CFDが可能な証券会社など20社を紹介──各社の特徴や強みは?【差金決済取引】

最近注目が高まっている「CFD」(差金決済取引)を取り扱う証券会社が、日本国内でも増えている。ただし、投資対象となる銘柄の豊富さなどに違いがあるため、口座を開く際には証券会社ごとの特徴をよく比較することが肝心だ。CFDが可能な証券会社や金融取引事業者をまとめて紹介する。

GMOクリック証券──取引ツールや分析ツールなどが豊富

「GMOクリック証券」では取引手数料が全ての銘柄で無料だ。取り扱い銘柄も豊富で、具体的には、外国株や株価指数、金や原油、ETF(上場投資信託)などとなっている。

CFD取引用ツールや分析ツールなどが数多く用意されていることも特徴と言える。デモ口座で実際にCFDを体験することも可能であるため、CFD初心者にとっては安心感が高い。

DMM.com証券──取引対象を7銘柄に厳選

DMM.com証券より

「DMM.com証券」では取引対象を7銘柄に厳選している。株価指数を対象とした4銘柄に加え、金・銀・原油の3銘柄がある。

CFDでは基本的に、実質的な手数料となる「スプレッド」(売値と買値の差)がかかるが、DMM.comはこのスプレッドによるコストが他社と比べて低めであることも特徴だ。

各種取引手数料が無料取引手数料のほか、口座維持手数料や出金手数料などの各種手数料もかからない(以下が無料)。

  • 出金手数料
  • 口座維持手数料
  • クイック入金手数料
  • ロスカット手数料
  • 口座開設手数料

サポートやメールや電話だけでなく、LINEでの問い合わせにも対応している。

IG証券──取扱銘柄の数は1万7,000以上と圧倒的

英国に親会社を持つ「IG証券」の取り扱い銘柄の数は1万7,000以上と、世界有数の規模だ。日本国内外に約24万人の顧客がおり、「世界No.1 CFDカンパニー」を自負している。

スプレッドが業界最低水準であるほか、取引スキルを高めることに役立つ独自の学習プログラムも用意されている。

サクソバンク証券──日本株式CFDだけで1,500銘柄

「サクソバンク証券」は欧州銀行系のオンライン証券会社だ。取り扱い銘柄数は約9,000で、日本株式CFDだけで1,500銘柄を扱っていることが最大の特徴であると言える。

また、サクソバンク証券の取引ツール「SaxoTraderGO」に対する評価も高い。プロ仕様のツールとなっており、豊富なテクニカル分析機能を搭載している。このツールで無料デモ取引も試せる。

OANDA Japan──全てが株価指数を対象とした銘柄

「OANDA Japan」の取り扱い銘柄数は16種類で、全てが株価指数を対象としたCFD銘柄となっている。日経株価指数225を対象とした「JP225」のほか、アメリカや中国、欧州各国の株価指数を対象とした銘柄もある。

世界的にも評価が高い取引ツール「メタトレーダー」(MT)の最新版が使え、取引の参考になる情報コンテンツが多いことも特徴だ。

フィリップ証券──取り扱い銘柄は計8銘柄

シンガポールの「フィリップ証券」でもCFDを取り扱っている。OANDA Japanと同様に取引ツールとしてMTが採用されており、取り扱い銘柄は証券CFDと商品CFDを合わせて8銘柄となっている。

マネーパートナーズ──取り扱い銘柄は金と銀の2種類のみ

「マネーパートナーズ」では、取り扱い銘柄が金と銀の2種類だけとなっているが、電話サポートなどが充実しており、CFD初心者でも不明点があればすぐコールセンターに問い合わせをすることが可能だ。

取引所CFD「くりっく株365」を取扱会社は?

これまで紹介したような証券会社が提供するCFDを「店頭CFD」と呼ぶ。一方で、取引所が提供するCFDのことを「取引所CFD」と呼び、店頭CFDを提供していない証券会社でも取引所CFDを取り扱えば、CFDサービスを顧客に対して提供することが可能だ。

日本における取引所CFDとしては「くりっく株365」があり、2021年1月時点でくりっく株365を取り扱っているのは、以下の証券会社と金融商品取引事業者の計13社だ。

・岩井コスモ証券
・AIゴールド証券
・SBI証券
・auカブコム証券
・岡三オンライン証券
・岡安商事株式会社
・KOYO証券
・日産証券
・ひまわり証券
・株式会社フジトミ
・マネックス証券
・MONEY SQUARE
・豊トラスティ証券

くりっく株365を通じてCFDを始める場合は、上記の中から口座開設する取扱会社を選ぶことになる。取扱会社を選ぶポイントとしては、委託手数料や提供情報の豊富さ、キャンペーンの有無、ウェブサイトの見やすさ、セミナーを実施しているかどうか、などだ。

また取扱会社によって、口座に資金を入金する際に手数料が無料になる仕組みに違いがあるため、自分が持っている口座からの入金が無料になるかどうかで選ぶというのも1つの視点となる。

取扱銘柄数やスプレッド、取引ツールで比較を

初めてCFDを始める人にとっては、証券会社選びが第一歩だ。取扱銘柄数やスプレッド、取引ツールの使いやすさなどに違いがあるので、よく比較して選ぶようにしよう。

また、口座開設のタイミングによっては各証券会社が実施しているキャンペーンをお得に利用できるケースもあるので、頻繁に情報をチェックするようにしたい。