FXプライムby GMOの概要や評判、取引コストを解説

FXプライムby GMOは「GMOフィナンシャルホールディングス」傘下のFX会社だ。高い約定力に定評があり、国内のFX会社で唯一、システム管理やセキュリティ対策に関する国際規格の認証を取得するなどサーバーが安定している。

「選べる外貨」と「ちょいトレFX」の2つのFXサービスを提供しており、「ちょいトレFX」では自動売買取引を行うことができる。

また短期売買を繰り返し、小さな利益を積み重ねる「スキャルピング」というトレードスタイルを禁止するFX会社も多い中、同社HPでは認めていることが分かるため、利用者にはスキャルピングを行うプロトレーダーが多い。

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FXプライム by GMOの概要――大手金融グループ「GMO」の一角

FXプライムby GMOは、「GMOクリック証券」を中核とする「GMOフィナンシャルホールディングス」傘下のFX会社だ。

FXプライムby GMOはFX業界でも十傑に入る存在だ。親会社のGMOクリック証券には及ばないとはいえ、矢野経済研究所「有力FX企業17社の月間データランキング」(2019年11月調査)における「取引高」「口座数」「預かり残高」の実績にもそのシェアが表れている。

取引高(月間)口座数預かり残高
全体159兆円550万口座1.12兆円
FXプライム by GMO1.9兆円(9位)20万口座(10位)174億円(11位)
GMOクリック証券44.5兆円(1位)65万口座(3位)1762億円(2位)
2社合計のシェア29.2%15.5%17.3%

任意で取引する「選べる外貨」 自動売買できる「ちょいトレFX」

FXプライムby GMOが提供するFXは2つある。任意で売買する「選べる外貨」と、自動売買取引が可能な「ちょいトレFX」だ。

「ちょいトレFX」では、あらかじめ売買条件がプログラムされた「ストラテジー」(「戦略」という意味)を選び、すぐに自動売買を始めることができる。自分でストラテジーを作成することも可能だ。プログラムの知識がなくても、テクニカル指標を選ぶだけで売買条件を指定することができる。

「選べる外貨」で取引できる通貨ペアは20種で、その内の対円通貨ペアは13種ある。通貨ペアの一覧は以下の通りだ。

「ちょいトレFX」の取引可能通貨ペアは14種で、その内10種が対円通貨ペアだ。一覧は以下の通り。

「選べる外貨」「ちょいトレFX」ともに、最小取引単位は1,000通貨となっているので、他社との比較では、相対的に少額の資金しかなくても取引を始めやすい会社と言えるだろう。

選べる外貨ちょいトレFXGMOクリック証券
取り扱い
通貨ペアの数
201428
最小取引単位1,000通貨1,000通貨1,000通貨

FXプライム by GMOの評判――約定力に高い評価

FXプライムby GMOは「みんかぶFX 総合ランキング(調査日:2020年9月29日)」で10位、「価格.com FX口座人気ランキング(2020年8月末時点)」で9位にランクインした。両ランキングとも、FXプライムby GMOの高い約定力が評価につながったようだ。

約定力の弱いFX会社では、相場の急変などが原因で取引が成立しない(約定拒否)、また注文どおり約定しないことがある(スリッページ)。同社はこれらの事象が少ない点が強みだ。

またFXプライムby GMOは、国内のFX会社で唯一、システム管理やセキュリティ対策に関する国際規格の認証を取得している(同社HPより)。サーバーダウンしにくい強靭なサーバーを備え、安心して取引できる環境を提供している。

口コミでも同社の約定力の高さにポジティブな意見が集まった。

FXプライムby GMOの取引コスト――市場シェアが高いFX各社に対しては見劣り

FXプライムby GMOの「選べる外貨」における、対円通貨ペアの取引コストは以下の通りだ。

米ドル/円0.3銭
※50万ドル超0.6銭
香港ドル/円2.0銭 
ユーロ/円0.6銭シンガポールドル/円5.0銭
豪ドル/円0.9銭ポーランドズロチ/円5.9銭
英ポンド/円1.1銭南アフリカランド/円0.9銭
NZドル/円1.6銭トルコリラ/円4.8銭
カナダドル/円1.7銭メキシコペソ/円0.9銭
スイスフラン/円1.8銭 

「ちょいトレFX」はコストを公開していないが、「投資助言報酬」として1,000通貨ごとに1円が上乗せされる。

FXプライムby GMOの対円通貨ペアのうち、「米ドル/円」「ユーロ/円」「豪ドル/円」の取引コストを他社と比較すると、すべての通貨ペアで最もコストが高くなった。この点だけに着目すると、他のサービスや総合力よりもとにかく提示されるコストの安さを絶対視するトレーダーにとっては魅力度が落ちてしまうかもしれない。

ただし、FXのレートはスリッページなどで急変動することがあるので、実質的なコストは上の結果と異なる可能性がある。特にFXプライムby GMOは高い約定力でレートが安定しているため、この差がそのまま当てはまるわけではない点に注意が必要だ。

FXプライムby GMOの取引ツール――「プライムチャート」54種のテクニカル分析が可能

FXプライムby GMOの取引ツール「プライムチャート」は、業界最高水準となる54種ものテクニカル指標で表示させることができる(同社HPより)。描画ツールも27種あり、高度なチャート分析が可能だ。

画面は最大9分割することが可能なので、複数のチャートを1画面に表示させまとめて監視することができる。

テクニカル分析54種
描画ツール27種
画面の分割最大9分割

1クリックで注文できる「ハイスピード注文」

FXプライムby GMOには「ハイスピード注文」機能があり、1クリックで新規注文、決済が可能だ。買いと売りを反転させる「ドテン注文」にも対応している。

「ハイスピード注文」は取引ツール「プライムチャート」からログインせずに起動させることができる。両画面を並べておけば、チャートを見ながら即座に注文を入れることも可能だ。

「ぱっと見テクニカル」搭載スマホアプリ「PRIMEアプリS」

FXプライムby GMOのスマホアプリ「PRIMEアプリS」は、未来の相場をぱっと見で予測できる分析ツール「ぱっと見テクニカル」を搭載している。

「ぱっと見テクニカル」は、最大約12年分の過去チャートと現在の相場を比較して、誰でも1タップで値動きを分析できる。

あくまでも過去チャートとの比較による分析であり、将来の値動きを保証するものではないが、チャート分析が苦手な方でも容易に利用でき、分析の練習にもなる。

また「PRIMEアプリS」のチャートは横画面対応なので見やすく、値動きを見ながらハイスピード注文を利用できるので、タイムラグのないスムーズな取引が可能だ。PC版の「プライムチャート」同様、「ドテン注文」も入れられるので、素早い値動きにも対応できる。

またチャートは4分割表示に対応していて、複数のチャートを同時に観察でき、18種類のテクニカル指標で高度な分析が可能だ。

「プッシュ通知」機能を設定することで、スマホをロックしていても設定条件に合わせ、価格の変動などを通知で知らせてくれる。

通知機能には、「レート通知」「レート変動幅通知」「経済指標通知」の3種類があり、合計30件まで設定できる。レート通知をタップすればハイスピード注文が起動し、そのまま即時注文も可能だ。

FXプライムby GMOの自動売買「ちょいトレFX」――プログラム知識不要のストラテジー

前述の通り、「ちょいトレFX」はFXプライムby GMOで展開している自動売買取引で、インストールがいらないウェブブラウザ版の取引ツールだ。

「ちょいトレFX」のトップ画面は、初心者にも優しいシンプルな構成で迷うことなく操作できる。

あらかじめ設定されたストラテジーを選んで取引できる「選択型」の自動売買は、「ストラテジー広場」から選択可能だ。

「ストラテジー広場」には厳選されたストラテジーが多数用意されていて、バックテストの成績や取引のタイミングなど詳細な情報も掲載されている。ストラテジーの設定が苦手な方、初めて自動売買に取り組む方も簡単に始められるだろう。

また、自分でテクニカル指標などを組み合わせて、カスタマイズした自動売買も作成できる。

自動売買取引は通常、ストラテジーの作成、バックテスト、テスト運用、検証といった作業を繰り返し、実績の良いストラテジーを組み合わせて本番の運用に臨む。「ちょいトレFX」にはこういった作業に必要な環境が整っているため、簡単な操作で自由度の高いストラテジーを作成できる。

なお「ちょいトレFX」のストラテジー作成に、難しいプログラム知識は不要だ。

まずストラテジーに使用したい取引シグナルを発するテクニカル指標を選択し、パラメーターと言われる細かい数値を設定する。「自動最適化機能」を搭載していて、過去の相場のデータをもとに、最適なパラメーターを自動で算出することもできる。ストラテジー作成をサポートしてくれる強力なツールだ。

作成したストラテジーは、過去の値動きを利用して検証するバックテストを行う。さらにリアルタイムの値動きで検証を行い、成績の良いストラテジーを本番で運用する。

ストラテジーの作成に利用できるテクニカル指標は20種類以上あり、売買条件も細かく設定できるので微調整しながら自分だけのストラテジーを作成できる。

また、「スマートフォン ちょいトレFX」はスマホでストラテジーの運用状況を確認できるウェブブラウザ版取引ツールだ。

成績の悪いストラテジーを停止させたり、保有している建玉を決済したりできるので、外出先からストラテジーのメンテナンスを行いたい時に利用しよう。

FXプライムby GMOのスワップポイント――トルコリラなど高金利通貨ペアがある

FXプライムby GMOでは、トルコリラやメキシコペソといった高金利通貨も取り扱っているため、スワップポイントといわれる、通貨ペアの金利差調整額による利益も期待できる。

例えばFXプライムby GMOで、2020年11月6日付のトルコリラ円10万通貨の買い建玉に付与されるスワップポイントは、240円だ。同日のトルコリラ円のレートは約12円なので、10万通貨の建玉を保有するのに必要な証拠金は約5万円となる。なお高金利通貨の売り建玉はマイナスとなり、支払いが発生してしまうので取引の際は十分に確認したい。

仮に10万通貨のトルコリラを365日保有し続け、同額のスワップポイントだとすると、スワップポイントにより得られる利益は240×365=8万7,600円だ。

必要な証拠金に対して、スワップポイントによる利益が大きく、資金効率の良い運用といえる。

ただし、スワップポイントは日々変動しているため、毎日のチェックは必須だ。またトルコリラ等の高金利通貨の発行体は新興国であることが多く、不安定な経済情勢や政策金利の大きな変動といったリスクも抱えている。

またスワップポイントを狙ったトレードは長期的な運用になるため、価格変動による建玉の評価損も考慮する必要がある。余裕を持った証拠金を用意し、当該国の情勢は常に注視したい。

FXプライムby GMOのロスカット

「選べる外貨」では、保有している建玉の評価損が一定水準を超えると、保有中の建玉を強制的に決済するロスカットルールを採用している。

「選べる外貨」のロスカット水準は、維持率80% だ。一定間隔で行われている取引口座の時価評価額が使用中保証金の80%を下回ったと判断された時点で、ロスカットされる。
 
取引口座の時価評価額とは、証拠金に建玉の評価損益を加えた金額であり、使用中保証金とは、建玉の保有に必要な証拠金額に、新規発注中の注文に必要な証拠金を加えた金額だ。

つまり、使用中の保証金が大きく、保有している建玉の評価損が膨らむとロスカットされる危険性が高い。

また「選べる外貨」には強制決済制度があり、毎営業日のニューヨーク時間17時(日本時間7時または米国夏時間の時期は6時)の時点で、維持率100%を下回っていると判定された場合、その後の日本時間午前0時までに維持率100%以上を回復しないと、その時点で保有中の建玉は全て強制的に決済される。

他社では「追加証拠金制度」といわれることもあるこの制度では、維持率の回復のために追加で証拠金を入金するか、建玉を一部決済しなくてはならず、相場の好転による維持率の回復は認められない。

「ちょいトレFX」に「選べる外貨」のような強制決済制度はなく、ロスカットは維持率100%を下回った時点で執行される。「選べる外貨」とは水準が異なる点に気を付けたい。

なお一定間隔でロスカット水準の判定が行われているため、急激な価格変動が起きた場合、ロスカットの判定が遅れてしまうことがある。その際は、ロスカット水準を大きく超えて決済されることになり、預け入れた証拠金以上の損失を被る恐れがあることは覚えておこう。

FX取引において、損失をコントロールするための損切注文は非常に重要だ。

FXプライムby GMOの情報コンテンツ――マーケット情報と無料セミナー

FXプライムby GMOの情報コンテンツは実戦的なリアルタイムの「マーケット情報」と、FXについて勉強できる、専門家による「無料セミナー」がある。

マーケット情報

マーケット情報は、「戦略」「レポート」「ニュース」「経済指標・データ」「取引サポート」で構成されており、それぞれに専門性の高い情報を無料で公開している。

特に「戦略」の、外国為替のプロたちによる独自視点の相場解説を読める「井戸端会議」は、様々な経済情勢とチャート分析から売買価格のヒントを随時提示してくれる。

またテクニカル分析を基に売買のポイント、利食い・損切りのアイデアを分かりやすく例示してくれる「チャートのささやき」は、仕掛けどころがよくわからないという人におすすめのコンテンツだ。

他にも週に一度更新されるストラテジーレポートは、売買戦略を明確に指示してくれるため、初めての人が学びながら取引するのに適した環境と言えるだろう。

無料セミナー

FXプライムby GMOは、定期的に無料セミナーを開催しており、口座を開設していない人も視聴できるコンテンツもあるので、口座開設前にまずはセミナーを聞いてみるのも良いだろう。

無料セミナーは主に水曜日の20時から21時の1時間で行われる。オンラインで行われるので、どこに住んでいても参加できる。

講師を務めるのは、先にご紹介した「チャートのささやき」に寄稿している講師や、現役ファンドマネージャーなど為替業界で今も活動している方ばかりだ。

セミナーの内容は、テクニカル分析や相場展望がメインとなっている。申し込み不要なセミナーもあるが、申し込みが必要なセミナーに参加の際は、公式ページから申し込み可能だ。

FXプライムbyGMOのクチコミ(口コミ)・評判は?

これからFXを始める方や初心者の人に向いている

評判・クチコミ

★★★★4点

20代・男性
これから始める方や初心者の人に向いていると思います。1000通貨から取引可能なので、誰でも始めやすいと思います。他社でも同じような額ですが、やはり少額からでも手を出しやすいのは良いです。約定力がとても高く、ほぼ自分の注文で取引できます。スリッページも今のところないので、しっかりと取引出来る安心感はあります。サーバーが重くなることもないので、スムーズに取引できるので余計なストレスを感じることもありません。

取り扱いの少ない香港ドルを取り扱っている

評判・クチコミ

★★★★4点

30代・男性
スプレッド幅が他社と比べて最狭クラスであり、取引手数料もかからないので取引で無駄な手数料がかからず、取引に集中できます。またスワップ派に人気のトルコリラや南アフリカランドも取り扱っており、取り扱いの少ない香港ドルを取り扱っている点も高評価です。さらにデモ口座に対応している為、いきなり取引を行うのはちょっと怖いという初心者でもお金を掛けずにトレードの感覚をつかむことができます。口座開設は無料なのでとりあえず開設だけしておくのもおすすめです。

良い点はスキャルピングがOKな点

評判・クチコミ

★★★★4点

40代・男性
FXプライム by GMOの良い点はスキャルピングがOKな点です。スキャルピングは短時間に何度も売買を繰り返すことですが、FX会社によってはシステムへの負荷がかかるため、スキャルピングを禁止しているFX会社も多いです。FXプライムはスキャルピングがOKなので、雇用統計などで短時間に大きく価格が変動する場合に、スキャルピングによって利益を出せる可能性が高まります。実際私は、大きなイベントがあり価格が大きく変動するときに的を絞り、スキャルピングによって利益を出すのに成功しています。

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(画像:Shutterstock)


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