fxで儲かる人と儲からない人の違い|利益を出すために必要なこと

FXのイメージとして「博打に近い」とか「当たれば大きく儲けられる」というイメージを持っている人も多いのではないだろうか。
これはFXの勉強せずに、感覚で取引していた大勢の人が大きな損失を被ったことから、このようなイメージ浸透しているが、FXは消して博打や運によるゲームではない。
この記事は、FXで儲けることはできるのか、そして儲かるためにはどのような点に注意すればいいのか解説する。
「FXを始めたものの、いきなり大きな損失を出してしまった】ということにならないために、じっくりと読んでみてほしい。
FXで儲かる?利益を得ることはできる?
「FXで儲かるのか?」の答えとして「8割から9割が負ける市場であるものの、ルールをしっかりと守れば利益を出すことができる」というのが結論となる。
FXはレバレッジを利用すれば、実際の資金以上の取引ができる。
たとえば証拠金10万円の場合、最大250万円分(日本のFX会社は最大25倍までと定められている)の取引ができる。
レバレッジをかけている分利幅も大きくなるが、逆方向で推移した場合は、大きく損失を出してしまう場合もある。リスクとリターンは表裏一体であることはしっかりと理解しておいてほしい。
コンスタントに安定した利益を出し続けている投資家は、常に知識をつけながら適切なリスクを計算して運用していることが多い。
適切なリスクというのは人によって異なるため、自分で考えていくことが大切である。
わかりやすくいうと「自分がポジションを保有した場合に、値動きが発生しても心理的なストレスがかからないポジション量」といえるだろう。
焦りや恐怖など心理的なストレスがかかった状態では冷静な判断ができず、チャートが常に気になり、損失が少し拡大しただけでルールを破ってしまう場合も多くなる。
FXが8割負ける市場と話したが、これは単純に欲を出しすぎたり、勉強を怠ってギャンブルと勘違いするような投資をおこなったりした結果であるという見方もできるだろう。
ルールを見つけるまでは勝ったり負けたりを繰り返すことが多いが、リスク管理を徹底することで大きな損失を出すことを避け、コツコツと利益を積み上げることが可能だ。
- 8割から9割のトレーダーは負けている
- ルールを守る・知識をつけることでコツコツと利益を積み重ねることができる
- レバレッジをかけて大きく利益を出すことができるがリスクも大きくなる
FXで利益を出すために必要なこと
次にトレードで利益を出すために必要なことをポイントに分けて解説する。中長期目線で取引をするなら、最初のうちに理解しておいてほしい。
- 自分の性格を理解する
- 自分に合った取引スタイルを見つける
- トレードルールを決める
- 日々のニュースをチェックして予想を繰り返す
自分の性格を理解する
自分自身の性格を理解しないと自分に適したトレードスタイルを選択できないため、トレードをおこなう前に「自分自身の性格を分析して理解すること」が大切である。
トレードスタイルは人によって千差万別であるため、これが絶対にいいというものはない。そのため、自身の性格を把握しておかないとトレードスタイルを定めることができない。
たとえば、「短気」な性格の場合、デイトレードやスキャルピングトレードは合わないことが多い。
エントリーから決済までの時間が短いトレードの場合、瞬時に判断を下さないといけないので、少しの相場の変動で焦って利益確定をおこなってしまう場合がある。
また損失がでた場合、負けを取り返そうとして状況を把握しないままエントリーを繰り返してしまう可能性もある。
まずは長期的な時間軸で練習して、じっくりと相場の動きを知ることから始めることをおすすめする。
これは一例ではあるが、それぞれのトレードスタイルを試しながらどれが自分自身に適しているのかを見つけていってほしい。
「自分がおこないたいトレードスタイル」を選択するのではなく、「自分の性格にあったトレードスタイル」を選択することが大切だ。
トレードルール決める
これからFXを始める人は、最初にトレードルールを作ることが目標となるだろう。
トレードルールとは「どのようなタイミングでエントリーして、どのような条件や状況で決済するということを決めておき、その条件で淡々とトレードを繰り返す」トレードの基本となるルールである。
これは一つではなくトレードに合わせて何種類か用意し、それぞれをブラッシュアップしながら、エントリーチャンスを増やしていくとよいだろう。
まずは一つのルールをしっかりと作り上げて、淡々とトレードをおこなうことに専念しよう。
日々のニュースをチェックして予想を繰り返す
中長期の視点で相場を分析するにはファンダメンタルズ分析が必要不可欠になってくる。
ファンダメンタルズ分析とは各国の金融政策の動向、高官の発言、経済指標、政治イベント、ニュースなどから通貨の動向を考える分析方法だ。
全部を勉強するのは不可能と思うかもしれないが、マーケットにはその時々で注目するポイントがあり、そこを見極めながら分析するのが基本的な方法となる。
慣れるまでは、どのようなポイントがマーケットの焦点になっているのか判断するのが難しい。日々ニュースを見て、通貨の動向に影響するかしないか考えて答え合わせをしていくことが大切だ。
そして自身の予想と乖離が起きた箇所のフィードバックを繰り返すことが、トレードの成長にとても有効な方法だ。
また、情報発信をしているトレーダーが指標をどのように考えているかを参考しながら覚えていくのもよいだろう。
最初は覚えることが多く、大変だと感じるかもしれないが、しっかりと安定した利益を出していくためには、必要な努力だと思って取り組んでほしい。
FXの取引でやってはいけないこと
次にFXの取引をする上でやってはいけない行動を解説する。基本的な話ではあるが、わかっていてもやってしまいがちなので、しっかりと理由も理解しておいてほしい。
- 人とまったく同じトレードをする
- 自分に合った取引スタイルを見つける
- 損失を取り返そうとエントリーを繰り返す
- 損切りをしない・損切りラインを変更する
人の方法を真似する
「成功している(しているように見せかけている)SNSのアカウントやシグナル配信などを全部信用してトレードすること」はFXの取引ではやらない方がいい。(トレードの参考にすることはプラスになることは多い)
また他のトレーダーが利用しているテクニカル分析の手法を、そのまま利用して取引することも避けた方がいい。
なぜなら、人が成功している方法だからといって、同じように成功できるわけではないからだ。
トレードスタイルやテクニカル指標が、その人に合っていたというだけであり、同じ方法が自分に合うとは限らない。トレード方法が千差万別ということは、成功する方法も千差万別である。
最初のエントリーは同じタイミングで入ったとしても、自分で判断しないといけないタイミングは必ず訪れる。
利益の出し方、トレード方法を真似しても、過程を理解できていなければ自分の知識や実力にはならない。
また人のトレードの真似していても、負けた理由を考えないことが多い。それでは負けた経験を次に活かすことができない。
しかし、成功している方法を「なぜこのようなトレードをしているのか?」という視点で参考にすること自体はとても良い教材となる。
そのトレードに至った背景や考え方というのを深掘りして理解するクセはつけておくとよいだろう。
損失を取り返そうとする
とくに最初のうちは、損失を被った後に、2度目のトレードで1度目のトレードの損失を取り戻そうとすることをやりがちである。これは誰もが一度は通る道だろう
これは最終的に負けに繋がるリスクがとても高い。
損失を取り戻すためにトレードをするのは、自分自身の取引ルールから逸脱した取引をおこなうことになるため、絶対に避けた方がいい。
1度目の取引で損失を出した場合は、一旦lot数を半分にして次のトレードをおこなうなど、損失をむやみに拡大させないための工夫をするとよいだろう。
これは取り返すことが目的ではなく、自分自身を冷静に戻すための行動であり、プロのトレーダーでも実践している方法の一つである。
損失が出たときに、どうやってリスクを回避したり、心理的に落ち着きを取り戻したりするかというのも重要な要素だ。
損切りをしない・損切りラインを変更する
最後にFX初心者でやりがちな行動として「損切りをしない」、もしくは「損切り注文を入れていても近づいてくると損失が怖くなり、キャンセルや損切りラインを変更してしまう」ことがある。
損切りは損失を限定させるために基本中の基本となるため、しっかりと意識しながら取引をしてほしい。
エントリーした時点で損切りラインは常に定めておく必要があり、達した時点で取引は負けが確定したと素直に認めることが大切だ。
ただし、なかなかこの負けを受け入れることができずに、また相場が良い方向に動くだろうという楽観的な考えてしまい、損切りできないケースも少なくない。
1度の損失で全ての資産を失う可能性がある危険な行動であるということを認識し、勝つことよりも大きな損失を出さないということを意識しながらトレードに臨んでほしい。