アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード──旅に特化、“始めやすい”アメックス

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード(アメックス・スカイトラベラー)は、航空券購入時のポイント還元率が非常に高く、そのポイントは航空会社のマイルに交換できる。飛行機を使った移動が多く、航空会社のマイルをためたいという人には特におすすめのカードだ。
スカイ・トラベラーには“プレミア”もあるため、これらの比較もしつつ、特徴や注意点、クチコミ情報などを確認していこう。
アメックス・スカイトラベラーの基本情報
年会費 | 11,000円(税込) |
ブランド | アメリカン・エキスプレス |
ポイント・還元率 | ポイント・プログラム(メンバーシップ・リワード)、1%(100円につき1ポイント) ※航空会社で航空券購入時は3%(100円につき3ポイント) |
保険 | 海外旅行傷害保険:最高3,000万円(利用付帯) 国内旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯) |
ETCカード | 発行手数料:935円、年会費無料 |
家族カード | 5,500円(税込) |
申込み条件 | 非公開 |
アメックス・スカイトラベラーの4つの特徴(人気の理由)
アメックス・スカイトラベラーの特徴をピックアップしてみた。
特徴1 航空券の購入でポイント高還元率
アメックス・スカイトラベラーのポイント還元率は、通常は100円につき1ポイントだが、ANA・JALほか航空会社27社の航空券を航空会社のウェブサイトで購入した場合、還元率は3倍になる。航空券は購入額も大きくなるので、かなりメリットが大きい。
また、「入会時に3,000ポイント」「航空券などの初回購入時に5,000ポイント」「毎年の継続時に1,000ポイント」というようにボーナスポイントが多いのも魅力だ。
特徴2 16航空会社のマイルに交換可能
カード利用でためたポイントは、ANAをはじめ世界各国の16の航空会社のマイルと交換ができる。しかも1,000ポイントで1,000マイルと等価交換が可能だ。恐らく「ためたけれどポイントの使い道がない」といった事態はないだろう。
もちろんマイル交換以外にも、航空会社や旅行代理店など旅行関連の支払い、Tポイントや楽天ポイントとの交換、普段のショッピングなどに使用することができる。
特徴3 ポイントに有効期限がない
航空会社のマイレージプログラムには、多くの場合、マイルに有効期限がある。一方、アメックス・スカイトラベラーのポイントには有効期限がない。ポイントはマイルと等価交換できるのでこのメリットを上手に活用したい。
特徴4 “旅”をサポートする特典が充実
アメックス・スカイトラベラーには、飛行機を利用した“旅”の安心をサポートする特典がいろいろとついている。
・ 国内28ヵ所、海外1ヵ所(ハワイ・ホノルル)の空港ラウンジを無料利用可能(同伴者1名可)
・ 航空便遅延時の補償
・ 空港から自宅まで、手荷物の無料宅配サービスがある(国際線利用時)
・ 海外旅行先での24時間電話サポート(日本語)など。
アメックス・スカイトラベラーの注意点
アメックス・スカイトラベラーの注意点を探してみた。
傷害保険は「利用付帯」のみ
アメックス・スカイトラベラーには最高3,000万円の海外旅行傷害保険と最高2,000万円の国内旅行傷害保険が付帯しているが、いずれも利用付帯であり、航空券や旅行代金をアメックス・スカイトラベラーで支払わないと、万が一の際に利用できない点は注意しておこう。
また、国内旅行の障害保険の対象が死亡・後遺障害に対する最高2,000万円のみという点も踏まえて検討したい。
JALのマイレージプログラムに非対応
アメックス・スカイトラベラーの利用ポイントがマイル交換できるのは上述した通りだが、このポイント交換プログラムは、ANA(全日空)に対応しているものの、JAL(日本航空)には対応していない(2020年10月現在)。
JALを利用したい人は、いったん、他の航空会社のマイルに交換し、そのマイレージプログラム(ブリティッシュ・エアウェイズのAviosなど)を利用して、JALの航空券を取得することになるだろう。
アメックス・スカイトラベラーはこんな人に向いている
アメックス・スカイトラベラーはどんな人におすすめされることが多いカードなのだろうか。いくつもありそうだが、ここでは2つにまとめてみた。
飛行機を頻繁に利用する人
航空券購入でポイント還元率3倍というメリットは非常に大きい。日常から飛行機をよく利用する人には、かなりメリットが大きくなるだろう。
マイルやポイントの有効期限が気になる人
航空機利用がさほど多くない人は、せっかくマイルをためても、使う機会のないまま有効期限を迎えてしまうケースがあるのではないだろうか。その点、アメックス・スカイトラベラーは、ポイントの有効期限がないので、使いたい時までポイントをためておくことができる。
アメックス・スカイトラベラーのクチコミ(口コミ)・評判は?
アメックス・スカイトラベラーの利用者たちはどんな感想を持っているのだろうか。インターネット上ではこんな評価・クチコミが見られた。
「100円で1マイルたまるので、還元率はかなり良い。また航空券を購入すれば100円で3マイル。飛行機の利用回数が多ければマイルはかなりたまる。ポイントの有効期限がないのも良い。年間利用額がある程度あれば、年会費も惜しくない」
「ためたポイントを、いくつかある航空会社の中から好きなマイルに交換できるのは便利。旅行特化のカードのわりに旅行傷害保険が寂しい気はするが、T&Eなどのサービスは悪くはない」
航空機利用による還元率アップとポイントのマイル交換を高く評価する声がある一方で
「スカイトラベラーの欠点は、ポイントをJALのマイルへの移行ができないことと、ANAへの移行にも年間手数料がかかること」
JALマイルへの移行ができない点に不満を持つ人もいた。
アメックス・スカイトラベラーとアメックス・スカイトラベラー・プレミアとの違い
アメックス・スカイトラベラーの上位カードに、「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード(スカイトラベラー・プレミア)」がある。最後に両者を比較してみよう。
券種 | スカイトラベラー | ![]() |
年会費(税込み) | 11,000円 | 38,500円 |
航空券購入時ポイント | 通常の3倍 | 通常の5倍 |
入会時ボーナス | 3000ポイント | 5000ポイント |
航空券購入時ボーナス(初回) | 5000ポイント | 10000ポイント |
継続ボーナス | 1000ポイント | 5000ポイント |
まとめると、スカイ・トラベラー・プレミア・カードはスカイトラベラーよりも年会費が3倍以上高いが、航空券購入時のポイント確率は約1.6倍高くなるほか、入会時ボーナス約1.6倍、航空券購入時ボーナス2倍、継続ボーナス5倍となっている。飛行機の利用頻度が多くなれば、スカイトラベラー・プレミアのほうが大きなメリットが得られる可能性がある。
その他の違いとしては、旅行傷害保険(海外・国内)の補償額がプレミアだと最高5,000万円と高額になる点や、リターン・プロテクション(購入店に返品できない商品の補償)、キャンセル・プロテクション(旅行キャンセル費用等の補償)などプレミアのみの特典がある。
旅行者にはメリットの大きいアメックス・スカイトラベラー 複数カードを持つなら
アメックス・スカイトラベラーは、飛行機をひんぱんに利用している人にとっては、カード利用で獲得ポイントが3倍になり、マイルと等価交換できる点は、非常にメリットの大きなカードといえるだろう。
旅行傷害保険の低さが気になる人もいるかもしれないが、カード1枚ですべてをまかなおうとする必要はない。クレジットカードを作る際には、どのような組み合わせで持つかも十分に考えるといいだろう。
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