仮想通貨 チャート おすすめ5選!初心者におすすめな分析方法も紹介!

この記事では、暗号資産(仮想通貨)の取引で大事になるチャート分析の仕方を紹介する。また、各仮想通貨取引所のチャート分析ツールについても紹介する。国内の代表的な取引所であるコインチェックをはじめ、自分に合った取引所を見つけることができるだろう。
この記事の目次
チャートとは? 仮想通貨に必要なものなのか
本記事で紹介するチャートとは、過去の仮想通貨の値動きをグラフにしたものだ。投資家たちはチャートを参考にし、仮想通貨の未来価格を予測し、売買のタイミングを決める。
値動きを予測し、価値が下がったタイミングで購入し、価値が上がったタイミングで売ることができれば、より多くの利益を出せる可能性が上がる。チャートがあれば完璧に未来を予測できるといったことはないが、チャートがあることで将来を予想しやすくなる。初心者がチャート分析をするのは難しいが、日頃からチャートを見ておくと役立つだろう。
仮想通貨取引所別チャート分析ツール
チャートを分析するにはチャート分析ツールを利用するのがおすすめだ。しかしチャート分析ツールといってもたくさんの種類のツールがある。
ここでは取引所別にチャート分析ツールの特徴を紹介しよう。
- コインチェック(Coincheck)
- DMM Bitcoin (DMMビットコイン)
- bitFlyer(ビットフライヤー)
- GMOコイン「Web Trader」
- BitPoint(ビットポイント)
コインチェック(Coincheck)
コインチェックの分析ツールの特徴は以下の通り。
- Tradeviewを採用している
- 複数種類の仮想通貨の分析が可能
- さまざまな取引ツールの利用が可能
コインチェックはTradeviewを採用しており、操作性に優れているため利用しやすい。さらにRSIやボリンジャーバンドといったさまざまな取引ツールを利用できる。図形の描画ツールも豊富に用意されているため、自分の使いやすいツールを選択可能だ。また、チャート画面を見ながら注文を出せるため、とても利便性が高い。性能の高さや見やすさからして幅広くおすすめできるチャート分析ツールだ。
DMM Bitcoin (DMMビットコイン)
2つ目がDMM Bitcoinだ。
DMM Bitcoinの分析ツールの特徴は以下の通り。
- 独自の取引ツールが有る
- カスタマイズ性に優れている
- スプレッドが半額になる
DMM Bitcoinは独自の取引ツールがあり、使いやすくカスタマイズ性に優れている。DMMグループはもともとFXや株取引のシステムを提供しており、そちらを仮想通貨にも応用しているのだろう。
スプレッドが半額になる注文もあり、他にはないスプレッドが安くなるシステムが備わっている点もおすすめ。スマホアプリでもPCと同じぐらいの機能が搭載されているため、外出先でも不便なく取引ができるだろう。
bitFlyer(ビットフライヤー)
3つ目がbitFlyerだ。
bitFlyerの分析ツールの特徴は以下の通り。
- 3つのチャートモードを選択できる
- さまざまな注文方法
- IFDやOCOも注文可能
bit Flyerでは「bitFlyer Lightning」があり、高度な取引が可能だ。さらにbitFlyer Lightningには3つのチャートモードがあり、自分に合ったモードを選択できる。最も高機能であるクリプトウォッチでは、33種類ものインジケーターが利用可能だ。注文方法も種類豊富であるため、状況に応じて使い分けが出来るだろう。上級者でも満足できる取引ツールとなっている。
GMOコイン「Web Trader」
4つ目がGMOコイン「Web Trader」だ。
Web Traderの分析ツールの特徴は以下の通り。
- レバレッジ取引専用ツール
- 高性能なチャート
- 種類豊富な機能
Web Traderはレバレッジ取引専用ツールというだけあって、分析に特化している。高性能なチャートと種類豊富な機能が特徴で、81種類ものインジケーターと70種類を超える描画機能がある。そのため、現在から過去の状況をより細かく分析できるだろう。機能をしっかりと使い分けられる上級者におすすめだ。
BitPoint(ビットポイント)
4つ目がBitPointだ。
BitPointの特徴は以下の通り。
- セキュリティがしっかりとしている
- 最大2倍のレバレッジ
- 豊富なキャンペーンをしている
BitPointはコールドウォレット、マルチシグ、二段階認証と、非常にしっかりとしたセキュリティ体制が特徴。過去にハッキング被害があったものの、それ以降はセキュリティ強化をしており、以来、ハッキング被害にはあっていない。最大2倍のレバレッジも可能で、少ない手元資金で利益を狙いたい方は特に検討すると良いだろう。特にセキュリティがしっかりとしている取引所を求めている方におすすめだ。
仮想通貨 チャートの活用方法

仮想通貨のチャート活用方法は以下の2つだ。
- 自分でチャートを見て分析を行う
- チャートの分析ツールを利用する
これからチャート分析ツールを利用したいと思っている方は、ここで紹介する活用方法を参考にするのがおすすめだ。活用方法を知ることで、より有利に取引できるだろう。
自分でチャートを見て分析を行う
1つ目の方法は自分でチャートを見て分析を行う方法だ。
自分でチャートを見て分析を行うメリットは、自分の頭で好きに分析を行えることだ。簡単に分析を行うだけでいい場合、ローソク足を見るだけでも見ないよりは予測がつく。分析ツールは性能が高いものの、初心者にはどれを使えば良いのかわからないこともあるため、まずはチャートに触れてみたいという初心者には自分で分析し始めてみることをおすすめする。
デメリットとして挙げられるのは、複雑なチャート分析ができないこと。相場は状況やさまざまな原因によって変化するため、自分の分析方法が常に合っているとは限らないため、取引に慣れてきた際には分析ツールを使うことをおすすめする。
チャートの分析ツールを利用する
2つ目の方法はチャートの分析ツールを利用する方法だ。
分析ツールを利用すれば、複雑なチャートを解析できる。なお、使いこなすには勉強が必要不可欠だ。1種類の分析方法では信頼度の高い分析、すべての分析に対応できないため、複数のインジケーターを利用する必要がある。複数のインジケーターを利用すれば信頼度の高い分析が可能だが、初めから複数種類のインジケーターを初心者が使いこなすのは難しいだろう。
初心者におすすめな分析指標
初心者におすすめな分析指標は以下の3つだ。
- ローソク足
- 支持線、抵抗線
- インジケーター
初心者の方はこれから紹介する分析指標を参考にして、取引の際に実際に行ってみよう。それでは、初心者におすすめの分析指標を紹介する。
ローソク足を使った分析を行う
1つ目がローソク足を使った分析方法だ。
ローソク足とは、一定期間の対象通貨が時間の経過とともにどのように値動きしたのかを理解するためのツールだ。
ローソク足チャートは以下の価格が1本のローソク足に表示されている。
- 始値(取引成立時の価格)
- 高値(最も高い価格)
- 安値(最も安い価格)
- 終値(取引終了時の価格)
ローソク足は情報がかなり詰まっており、ローソク足の特性に注目すれば法則的な動きを示しやすくなる。ローソク足を上手に読み取り、今後の取引に活かすのが大事だ。
支持線、抵抗線を活用して売り買いを判断
2つ目が支持線、抵抗線を活用して売り買いを判断する方法だ。
支持線・抵抗線はトレンド予測をするために抑えて置かなければならないものだ。支持線とは株価が一定以下にならないように下値を支えるように働くラインのことであり、反対に抵抗線とは株価が一定以上上がらないように上値を抑えるように働くラインのことだ。支持線、抵抗線といってもさらに種類があり、目に見えない線などもある。支持線、抵抗線を抑えることでトレンド予測に役立つだろう。
インジケーターを活用する
3つ目がインジケーターを活用する方法だ。
インジケーターとはチャート上やチャート下部に表示するサポートツールのことだ。インジケーターを活用することで、チャートが何を示しているのか意味を把握することが出来る。なお分析の際は多くの指標を組み合わせることがポイントだ。なぜなら多くの指標を組み合わせて分析すれば、チャートをより正確に把握できるからだ。
相場の売買強弱を判断するためにはオシレーター系の指標を見る
相場の売買強弱を判断するためにはオシレーター系の指標を見るのが大事だ。オシレーターとは価格が基準値からどのくらい離れたら反転するのか、またはすでに反転しているのかを調べるものだ。
主に短期売買の指標として使われる。
過熟感を見極めるためにはよく使われる定番の指標のため、理解しておきたい。
仮想通貨のチャートの選び方のポイントは3つ
仮想通貨のチャートの選び方のポイントは以下の3つだ。
- チャートが見やすいか
- 利用したいインジケーターがあるか
- 描画のしやすさ・描画ツールは充実しているか
仮想通貨のチャートを見る方は、これから紹介することを抑えておくのがおすすめだ。
1. チャートが見やすいか
1つ目がチャートが見やすいかどうかだ。
チャートは今後の値動きを予測するためには必要なものであるため、見やすいかどうか重要視する必要がある。チャートが見にくいと値動きを瞬時に把握できず、ストレスが溜まる可能性がある。さらに、値動きに見間違えがあればトレードの判断を間違える可能性があるのだ。そのためインジケーターの線の見やすさ、表示の位置、色などを比較してみやすいものを選ぼう。
また、仮想通貨の売買はリアルタイムで行われているため、分析のスピードも重要視しよう。チャート画面が見にくいと分析に時間がかかる恐れがあるため、スムーズに取引ができる見やすいチャートを利用するのがおすすめだ。
2. 利用したいインジケーターがあるか
2つ目が利用したいインジケーターがあるかどうかだ。
チャートの分析がメインとなる「インジケーター」。人によって使いやすいインジケーターは異なる。そのため、自分が分析する際には利用したいインジケーターがあるかどうかをしっかりと確認しておこう。チャートごとに利用できるインジケーターは異なる場合がある。インジケーターが多いほどさまざまな分析ができるものの、初心者の場合は使いこなせない場合が考えられる。
そのため、インジケーターの多さを見ることも大事だが、使いこなせるものかどうか、利用したいインジケーターが入っているかどうかをしっかりと確認しておくようにしよう。
3. 描画のしやすさ・描画ツールは充実しているか
3つ目が描画のしやすさ・描画ツールは充実してるかどうかだ。
仮想通貨のチャートでは、機能で画面上に線を描きこめる「描画機能」が利用できる。描画機能を利用すればトレンドのラインを書き込んだり、支持線などを自由に描くことが可能だ。仮想通貨のチャートで用意されている描画ツールにはたくさんの種類がある。種類が豊富であればその分だけさまざまな描画を描来やすいためおすすめ。
初心者であれば、シンプルかつ使いやすい描画ツールが提供されているチャートを選ぶようにしよう。
最後に
本記事では仮想通貨のおすすめ分析チャートについて紹介した。チャートは今後の取引を決めるのに必要なものだ。そのため、仮想通貨のチャートの選び方のポイントを抑えるようにしよう。
なお、本記事で紹介したチャートの選び方のポイント、初心者におすすめな分析指標などを参考にして、実際に取引を行ってみてほしい。
また、複数の仮想通貨の変動を簡単に確認したい際にはCoindesk Japanのチャートページを参考にするのがおすすめだ。チャートの確認にも見やすいサイトを選ぶことが大事である。
初心者の方はまず、仮想通貨の取り扱い数が多いコインチェックなど代表的な取引所で口座を開設するのをおすすめする。
(画像:Shutterstock)