FXとは?初心者のコツや仕組み基礎知識15:レバレッジ他

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日本円や米ドルなどの通貨は世界中で取引され、株式と同様、需要と供給のバランスによって常に相場が変化している。このように相場の変化する中で異なる通貨を売買し、差益を得ることを狙うのがFXだ。以下、FX投資を始めようとしている初心者向けに、基礎知識や基本的な考え方を解説する。

FXとは――「レバレッジ」を効かせた為替取引

FX(外国為替)の米ドルとユーロ

FXとはForeign Exchangeの略で、日本語では外国為替証拠金取引という。初心者はFXを「異なる通貨を交換する(外国為替取引)ことにより、為替レートの変動や通貨国の金利差を利用して、利益獲得を狙う金融商品。自分が口座に入れた実際の金額よりも何倍もの規模で取引することができる仕組み(レバレッジ)がある」と理解しよう。具体的にどういうものなのか説明してみよう。

まず「外国為替取引」とは、「ドル/円」「ユーロ/ドル」「ポンド/円」のように、異なる通貨を交換する取引のことだ。そしてこの交換市場のことを「外国為替市場」(外為市場)と言うが、証券取引所のように物理的な取引所があるわけではなく、銀行間や個人間などの取引の総称として外国為替市場と表現される。

通貨の取引価格は「為替レート」と呼ばれ、「需要」と「供給」のバランスによって常に変動している。FXではその為替レートの値動きを予測し、通貨を売買することで利益を得ることを狙う。ちなみにこのようにして得られる利益のことを「為替差益」と呼ぶ。

例えば、1ドル=100円の時に、100円を1ドルと交換し、その後、相場が1ドル=110円になった時に、1ドルを110円に交換すると、10円の為替差益が得られる。

FX最大の特徴は「レバレッジ」

為替差益は外貨預金でも得られることがあるため、FXはしばしば外貨預金と比較される。ただし、外貨預金とFXで決定的に違うのは、FXでは自分が口座に預け入れたお金(「証拠金」と呼ぶ)を担保に、実際の資金の何倍もの金額の通貨が取引できるということだ。この仕組みのことを「レバレッジ」と呼ぶ。

FXにおいては、個人では最大で25倍までのレバレッジが利用できる。つまり、少ない資金で大きな利益が期待できるのがFXというわけだ。ただし、大きな利益を期待できるものの、同様に大きな損失を出すリスクがあることを忘れないでおきたい。

FX投資と株式投資はここが違う

FXとよく比較されるのが株式の現物取引だ。FXと同じように、取引価格が変動する中で利益を狙う金融商品だからだ。しかしこの両者が根本的に違うのは、FXが「通貨」を売買するのに対して、株式の現物取引は企業が発行する「株式」を売買する点だ。つまり取引対象が異なる。

また取引可能時間にも違いがある。FXは平日24時間取引ができるのに対し、株式は証券取引所が開いている時間での取引がメインとなる。取引可能時間で比べると、FXの方に軍配が上がる。

一方で、取引対象は株式投資の方が多い。FX会社で取り扱っている通貨ペアは最大でも100通貨ペア程度であるのに対し、株式は東京証券取引所に上場している株式だけでも3700以上ある。海外の株式なども含めれば、株式の銘柄数は膨大なものとなる。

各通貨で特徴が異なる

FXの通貨ペアはかなり少ないことから、一般的に株式投資よりも投資対象が絞り込みやすいとされている。ただ、通貨ペアによって取引量や動き方が大きく異なるため、実際に売買する前に、主要通貨ペアごとに、その特徴をつかんでおくことが大切になる。

例えば、英ポンドが絡む取引では一般的に「ボラティリティ」(値動きの幅)が大きくなりがちだ。豪ドルはオーストラリアが資源国であるため、資源の先物取引の値動きに影響を受けやすい。

ちなみにFX会社によって取り扱っている通貨ペアの数は異なる。例えば主要なFX会社であれば、「OKANDA Japan」なら69ペア、「LION FX(ヒロセ通商)」なら50ペア、「外為どっとコム」なら30ペアといった具合だ。

各国通貨の解説

FXのメリットと注意点

FX(外国為替)の米ドルと人民元

FXはレバレッジを効かせることで、少額の資金でも大きな取引が可能なため、思い通りの方向に為替レートが動けば高いリターンが期待できる。このことがFX の最大の魅力であると言える。

ただし、レバレッジを効かせた分だけリスクも大きくなる。あまりにも高いリターンを求めると、一瞬で資金の全てを失う可能性もある。

例えば25倍のレバレッジを効かせてFXをするとする。その場合、為替レートが4%悪い方向に動くだけで元金の100%の損失を出すことになるからだ。レバレッジをかけなければ、損失は元金4%だけで済む。

FXでレバレッジを効かせる場合はこうしたリスクがあるため、FX初心者はそのメリットとリスクについて十分に理解した上で、FXを始めることが肝心だ。

FXの取引手法と注文方法──スキャル・デイ・スイング、成行・指値注文

FX(外国為替)取引のチャート

FX取引の手法はさまざまだが、取引開始から決済までの期間によって「スキャルピング」「デイトレード」「スウィング」の3つに大別される。

取引開始から決済までの期間が「数秒から数分」だとスキャルピング、「1日内」だとデイトレード、「数日~数週間」だとスウィングと表現される。

  • スキャルピング:数秒から数分
  • デイトレード:1日内
  • スウィング:数日〜数週間

オリコン顧客満足度調査の2021年版によれば、それぞれの取引手法で人気が高いFX会社の上位3社はそれぞれ以下の通りだ。取引ツールの使い方などによって、人気に差が出る。

順位スキャルピングデイトレードスイング
1位LION FX(ヒロセ通商)LIONE FX(ヒロセ通商)LION FX(ヒロセ通商)
2位SBI証券マネックス証券外為どっとコム
3位SBI FXトレードSBI証券マネーパートナーズ

また、FX取引ではさまざまな注文方法が用意されている。FX会社ごとに利用できる注文方法は異なるが、基本的には9種類に分類される。

  • 成行(なりゆき)注文
  • 指値(さしね)注文
  • ドテン注文
  • ストリーミング注文(2WAY注文)
  • 逆指値注文
  • トレール注文
  • OCO(オーシーオー)注文
  • IFD(イフダン)注文
  • IFO(イフダン、オーシーオー)注文

どのFX会社で口座を開設しても成行注文や指値注文は可能だが、FX会社によって可能な注文形式の幅広さは異なる。注文方法が多いFX会社としては「LION FX(ヒロセ通商)」「JFX」「外為どっとコム」「SBI FXトレード」などが挙げられる。

FXを始めるには――口座開設が第一歩

FX(外国為替)トレーダーとFXチャート

初心者の人がFXを始めるには、まずFX会社で口座を開設する必要がある。FX会社によって取引手数料(スプレッド)や取引ツールの使いやすさ、裁定取引数量、マーケット・レポートや海外ニュースなど情報提供サービスに差があるため、よく比較してどのFX会社で口座を開設するか決めよう。

ちなみにFX口座の開設はウェブから申し込むことができ、本人確認書類やマイナンバーカードがすぐにウェブ上でアップロードできれば、即日〜1営業日で口座開設が完了するケースも多い。

口座開設が完了したら、開設したFX口座に資金を入金することで、いよいよ取引開始の準備が整う。

FX口座比較ランキング――FX会社の選び方①

ここまでFXの始め方について説明してきたが、では実際どこのFX会社で口座を開くべきなのか。それを決める上で最も重要な点の1つと言えるのが「スプレッド」と呼ばれる取引コストだ。スプレッドが大きいと収益は減ることになる。

スプレッドは通貨を売買するたびに毎回発生し、スプレッド幅は通貨ペアによっても異なるが、例えば同じ「米ドル/円」の通貨ペアでもFX各社によっても異なるため、口座開設をする際にはよく比較するようにしたい。

例えば「米ドル/円」の通貨ペアの場合、「外為どっとコム」のスプレッドは0.1銭、「DMM FX」「LION FX(ヒロセ通商)」「ネオモバFX」「みんなのFX」などは0.2銭だ。

そのほかにも、通貨国間の金利差の違いから生まれるスワップポイントや売買できる通貨ペアの数もFX会社によって異なる。スプレッドに加えてこれらも比較してみることで、自分が口座を開くべきFX会社が見えてくるはずだ。

FX口座開設ボーナスとキャンペーン――FX会社の選び方②

FX各社はより多くの顧客を獲得するために、さまざまなキャンペーンを行っている。例えば、新規口座開設者に対する「キャッシュバックキャンペーン」などだ。キャッシュバックの金額などは各社によって千差万別で、キャンペーンの実施時期や取引量などによって異なる。

口座開設時はこうしたキャンペーンの内容も比較材料になるが、対象期間や金額には制限があるため、比較する際の優先順位は低めにしておく方がベターだ。長い目で見れば、スプレッドの小ささの方がはるかに重要であることは明らかだ。

取引ツールの重要性と選ぶポイント――FX会社の選び方③

FX初心者が意外と見落としがちなのが、FX取引を行う上で欠かせない「取引ツール」だろう。FX各社で提供されている取引ツールの機能に違いがある。

スプレッドのようなコスト、スワップポイントのような利益、キャッシュバックのようなボーナスに目が行きがちだが、為替相場の動向を予測する上で欠かせない取引ツールとその使い勝手もFX会社選びの重要なポイントとなる。

FX取引の経験を積めば積むほど、取引ツールを駆使して相場を分析しながら、さまざまな注文方法を使って効率よく利益を獲得するようになるので、後から取引ツールの大切さに気がつくことが多い。

各FX会社の取引ツールを比較する方法としては、各社の公式サイトのデモ画面を見たり、デモトレードを体験したり、Twitterなどで口コミを調べたり、YouTubeで実際の取引動画を検索してみたりするのがいい。

ちなみに取引ツールでは、「JFX」は操作性の高さで評判が良く、取引画面のカスタマイズ性では「LION FX(ヒロセ通商)」の人気が高い。シンプルな取引画面で初心者でも使いやすいのは「外為どっとコム」の取引ツールだ。

ここまで、FXを新たな投資の選択肢に加えるかどうか検討している人に向けて、FXがどのような仕組みなのかやFX会社の選び方を簡単に解説してきた。

一番大切なことは、自分に合ったFX会社で口座を開設することだ。ここで紹介した比較項目などを参考に、自分に合ったFX会社を見つけて、口座開設後にまずは少額から取引にチャレンジしてみよう。この「少額から」というのが重要で、

多くのFX会社が本番の取引環境に近い「デモトレード」サービスを用意しているので、バーチャルでFX取引を体験できるようになっている。「いきなり始めるのはちょっと」という人は、デモトレードで練習した上で、取引を始めてみるのが良いだろう。

FXのメリットと注意点【詳細版】

FX(外国為替)の米ドルと人民元

FXには、少額の元本でトレードを始められる点以外に、4つのおすすめできるメリットがある。

  • FXは24時間取引可能
  • FXでは下降相場でも稼ぎを得られる
  • FXは基本的に、取引手数料が無料
  • FXではスワップポイントを得られる

ここではFX初心者向けに、上記のメリットと、注意すべきポイントを解説する。

FXのメリット① 24時間ネットがあればどこでも取引できる

24時間ネット接続でFX取引

FXは、土日と正月(1月1日)以外、24時間取引を行うことができる。これは、為替レートが平日なら24時間動いており、またFX会社もほぼ24時間サービスを提供しているからだ。

これが株式取引だと、基本的にその国の取引所が開いているタイミング(平日の日中)でなければトレードできない。しかし、FXなら、例えば「ドル/円」「ユーロ/円」「トルコリラ/円」など、どの通貨ペアであっても平日24時間取引が可能だ。

また、昨今はFXに特化したスマートフォン向けアプリを各FX会社が提供しているため、ネットさえつながれば自宅でも旅行先でもどこでも平日24時間、FXができる。日中は仕事で相場が見られない人や子育てに忙しい人も、FXであれば空いた時間を活用して取引ができる。そのため、比較的自由度の高い副業として初心者にも人気で、その後、長年にわたってFXで利益をあげている会社員の人も少なくない。

FX(外国為替)を携帯で取引

FXの主な市場は4つある。オーストラリア(オセアニア)、東京(アジア)、ロンドン(ヨーロッパ)、ニューヨーク(アメリカ)だ。

まずは日本時間月曜の明け方にオーストラリアの市場が開き、時間差で東京市場が開く。東京市場が閉まるころにロンドン市場、ロンドン市場が閉まるころにニューヨーク市場が開き、そしてまたニューヨーク市場が閉まるころにはオーストラリア市場が開く。こうしてFX市場は数珠つなぎのように連なり、土曜日を迎えるまで値動きは止まらない。

FX取引での利益を狙うなら、流動性が高く活発な値動きの時間帯が向いている。FXで最も値動きのある時間帯は、ロンドン市場からニューヨーク市場の、日本時間16時から25時頃まで。逆にFXで流動性が低くあまり値動きがない時間帯はオーストラリア市場の、日本時間午前4時から10時頃までだ。特に明け方は「スプレッド」というFXの取引コストがかさみやすいので、注意しよう。「スプレッド」については後述する。

FXのメリット② 「売り」から取引することで、下落時でも稼ぎを得られる

またFXは価格が下落トレンドにあるときでも利益を得ることが可能となっている。これ株式投資でいうところの「空売り」によく似ている。このFX取引の場合、価格が下落しそうなときに「売り」を仕掛け、実際に下落したら買い戻す。

FXが初心者の人向けに、具体的には「売り」から入るFX取引がどのような場合に有効か説明しよう。例えば「1ドル=108円」の局面で「今後ドル円は100円まで円高になる」と考えたとする。このような「通貨の価値が下がるだろう」と予想した場合に「売り」からFX取引を始めることが有効だ。予想通り、1ドル=108円の局面で売りを行い、1ドル=100円のタイミングで買いを行うFX取引ができれば、結果的に「100円で買い、108円で売り」となるため、為替差益8円の稼ぎを得ることになる。

この理屈で、FX取引する際に1ドル=100円の時点で1万ドル分の売りを仕掛け、価格が1円下落して1ドル=99円になれば、1万円の利益となる。逆に1円上昇して1ドル=101円になればこのFX取引は1万円の損失で失敗となる。

弱気市場でのFX(外国為替)取引

なお、前述の通り、FXでなく株式の信用取引でも「売り」から取引を開始する「空売り」という手法が可能だが、「空売り」の際は株式を借り入れる必要があるため、「貸株料」という利息なようなものをいくらか支払うことになる。

一方、FXは「デリバティブ取引」という金融派生商品の取引であるため、通貨を借り入れたり利息のようなものを支払ったりする必要がない。そのためFX取引であれば、株式の空売りにあたって行われる信用取引よりも経費が少なくすむ傾向にある。

FXのメリット③ 手数料は基本0円。ただしスプレッドに注意

FX取引の手数料(ユーロ)

多くのFX会社において、FXの取引手数料は0円である。ただし、FX初心者の方に注意していただきたいのは、FX会社が提示するドル円などの為替レートには「売りレート」と「買いレート」とがあり、この2つのレートの間には「スプレッド」という差が生じて、これがFXトレーダーの負担する実質的なFX取引コストとなる点だ。

例えば「スプレッド」が2銭(0.02円)の場合、ドル円の「買いレート」が110円だとすると、「売りレート」は109.98円になる(「売りレート」は「買いレート」よりも、必ず低い数値になる)。つまり、注文成立から決済までに、為替レートが一切動かなかったとしても、FXトレーダーは必ず「スプレッド」分の損失を被ることとなる。そのため、「スプレッド」がFXにおける実質的な手数料と言えるだろう。

スプレッドはFX会社ごとに異なる。スプレッドが安いFX会社を選ぶのが1つのポイントだ。多くのFX会社はスプレッドをHPで公開しているので、事前に比較し、トレードでの稼ぎを最大化するため、スプレッドが安いFX会社を選択するのをおすすめする。

例えば「米ドル/円」の通貨ペアで取引をする場合、スプレッドは「外為どっとコム」が0.1銭、「DMM FX」「LION FX(ヒロセ通商)」「ネオモバFX」「みんなのFX」などが0.2銭となっている。

「ユーロ/円」の通貨ペアで取引をする場合は、スプレッドは「FXトレードフィナンシャル」が0.3銭、「JFX」「セントラル短資FX」「LIGHT FX」「LION FX(ヒロセ通商)」「OANDA JAPAN」などが0.4銭、「SBI FXトレード」は0.49銭となっている。

FX(外国為替)のスプレッド(取引コスト)

ただし、スプレッドは相場の状況によって拡大することもあるので、特にFX初心者の方には注意が必要だ。多くのFX会社はスプレッドを“原則”固定としているが、完全に固定しているわけではない場合が多い。スプレッドが拡大したタイミングで決済をしてしまうと、実質的に大きな手数料を支払うこととなるからだ。

例えば、普段は「スプレッド0.2銭」であるのに、相場の状況により突如「スプレッド20銭」に拡大したとする。このタイミングで決済をしてしまうと、1万通貨の取引の場合、スプレッドによる損失は2000円になってしまう。

FXのメリット④ スワップポイントが得られる

米ドルと豪ドルの両替

FXでは、為替の動き以外からも、スワップポイント(金利差調整分)と呼ばれる利益を得ることも可能だ。

「スワップポイント」とは、通貨ペアで相対的に金利が高い国の通貨を買い、金利が低い国の通貨を売り、「建玉」を保有し続けることで、毎日得られる利益だ。「建玉」とは、新規注文が成立後に、反対売買による決済を行っていない状態の注文のことを指す。

例えば、「ドル/円」の通貨ペアの場合を考えてみよう。2020年10月現在、「米国」のほうが「日本国」よりも政策金利は高い。そのため、「ドル円」の買い建玉を保有して、「円を売ってドルを買う」ことを維持することで、スワップポイントを稼げる。

そろばんとコイン

なお、逆に「ドル円」の売り建玉を保有して、「円を買ってドルを売る」ことを維持してしまうと、スワップポイントの支払いが生じ、損失となってしまうのでFX初心者の人は注意するようにしよう。

スワップポイントは固定ではなく日々変動している。同じ通貨でもFX会社によってスワップポイントの水準は異なり、また同じFX会社でもスワップポイントは固定されておらず、日々変動する。

FX会社はスワップポイントの実績を公開している場合がある。将来の数値を約束するものではないが、FX初心者の人には一度確認することを推奨する。

FXの注意点──リスクや税金

FX(外国為替)取引のリスク

FXには初心者向けに注意したい独自の取引ルールがあり、「ロスカット」や「追加証拠金」について解説しよう。またFX取引のリスクの1つである「スリッページ」や、得られた利益にかかる「税金」に関しても主に確定申告について解説する。

ロスカット

FX(外国為替)ロスカットのイメージ

ロスカットとは、保有ポジションの損失が膨らんだ際に、それ以上損失が広がらないようFX会社がポジションを強制的に決済してしまう処置だ。

ロスカットは「証拠金維持率」で判断されるのが一般的だ。「自己資金÷保有ポジションに必要な証拠金×100」で計算される数値で、自己資金からは保有ポジションの評価損失が差し引かれる。自己資金と証拠金の額が同じ状態で100%となり、評価損が増えると減少していく。

ロスカットされる証拠金維持率の基準はFX会社によって異なる。証拠金維持率が100%を下回った時点でロスカットされる場合や、50%や20%まではロスカットされないFX会社もある。ロスカットされる証拠金維持率が小さいほどロスカットが遅く、いざFX相場の読みに失敗してロスカットされた時のダメージが大きい。

例として、自己資金10万円で1万米ドルの買いポジションを建てるとする。1米ドル=100円なら、証拠金は4万円必要だ(レバレッジ25倍)。自己資金10万円に対し、必要証拠金は4万円なので、6万円の余裕がある。証拠金維持率は250%だ。

ポジションは1万米ドルの買いなので、1米ドルあたり6円の値下がり、つまり1米ドル=94円で自己資金が証拠金を割り込み始める。1米ドル=94円のとき、証拠金維持率が100%になる。

米ドル/円  レート評価損失自己資金 (評価額)証拠金維持率
1米ドル= 100円010万円250%
1米ドル=95円▲5万円5万円125%
1米ドル=94円▲6万円4万円100%
1米ドル=93円▲7万円3万円75%
1米ドル=92円▲8万円2万円50%
1米ドル=91円▲9万円1万円25%
1米ドル=90円▲1万円00%

ロスカット基準が証拠金維持率100%なら1米ドル=94円でロスカットされる。損失は6万円で、自己資金は4万円残る。ロスカット基準が証拠金維持率50%なら1米ドル=92円でロスカットされる。損失は8万円で、自己資金は2万円残る。

いずれも損失を生むため投資として失敗であることに違いはないが、ロスカットが早い方が損失は小さく安心できる。入門したばかりのFX初心者の方向けには証拠金維持率100%でロスカットされるFX会社がおすすめだ。

証拠金維持率100%でロスカットされるFX会社でFX初心者の方が取引する場合、自己資金の全額でポジションを建てないよう注意が必要だ。自己資金の全額でポジションを建てると、その時点で証拠金維持率が100%になってしまう。わずかな損失でもロスカットが発動してしまうので、ある程度余裕を持ってポジション建てた方がよいだろう。

追加証拠金、追証(おいしょう)

追加証拠金・追証のイメージ

自己資金が証拠金維持率100%を下回るほど減少した場合、「追加証拠金(追証)」が求められる。追加証拠金とは、証拠金維持率が100%を上回るように差し入れる追加の資金だ。

例えば、1米ドル=100円で1万米ドルの買いポジションを建てる場合、必要な証拠金は4万円だ。自己資金が4万円を下回るたびに追証を差し入れる。1米ドル=93円では証拠金維持率が75%まで減少するが、1万円追加すれば証拠金維持率は100%を回復する。

評価損失自己資金 (評価額)証拠金維持率
①1米ドル=93円まで下落する▲7万円3万円75%
②追証を1万円差し入れる▲7万円3万円+1万円 =4万円100%
1米ドル=100円で1万米ドルの買いポジション
必要証拠金:4万円(レバレッジ25倍) 自己資金:10万円
追証で証拠金維持率が回復する仕組み

追証は、証拠金維持率100%でロスカットされるFX会社の場合は原則関係がない。ロスカットの基準が証拠金維持率の100%未満に設定されている場合、注意が必要だ。

追証を差し入れる以外に、保有ポジションを決済する方法でも証拠金維持率は回復する。全部決済する以外に、一部の決済も可能だ。追証は思惑が外れた結果起こる。追証を差し入れて延命する以外に、ポジションを決済してしまう選択肢も特にFX初心者の方は持っておくのをおすすめする。

スリッページ

日本円とFXの取引時間

FX取引では、注文した価格と違う価格で取引が成立する場合があり、これを「スリッページ」という。注文入力時のシステム上のタイムラグが主な原因で、有利にも不利にもなり得る。

FX各社は取引システムを整備し、約定スピードの向上を図っているが、小数点以下の単位で取引される為替レートの変動は目まぐるしく、いくらスピードアップしても、スリッページを完全に排除するのは難しい。

なお、FX会社によってはスリッページの許容幅を設定することができる。許容幅を超えるスリッページが起きた場合、取引が成立しないようにする処置だ。許容スリッページ設定が用意されている場合は利用してもよいだろう。ただし、あまりにシビアに設定すると約定する確率も下がる点には注意をおすすめする。

確定申告

電卓の税金表示

FX取引で得た稼ぎは「雑所得(先物取引に係る雑所得等)」として課税される。給与所得者の場合、以下のような場合で確定申告が必要になるのでFX初心者の方向けに注意をおすすめしたい。

FXの利益を確定申告する必要がある場合

  1. FXの利益が20万円を超えている
  2. なんらかの理由で確定申告する

給与所得者は基本的に確定申告が不要だが、FXの稼ぎが20万円を超えている場合は確定申告が必要だ。

FX初心者の方向けに注意をおすすめしたいのは「20万円以下までは申告不要だが、非課税ではない」という点だ。住宅ローン控除の手続きなど、なんらかの理由で確定申告を行う場合、FXでの稼ぎはたとえ20万円以下でも併せて申告する義務がある。

FXの利益は「申告分離課税」で、他の所得とは別に固定の税率で計算される。税率は一律で20.315%で、他の所得のように「累進課税」とはなっていない。

FX取引の税率20.315%の内、5%は住民税で、後日に納付する。納付方法は給与からの天引きか、納付書などを用い自分で納付するかどちらかを選択する。納付方法は申告書「第二表」で指定できる。

給与からの天引きで納付する場合、念のため会社には事前に伝えておいた方がよい場合もあるだろう。給与に対して住民税の額が上昇するため、給与以外の収入を悟られる可能性がある。もし仮に就業規則にFXなどの投資等を禁止する規定があれば注意をおすすめする。

FXの取引手法──投資期間別

FX(外国為替)取引のチャート

FX取引の手法はさまざまだが、投資期間別に「スキャルピング」「デイトレード」「スウィング」の3つに大きく分かれる。それぞれに厳密な定義はないが、大まかに解説しよう。

FX取引手法① スキャルピング

「スキャルピング」は最も短期的な取引を行うスタイルだ。数秒から数分でポジションを決済する。少額の利益を日に何度も稼ぐことが主な戦略だ。小さな値幅で取引するので、比較的高いレバレッジを効かせやすいスタイルでもあるだろう。

スキャルピングは1回あたりの利益幅が小さい。したがってスプレッドやスリッページはほとんど許容できない。スキャルピングする場合、どのFX会社を使うかはシビアに選択すべきだろう。

FX取引手法② デイトレード

「デイトレード」は1日で取引を終了させるスタイルだ。新規ポジションを1日の内に決済させてしまう。「スキャルピング」ほどではないが、比較的短期の取引といえよう。

なお、スワップポイントは日をまたがないと反映されないため、デイトレードではスワップポイントを受け取ることができない。

FX取引手法③ スウィング

「スウィング」はポジションを数日~数週間で決済する取引スタイルだ。日をまたぐポジションを保有するためスワップポイントを受け取ることができるが、夜間など市場を見ていない間に大きな値動きが起こる可能性がある。

スキャルピングやデイトレードより取引回数は減る。1回の取引あたりの値幅も大きく取れるので、さまざまな戦略を取れるだろう。

各取引スタイルは一長一短があり、どれが優れているとは一概には言えない。スウィング以上に長いスパンで取引する方もいるだろう。取引スタイルに捉われず、シチュエーションごとに使い分けられるのが望ましい。

FXの注文方法──自動売買も

FX(外国為替)チャート分析と発注画面

FX取引ではさまざまな注文方法が用意されている。FX会社ごとに利用できる注文方法は異なるが、ここでは基本的な9つを一覧で紹介する。また自動で売買を行う「システムトレード」についても触れる。

①成行(なりゆき)注文

「成行注文」は、取引のレートを指定せずに注文を出す方法だ。注文を出したタイミングのレートで取引が成立する。

レートを指定しないので、注文は基本的に失敗することなく成立する。取引価格より注文の成立を優先させたい場合におすすめできる注文方法だ。

②指値(さしね)注文

「指値注文」は取引のレートを指定する注文方法だ。指定するレートを「指値」という。

指値注文では、指値か指値より有利なレートで取引を成立させる。例えばFXトレーダーが“米ドル=105円で買い”の指値注文を入れた場合、105円以下のレートで取引が成立する。105円でも成立するし、104.99円でも成立する。105円を超えるレートでは成立しない。

取引が成立するレートを指定できるので、稼ぎや損失をコントロールしやすいメリットがある。注文が成立しない(または注文数量の一部だけ成立する)可能性とスリッページには注意をおすすめしたい。

③ドテン注文

「ドテン注文」は、保有ポジションの決済と同時に、反対の新規注文を入れる注文方法だ。

たとえば現在買いポジションを保有している際に「今後は下落しそうだ」という読みがあるとする。ここでドテン注文を入れると、買いポジションの決済と同時に売りポジションを新たに建てられる。

それぞれ個別に注文を出してもよいが、ドテン注文のように複数の注文がセットになった注文だと手間を1つ減らせる。スキャルピングなど、取引回数が多いスタイルのFXトレーダーにおすすめの注文方法だ。

④ストリーミング注文(2WAY注文)

「ストリーミング注文」は「成行注文」と「指値注文」両方の要素を持つ注文方法だ。FX会社はすぐに取引が成立するレートをリアルタイムで掲示し続け、FXトレーダーは気に入ったレートが表示されたタイミングで注文を出す。このとき、表示されたレートを「指値注文」として出している。

注文自体は「指値注文」なので、注文数量のすべてが成立しない可能性はある。また許容スリッページ設定によっては注文が成立しない場合もある。ストリーミング注文は「成行注文」のリアルタイム性と「指値注文」の価格コントロールを兼ね備えた注文方法だ。

⑤逆指値注文

一般的な指値注文の場合は、指定するレートより不利な価格では取引を成立させない。不利な注文とは、買い注文なら指値より高いレート、売り注文なら指値より安いレートだ。これをあえて成立させるのが「逆指値注文」だ。

逆指値注文は「モメンタム取引」で活用できる。モメンタムとは「勢い」のことで、「価格は一定期間同じ方向に進む」という考えが前提になっている。たとえば「現在は105円だが、108円を超えたらさらに上昇するだろう」という読みをした場合、“108円を超えたら買い”という注文が逆指値では可能だ。

また「ストップロス(損切り)」の注文も、逆指値を入れておけば事前に設定できる。FXトレーダーが105円で買いポジションを建て「100円を下回る場合は損切りしたい」という読みがある場合、“100円で決済(売り)”の注文ができる。

⑥トレール注文

「トレール注文」は「逆指値注文」を派生させた注文方法だ。逆指値注文に「トレール幅」を設定し、現在のレートに合わせて指値を変動させる。FXトレーダーはトレンドに合わせて利益を追うことが可能だ。

たとえばFXトレーダーが現在買いポジションを持っており、「上昇トレンドが終了したら売りたい」という意図があるとする。「上昇トレンドの終了=高値からの50銭下落」とすれば、「トレール幅」を50銭と指定し、逆指値で売りを入れる。50銭以上下落することなくレートが上昇を続ければ、逆指値も自動的に引き上がる。トレンドの終了を確認しなくても高値近辺での決済が可能だ。

⑦OCO(オーシーオー)注文

「OCO注文」は「One Cancels the Other」の略で、内容の異なる2つの注文を同時に出し、片方が成立したら残りを自動的にキャンセルする注文方法だ。

「OCO注文」ならFXトレーダーは保有ポジションの「利益確定」と「損切り」の決済を同時に出せる。例えば105円の買いポジションを保有している場合、“110円で利益確定の売り(指値注文)”と“100円で損切りの売り(逆指値注文)”と出しておき、片方が成立すれば残りは自動的にキャンセルされる。

⑧IFD(イフダン)注文

「IFD注文」は「If Done」の略で、新規注文とそのポジションの決済の注文を同時に出しておく注文だ。新規注文が成立して初めて決済分の注文が出される。例えばFXトレーダーに「105円で買えたら110円で売りたい」という意図がある場合におすすめできる。

「IFD注文」なら決済分の注文を新規注文と同時に出せるので、相場を監視しておく必要がない。

⑨IFO(イフダン、オーシーオー)注文

「IFD注文」と「OCO注文」を組み合わせたのが「IFO注文」だ。新規注文が成立した後の決済注文を同時に出すまでは「IFD注文」と同じだが、その決済注文を「OCO注文」にできる。

例えばFXトレーダーに「105円で買えたら110円で利益確定したい。ただし、100円を下回るようなら損切りしたい」という意図がある場合に「IFO注文」は有効な方法としておすすめできる。

2つの自動売買 「リピート系」と「システムトレード」

FX(外国為替)の自動売買で米ドルとユーロを取引

FXトレーダーが自分の任意に取引を行う取引を「裁量取引」というが、事前に設定した条件で自動的に売買を繰り返す「自動取引」を提供しているFX会社もある。

自動取引には大きく2種類ある。これまで紹介した基本的な注文方法を繰り返す「リピート系」と、より複雑な条件で売買を繰り返す「システムトレード」だ。

システムトレードは、FXトレーダーが自分で売買条件を設定する「構築系」と、すでにいくつか用意された売買条件プログラムを選択する「選択系」に分かれる。自分で構築する場合はプログラミングの知識が求められるが、選択系なら知識がなくても簡単に始められるので、FX初心者の方向けにはまず後者がおすすめできる。

【注目】有力FX会社の早見表(スタイル&ニーズ別)

短期で取引したい(デイトレ&スキャルピング)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか約定スピードドル円 スプレッド通貨ペア数最小取引単位シストレ対応
JFXスキャルピング公認。高速取引専用ツールが魅力数秒単位のスキャルピングに対応。
MT4に対応
4社で唯一数秒単位のスキャルピング「秒スキャ」に言及
超短期トレーダーはJFX推奨
最速:0.001秒 平均:0.005秒 (2020年7月実績)0.2銭2610,000通貨×
LION FX(ヒロセ通商)スキャルピング公認。取扱通貨ペアは業界最多水準大口ならキャッシュバックキャンペーン手厚い
通貨ペア数が多く、スキャルピングの選択肢が広い
数十万円キャッシュバックの取引キャンペーンが定番
大口トレーダーに推奨
最速:0.001秒 平均:0.003~0.005秒 (2020年7月実績)0.2銭501,000通貨×
セントラル短資FXスキャルピング向けに「1クリック注文」用意4社で最もドル円スプレッド安いドル円メインのトレーダーに向く0.1銭251,000通貨
OANDA スキャルピング公認。95%以上の注文が0.001秒で処理口座開設者に世界7拠点からマーケット情報提供口座開設者は「OANDAラボ」から情報提供受けられる
情報も重視したい方はOANDA
新規注文の99%が0.001秒で処理 (2021年5月3週実績)0.3~0.4銭4010,000通貨
※OANDAは「東京サーバー」コース(その他コースでは1通貨単位、69通貨ペアも)

更に詳しい比較・デメリットを補うFX会社の組み合わせはこちら(特化記事)

②スプレッド重視(とにかく取引コストを低く)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか米ドル円ユーロ円ポンド円豪ドル円NZドル円
ネオモバFXドル円スプレッドが最低0銭「Tポイント」で取引可能TポイントでFXと株式の取引可能
ポイントで疑似体験したい方に向く
0~0.3銭0.4~0.6銭0.9~1.1銭0.6~1.1銭1.2~2.5銭
ゴールデンウェイ・ジャパン大口取引も低スプレッド 1万通貨超なら3社で最も低い(ドル円)1万通貨超なら3社で最低
取引金額が大きい方に推奨される
0.1銭0.3銭0.6銭0.4銭1.0銭
SBI FXトレード1,000通貨以下なら低スプレッドで原則固定3社で最も通貨ペアが多い3社で最も通貨ペアが多いが、1,000通貨超のスプレッドは変動制
少額トレーダーに向く
0~0.1銭0.3銭0.69銭0.4銭0.9銭

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③中長期で取引したい(スワップ=金利収入重視)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか米ドル円ポンド円ランド円メキシコ円トルコ円最小取引単位通貨ペア数スプレッド(米ドル/円)シストレ対応
みんなのFX高水準スワップが魅力「オプション」取引も可能(LIGHT FXはFXのみ)「オプション」のほか「自動売買」に対応(LIGHT FXはFXのみ)
FX以外の選択肢も持ちたい方に推奨
32円259円50.7円35.7円292円1,000通貨270.2銭
LIGHT FX新興国通貨スワップに強み新興国通貨スワップが「みんなのFX」より高い傾向新興国通貨スワップが「みんなのFX」より高い傾向
高金利通貨のスワップを獲得したい方に向く
31円259円63.7円49.7円292円1,000通貨270.2銭×
表中のスワップポイント(米ドル円~トルコリラ円)は「2021年5月24~28日の累計 1万通貨の買い」の数値

※トルコリラ/円に特化した図表は、下記の記事内を参照されたい。

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④少額取引(数円~数千円で始めたい初心者&取引金額を細かく調整したい方)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか
SBI FXトレード全34通貨ペアで1通貨単位取引OK唯一マイナー通貨の少額取引可能「ブラジルレアル」などのマイナー通貨も取り扱う
さまざまな通貨で少額FXを行いたい方に推奨される
ネオモバFX最低取引単位1通貨スプレッド0はネオモバだけ(ドル円、1,000通貨以下)1,000通貨以下のドル円スプレッド0
少額かつドル円トレーダーに推奨
LINE FX1,000通貨単位取引。いつもの「LINE」で取引可能3社で唯一米国株取引可能「国内株」「米国株」「投資信託」を取り扱い、いずれも少額取引可能。3社で最も選択肢が多い
FX以外の少額取引を行いたいならLINE FX

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⑤自動売買(時間が無い方向け。プログラムによる取引)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか種類
アイネットFXリピート系「ループイフダン」平均利益率127%(2020年度)デモ口座あり。ループイフダンのオンラインセミナーもループイフダンはデモ口座対応。自動運用を仮想の資金で試せる
使用感を事前に試したい方に推奨
リピート系
FXブロードネット自動売買ツール「トラッキングトレード」。利益実績84.8%(2014年10月15日~2021年3月31日)9つの取引コースを用意。複数コースの保有OKルールが異なる取引コース9種。複数のコースを持てるため取引の目的ごとに使い分けられる
取引管理を重視したい方に向く
リピート系
インヴァスト証券プログラムをリストから選ぶ選択型システムトレード「トライオートFX」ETF(上場投信)の自動売買も可能売買プログラムを選ぶほか、自分で設定もできる。またETF(上場投信)も同じツールで自動売買できる
より発展的な自動売買を行いたい方にはインヴァスト証券が推奨される
選択型
アヴァトレード「MT4(世界的な取引ツール)」対応の本格システムトレード4社で唯一MT4対応。独自売買プログラムも提供4社でMT4に対応しているのは同社だけ。「AMMA」または「DUPLI TRADE」に申し込むと独自の売買プログラムを利用できる。
MT4で本格的な自動売買を行いたい方に向く
選択型

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⑥サポート重視(初心者&夜間取引が多い人向け)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くかその他の問い合わせ窓口
外為どっとコム24時間電話受付。為替のプロが対応税金やマーケット情勢についても回答オペレーターは為替のプロ。オンラインFXセミナーも頻繁に行われる
初心者のエントリー口座として特に推奨
メール
外為ジャパン電話&LINEで24時間対応。LINEも24時間対応高機能FXツール「プレミアチャート」を無料提供。値動きを詳細に分析できる
本格的な取引も行いたい方に向く
メール、LINE
DMM FXコールセンターは24時間受付。メールやLINE、AIチャットも3社で唯一株式取引可能(株式も24時間サポート対応)「株式」「CFD」を取り扱い、いずれも24時間サポートの対象。独自の競走馬ファンドサービス「BANUSY」はユニーク。
サポートのほか選択肢も重視したいならDMM FXが推奨される
メール、LINE、AIチャット

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⑦取引ツール重視(MT4など)

 ポイント最小取引単位通貨ペア数ドル円 スプレッドシストレ対応
FXTFFXTF情報局ではFXに関する情報を提供、コストが低い10,000通貨300.1銭×
JFXスキャルピング可能で短期売買がしやすい10,000通貨260.2銭×
アヴァトレードシストレ可能であり、MT4の次世代ツールMT5にも対応1,000通貨501.1銭
OANDA 対応通貨ペアの種類が多い1通貨690.3銭~0.8銭×

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⑧デモ口座のあるFX会社

 最小取引単位通貨ペア数ドル円 スプレッドシストレ対応
DMM FX10,000通貨210.2銭×
アイネットFX10,000通貨240.7銭~1.8銭
FXTF10,000通貨300.1銭×
JFX1,000通貨260.2銭×
LION FX1,000通貨500.2銭×
FXブロードネット1,000通貨240.2銭
アヴァトレード1,000通貨551.1銭
セントラル短資FX1,000通貨250.1銭
OANDA1通貨690.3銭~0.8銭×
外為どっとコム10,000通貨300.2銭×
みんなのFX1,000通貨270.2銭
2021年6月1日現在

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⑨「提供情報の多さ」重視(知識をつけたい・戦略を練りたい)

FX会社概要
LIGHT FX金融情報サービス「FXi24」を通じて為替ニュースを閲覧できるほか、重要度がひと目で分かる経済指標カレンダーも公表
インヴァスト証券自動売買ができるトライオートFXでは、自動売買に関する知識が丁寧に紹介されており、初心者でも無理なく自動売買に挑戦できるようになっている
LINE FX何よりの強みと言えるのが、LINEで為替や相場に関するニュースを受け取ることができることだ。経済指標の発表に合わせて通知がすぐに送られてくるため、チャンスやピンチに素早く反応することができる

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FX会社名 ポイント
DMM FX 口座開設数は国内最大級
SBI FXトレード 最小1通貨から取引可能、積立FXも対応
LIGHT FX スワップポイントに定評、実践的な情報コンテンツ
外為ジャパン 1,000通貨単位、クイック入金や24時間サポート体制
楽天FX 楽天ポイント・グループのシナジーで若者が流入
マネックス証券 リスク管理しやすい仕様、外貨出金が可能
LINE FX シンプル設計や通知機能がライトユーザーに便利
ゴールデンウェイジャパン スプレッド業界最狭水準、MT4利用可
FXブロードネット 豊富な取引コースや自動売買が好評
LION FX(ヒロセ通商) 最高水準の取扱通貨ペア数、多様なキャンペーン
ネオモバFX Tポイント利用可、少額からの投資にも強み
トライオートFX 自分で自由度高く作成可能な「設定型」の自動売買
JFX 約定力に定評、スキャルピングも
セントラル短資FX 値動きを予測する「みらいチャート」が好評
OANDA Japan 豊富なテクニカル指標・描画オブジェクト標準装備
アヴァトレード・ジャパン 日本初MT5に対応
アイネットFX 裁量取引も、自動売買取引も可能
更新日:2021/01/25

人気のFX会社ピックアップ

SBI FXトレード

「SBI FXトレード」は2011年設立、取り扱い通貨ペアは34種あり、うち33種の通貨ペアで1通貨単位の取引が可能だ。最大1,000万通貨の取引ができ、少額から大口まで幅広い取引に対応している。取引コストは業界内で最低水準だ。「米ドル/円」の取引コストは0.09銭(1,000通貨以下の取引)で、比較的低いコストで取引ができる。

「取引高」「口座数」「預かり残高」の市場シェアはトップクラス。

通貨ペア数 34(対円は19)
スプレッド(1000通貨まで) 米ドル/円(0.28~0.30銭)/ユーロ/円(0.5銭)/豪ドル/円(0.4銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】Rich Client NEXT
  • 【スマホアプリ】SBI FX TRADE(新・旧あり)
みんなのFX(トレイダーズ証券)

みんなのFXは「トレイダーズ証券」が提供するFXサービスだ。27通貨ペアを小口の1,000通貨から取引でき、取引コストは高シェアを獲得しているFX会社と同水準に低い。また、自動売買ツール「みんなのシストレ」を提供している。

通貨ペア数 27(対円は16)
スプレッド 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.6銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】FXトレーダー
  • 【スマホアプリ】FX トレーダー アプリ版
LIGHT FX(トレイダーズ証券)

「LIGHT FX」は、「みんなのFX」を手掛ける「トレイダーズ証券」が2018年から提供するFXサービスだ。スワップポイントに定評があり、業界最低水準の取引コストも評価が高い。2020年中に口座を開設すると最大5万円のキャッシュバックを受け取れるキャンペーンを行っている。

通貨ペア数 27(対円は16)
スプレッド 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.6銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】アドバンスドトレーダー、シンプルトレーダー
  • 【スマホアプリ】LIGHT FXアプリ
GMOクリック証券(FXネオ)

GMOクリック証券は2005年に創業した、GMOインターネット株式会社のグループ企業だ。インターネット専業証券会社として、FX取引サービス「FXネオ」を提供している。「取引高」「口座数」「預かり残高」の市場シェアはトップクラス。

通貨ペア数 20(対円は10)
スプレッド 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.5銭)/豪ドル/円(0.7銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】はっちゅう君FXプラス
  • 【スマホアプリ】GMOクリックFX
  • 【ブラウザ版】ブラウザ取引画面、FXツールバー(要インストール
セントラル短資FX

セントラル短資FXは創業100年超の「セントラル短資グループ」が展開するFX会社だ。25通貨ペアの裁量トレードができる「FXダイレクトプラス」のほか、22通貨ペアで自動売買ができる「セントラルミラートレード」口座が用意されている。

取引コストは市場シェアの高いFX各社と同水準であり、比較的低コストで取引できる。また新規口座開設で最大50万円キャッシュバックのキャンペーンを行っている。

通貨ペア数 25(対円は11)
スプレッド 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.5銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】PC web取引システム、プログレッシブチャート、クイックチャート・トレードプラス
  • 【スマホアプリ】スマホアプリ(FXダイレクトプラス)、クイックトレードプラスfor iPad(タブレット)

動画でもFXを勉強(松井証券によるFX動画の例)

たとえば「MATSUI FX」(通貨ペアの追加や主要ネット証券初の1通貨単位取引導入など、2021年2月にサービス内容がリニューアルされた)を運営する松井証券は以下のように動画でFXについて解説するシリーズを用意している。

FX初心者が見るべき情報一覧

(画像:Shutterstock)

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