと確認するようにしよう。

アプリの性能が高いと、外出先や移動時間などで取引する際にストレスなく利用できる。仮想通貨は価格変動が大きいものであるため、アプリの性能が高いものを選ぶのがおすすめだ。

提供サービスの多さ

仮想通貨取引所は仮想通貨の売買以外にもさまざまなサービスを提供している。

特定の通貨を保有していれば報酬がもらえるステーキング、本記事で紹介しているレバレッジ取引、仮想通貨を積み立てるサービスなど、さまざまなものがある。仮想通貨への理解が深まっていくと、他の機能も利用してみたいと思う方もも出てくると思う。そのため、あらかじめサービスが多い取引所を利用するのがおすすめである。取引所によって提供サービスは大きく異なるため、事前に取引所の提供サービスを調べておくようにしよう。

まとめ

この記事では、暗号資産のCFD取引の基本情報から、CFD取引が可能な取引所を紹介した。暗号資産は注目されているものの、CFD取引については知らなかった方も多いのではないだろうか。

CFD取引は、手元に資金がなくとも2倍のレバレッジが可能なもので、FXとよく似ているが違いがあることはしっかりと覚えておこう。ハイリターン・ハイリスクであるため、リスクを把握しながら取引をするのが大事だ。興味のある方は、まずは自分に合った取引所を利用して、少額からCFD取引を行ってみるのがおすすめ。ぜひこの記事を参考にして、利用するCFD取引所を決めてみよう。