国内の仮想通貨取引所/販売所を
スプレッドの観点から比較

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仮想通貨取引所を選ぶ上で、検討すべき重要な項目の一つとして、取引の際に発生する「スプレッド」が挙げられる。本記事では、国内の仮想通貨取引所/販売所をスプレッドの観点から比較した上で、手数料の少ない取引所を紹介する。

そもそも仮想通貨のスプレッドとは

仮想通貨のスプレッドとは、仮想通貨を売買する際に発生する買値と売値の差のことを指す。仮に、ある仮想通貨を購入してすぐのタイミングでその仮想通貨を売却した場合、スプレッド分だけ損をすることになる。仮想通貨投資で利益を得ることを狙う場合、スプレッドの低い取引所/販売所を選ぶことが重要となる。

仮想通貨のスプレッドが発生する理由

仮想通貨取引所でスプレッドが発生すると上で述べたが、スプレッドが発生するのは主に販売所で取引を行った場合である。板取引でユーザー同士がマッチングされて取引が成立する取引所と異なり、販売所においては、取引所が定めた価格でユーザーが仮想通貨を購入・売却する仕組みとなっており、この購入価格と売却価格の差分であるスプレッドが販売所の収益となる。逆に言えば、ユーザー側からすれば、販売所で仮想通貨を購入した場合、スプレッド分だけ損失を被る可能性がある。上記を踏まえ、出来るだけコストをかけずに仮想通貨を購入したい場合は、販売所ではなく取引所経由で購入することを推奨する。ちなみに、ビットコインなどの流動性の高い仮想通貨のスプレッドは狭く、流動性が低い通貨通貨のスプレッドは広い傾向にあることは押さえておきたい。

国内の主な仮想通貨取引所/販売所のスプレッドを比較

国内の主な仮想通貨/ビットコイン取引所のスプレッドを比較する。

bitbank(ビットバンク)

ビットバンク株式会社

bitbankは、2014年5月に設立されたビットバンク株式会社が運営する仮想通貨取引所(関東財務局長 第00004号)。2021年7月5日現在、bitbankの取扱通貨の種類は10種類となっている。

登録年月日 平成29年9月29日
法人番号 1010801024625
本店所在地 東京都品川区西五反田7-20-9
代表電話番号 03-6427-1520
取扱仮想通貨 BTC/XRP/LTC/ETH/MONA/BCH/XLM/QTUM/BAT/OMG
取引所URL https://bitcoinbank.co.jp/


bitbank(ビットバンク)は、買い手と売り手をマッチングする板取引形式の取引所であり、販売所のように固定のスプレッドは存在しない。手数料もMakerであればマイナスであり、国内で最も売買コストの低い取引所の一つである。

Coincheck(コインチェック)

coincheck(コインチェック)

Coincheckを運営するコインチェック株式会社は2012年の創業。2018年1月に大規模なハッキング事件(参考:コインチェック事件)に見舞われたが、東証一部上場のマネックスグループの傘下で、経営再建を図り、平成31年1月11日に仮想通貨交換業登録を完了した。サービスの使いやすさに定評があり、スマホアプリの累計ダウンロード数は2021年7月時点で415万を記録。取引手数料は無料。国内では最多となる17通貨に対応しており、国内ではCoincheckでしか取り扱っていないアルトコインも多い。代表取締役を務める蓮尾 聡氏は、日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)の理事(非常勤)を務めている。

取扱仮想通貨 17種類
手数料 取引所:0%
最低取引数量 円建てで500円相当額
スマホ対応 投資初心者でも見やすく分かりやすい優れたUI/UX
セキュリティ 国内外複数の情報セキュリティ企業等を通じ、情報システムの信頼性、安全性、効率性のモニタリングを実施
Coincheckの口コミ•評判口コミを見る
  • アプリは使いやすく、注文方法も簡単。手数料もリーズナブルで使いやすく、欠点を探すのが難しいくらいの取引所だと思います。

    ★★★★★5点
    (50代・女性)
  • とくに、チャートの見やすさがバツグン。取引ができる通貨の種類が多いところも、Coincheckのウリだと思います

    ★★★★★5点
    (20代・女性)
  • 良いところは初心者でもまごつかないアプリが用意されていること。仮想通貨初心者ですが、使い方をマスターできることが嬉しい。

    ★★★★4点
    (50代・女性)


Coincheck(コインチェック)の、ビットコイン取引所はスプレッドが小さいことで知られている。仮想通貨投資を始めたい初心者の方に対して、Coincheck(コインチェック)はおすすめできる取引所である。詳細については、こちらを参照のこと。

TAOTAO(タオタオ)

TaoTao株式会社

TAOTAOは、2017年5月26日に設立されたTaoTao株式会社が運営する仮想通貨取引所である(関東財務局長 第00011号)。2020年2月10日現在、TAOTAOの取扱通貨の種類は5種類。

登録年月日 平成29年12月1日
法人番号 8011001116594
本店所在地 東京都港区新橋5-1-9 銀泉新橋第2ビル5階
代表電話番号 03-6689-7878
取扱仮想通貨 BTC/ETH/XRP/LTC/BCH
取引所URL https://taotao-ex.com/


TAOTAO(タオタオ)のスプレッドは、国内の仮想通貨取引所の中でも、狭い水準にある。特に、レバレッジ取引のスプレッドが狭いことで知られており、国内でレバレッジ取引を行いたい方にとっては、おすすめの仮想通貨取引所の一つであると言える。

bitFlyer(ビットフライヤー)

bitFlyer(ビットフライヤー)

bitFlyerは、国内最大級の取引量を誇る仮想通貨取引所として知られている。CryptoCompareの仮想通貨・暗号資産取引所ランキングでは、世界第9位に選出されており、国内の仮想通貨取引所の中では、ナンバーワンの月間取引高を誇る。スマホアプリが使いやすく、アプリ経由でFX取引を行うことも可能である。創業者の加納裕三氏は、一般社団法人 日本ブロックチェーン協会の代表理事を務めており、 グループ子会社のbitFlyer Blockchainでは、ブロックチェーン技術の開発や普及に注力している。

取扱仮想通貨 13種類
手数料 取引所:0.01〜0.15%/販売所:無料
最低取引数量 取引所:0.001BTC/販売所:0.00000001BTC
スマホ対応 スマホアプリでビットコインFXも取引可能
セキュリティ マルチシグを他社に先駆けて導入
bitFlyerの口コミ•評判口コミを見る
  • bitiFlyerはセキュリティ面で安心できるのが大きいです。 世界でセキュリティが1位というインパクトは凄い。

    ★★★★4点
    (30代・男性)
  • とても見やすいホーム画面で使いやすい取引所です。自分の資産が現在プラスなのかマイナスなのかが分かりやすい。

    ★★★★4点
    (40代・女性)
  • アプリも非常に使いやすいので良いと思いました。初心者の方にも十分におすすめできます

    ★★★★4点
    (20代・女性)


bitFlyer (ビットフライヤー)は、特に、ビットコインFX取引所におけるスプレッドが小さいことで知られている。短期的な取引で収益を得るデイトレーダーの方にとっては、bitFlyer(ビットフライヤー)はおすすめの仮想通貨取引所の一つと言える。

GMOコイン

GMOコイン

GMOコインを運営するGMOコイン株式会社は、GMOクリック証券を傘下に抱える東証一部上場企業であるGMOインターネットのグループ会社。GMOコインでは、取引手数料のみならず、入出金手数料もすべて無料となっており、売買コストの低さには定評がある、また、「GMOコイン 暗号資産ウォレット」の使いやすさで初心者にも人気がある。6年連続でFX取引高世界ナンバーワンを記録しているGMOクリック証券を通じて培った金融サービス運営のノウハウを有していることを強みの一つとしている。

取扱仮想通貨 14種類
手数料 取引所:-0.01%〜0.05%/販売所:スプレッド
最低取引数量 0.00005 BTC / 回(販売所)、0.0001 BTC / 回(取引所・現物取引)
スマホ対応 複雑な注文機能を備えた高機能なアプリ
セキュリティ 24時間の監視体制と顧客預り資産と仮想通貨の分別管理
GMOコインの口コミ•評判口コミを見る
  • 仮想通貨のFX取引がスマホでササッとできます。外出中、合間の時間、寝ながら、などなどかなり便利です。ちなみに、チャート機能もあります。

    ★★★★★5点
    (30代・男性)
  • 一言で言うと、とても満足です。アプリで手軽に取引ができるので、仮想通貨取引に明るくない人でも、ハードルが低いところが良いです。

    ★★★★4点
    (20代・女性)
  • 過去の取引内容が取引画面の下方に表示されるため、一気に値が動き始めた時などに、目標を瞬時に判断することが出来るのが大きな武器だと思います

    ★★★★4点
    (20代・女性)


GMOコインは、スプレッドの引き下げ等を積極的に行っており、スプレッドの観点からも競争力のある取引所の一つである。ただし、相場が荒れた場合、GMOコインの販売所においては、スプレッドが非常に広くなるケースがあり、その点については、注意することが必要である。

DMM Bitcoin(DMM ビットコイン)

DMM Bitcoin(DMM ビットコイン)

DMM Bitcoinを運営する株式会社DMM Bitcoinは、DMM.com証券を傘下に抱える合同会社DMM.comのグループ会社。売買コストの低さとレバレッジ取引の種類の豊富さに定評がある。 スマホアプリでは様々な注文方法に対応していることで知られている。DMM.com証券を通じて培った金融サービス運営のノウハウを有していることを強みの一つとしており、サーバーの強度に関しては、国内屈指の水準を誇る。現物取引が可能なのは、ビットコイン、イーサリアム、リップルのみであり、他のアルトコインはレバレッジ取引での売買となる点には注意されたい。

取扱仮想通貨 12種類
手数料 販売所:スプレッド
最低取引数量 BTC/JPY:0.0001, ETH/JPY:0.001, XRP/JPY:1
スマホ対応 注文・分析に優れたスマホアプリ
セキュリティ 顧客資産(日本円及び仮想通貨)の分別管理を実施
DMM Bitcoinの口コミ•評判口コミを見る
  • アプリ日本最大級の大手取引所なので、システム的にもしっかりしていますし、セキュリティ対策もされているので、安心して使うことができています。は使いやすく、注文方法も簡単。手数料もリーズナブルで使いやすく、欠点を探すのが難しいくらいの取引所だと思います。

    ★★★★★5点
    (40代・男性)
  • DMM Bitcoinは一年中サポート対応をしてくれるので、不安が大きい初心者さんでも安心して使うことができると思います。

    ★★★★4点
    (20代・女性)
  • 若い人にも使いやすいんじゃないかな。画面はスマホ版は見やすくわかりやすく、レスポンスも良いです。ここが一番良い点だと思いますね

    ★★★★4点
    (20代・女性)


DMM Bitcoin (DMM ビットコイン)は、相場の変動時においては、スプレッドが通常の10倍から30倍になるケースがあり、注意することが必要である。短期の売買ではなく、長期にわたって仮想通貨を保有する場合に、おすすめできる取引所の一つである。

仮想通貨のスプレッドを抑える秘訣

上記を踏まえ、仮想通貨取引を行う際に、スプレッドを出来るだけ抑えるにはどのような方法が考えられるのであろうか。下記に注意すべきポイントを整理する。

そもそも販売所で売買しない

1つ目の方法は、そもそも販売所で売買しないことである。販売所形式の場合は、取引相手が販売所となり、販売所によって定められた売値と買値で取引を行うため、スプレッドが多くなることが多い。初心者にとっては、販売所形式は取引が簡単であり、一度に大量の取引を行うことができるといったメリットも存在するが、出来るだけスプレッドの影響を抑えたい場合は、販売所ではなく取引所で仮想通貨を購入することを推奨する。

相場変動が激しい局面では取引を控える

2つ目の方法は、相場変動が激しい局面では取引を控えることである。多くの仮想通貨取引所において、相場が荒れた状況では、スプレッドが通常時と比べて大幅に広くなるケースが見受けられる。これを踏まえ、仮想通貨のスプレッドを抑えながら取引を行うには、相場が落ち着いている際に売買を行うことが重要である。

取引する通貨ごとに取引所を変える

仮想通貨のスプレッドは取引所によって異なる。スプレッドを出来るだけ抑えるには、取引する仮想通貨のスプレッドを販売所ごとに把握し、複数の販売所を使い分けることも必要となる。

最後に

今回は、国内の仮想通貨取引所を「スプレッド」の観点から比較し、紹介した。仮想通貨取引を行い、リターンを最大化させるためには、スプレッドの狭い取引所を選ぶことが重要な要素の一つとなる。上記の内容を参考にしつつ、スプレッドの狭い取引所で仮想通貨投資を始めることを推奨する

(画像:Shutterstock)

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