FXと株式の違い:取引時間帯、利益、チャート、分析ほか

(公開日:

FXと国内現物株式はどちらも代表的な投資方法であるが、その違いは様々ある。どちらの投資を選ぶか判断するうえで違いを理解しておくことが必要だ。

FXと国内現物株式との主な違いを一覧にまとめた。各用語についても以下で言及していく。

FX国内現物株式
投資対象各国通貨(通貨ペア)個別企業
投資対象数FX会社により異なる(20~100)3700社以上(東証)
取引時間平日24時間平日9時~11時30分
12時30分~15時
レバレッジ (資金に対して何倍の取引ができるか)資金に対して25倍の取引が可能レバレッジなし
(信用取引なら約3倍)
必要な資金数千円~数万円~
インカムゲイン
(売買損益以外の利益)
スワップポイント
※毎日
配当金
年1~4回

FXと株:投資対象の違い

FX会社口座比較

どちらも金融商品だが、FXは各国の通貨に投資を行うのに対し、国内株式は国内の各企業に投資を行う。

株と違い、FXは各国の通貨に投資

対円通貨ペア

FXでは、株と違って「通貨ペア」の取引を行う。「通貨ペア」とは、FXで売買対象とする2つの国の通貨のことだ。 たとえばFXで米ドルと円を取引する場合は「米ドル円」、ユーロと円では「ユーロ円」と呼ぶ。それに対して株はFXのようなペアを考えることは無く、個別の株式「銘柄」を扱うのが基本だ。

また、FXでは日本円を売って米ドルを買うことを「米ドル円を買う」と呼ぶ。さらに、FXでは「ユーロドル」のような、日本円が含まれない通貨ペアによるFX取引「クロスカレンシー」があり、米ドル以外の通貨と日本円の通貨ペア「クロス円」がある。株取引では中国株や米国株などの海外株を扱うことはあるかもしれないが、FXのようなものはない。

なおFXのユーロ円やポンド円のような「クロス円」の価格は、一度米ドルを介して決定する。例えばFXでユーロ円を扱う際、その価格はドル円とユーロドルの価格を掛け合わせて求められる。

各FX会社で取り扱われているFXサービスの通貨ペア数は20~30前後だが、中には、100通貨ペアを取り扱うFX会社もある。

FXの変動要因は、その国の金融政策や経済に大きく依存する。そのため、FXで投資する通貨を選ぶ際は、その通貨の発行体である国を分析する必要がある。もちろんこれは株にも関係してくる要素だが、FXの方が直接的に影響する。

特にアメリカの情勢や米ドルの価格変動は、FXの多くの通貨ペアに影響を与える。アメリカはFXや株を問わず、金融市場を左右する存在だ。

FXのドル円相場変動を象徴

FXの取引量

取引量は通貨によって異なり、国際決済銀行(BIS)のデータ によると、2019年の取引量が多かった通貨トップ3は、米ドル、ユーロ、円だ。中でもトップの米ドルの取引量は全取引量の44%を占めている。米ドルは世界の基軸通貨といわれ、値動きによる利益を狙った投機を目的としない、貿易や旅行の両替といった実需取引も多い。

通貨ペアの取引量も、「ドルストレート」といわれる米ドル絡みの通貨ペアが多い。国際決済銀行(BIS)のデータによると、2019年最も取引量が多かった通貨ペア はユーロドルで全体の24%、次がドル円で13%、続いてポンドドルが10%となっている。

上位3つの通貨ペアは、取引量が多く流動性がある程度確保されるため、FXで比較的取引しやすい通貨ペアだ。ただしポンドとの通貨ペアは変動幅が大きくなる傾向があるため、慎重なFX取引が求められる。

FXで価格変動の度合いを示す際に「ボラティリティ」という言葉が用いられることがある。これはFXに限らず株でも使用されるが「ボラティリティ」が大きいということは、価格変動が大きいということであり、FX・株を問わず大きな利益になりやすい反面リスクが高いとされる 。

例えば、FX会社「JFX」のボラティリティ表 を見ると、2020年10月19日~25日までの一週間で、9時から17時の間、1時間ごとに動いた平均値幅は、ドル円8.0銭、ユーロ円13.4銭、ポンド円16.8銭となっており、この中でFX取引する際、ポンド円のボラティリティが最も大きいと言うことができる。

FXではボラティリティに着目して株とはまた違った作法で、こういったFX通貨ペアごとの特徴を把握したうえで、それに合わせたFX取引をすることが重要だ。

FXと違い、株は企業に投資

FX(外国為替)チャート分析と発注画面

FXの通貨ペアと比べて株の世界は、東京証券取引所に上場している国内現物株式だけで、約3700銘柄ある。

これらの国内現物株式は、株主数や時価総額などの上場基準により、東証1部、東証2部、マザーズ、NASDAQなど複数の株式市場に分かれる。FXではこのような市場の分かれ方はしていない。

東証1部、2部に株式を上場するための審査基準は、当該株式会社の継続性・収益性に関することが主だ。一方、マザーズは当該株式会社の成長可能性について審査が行われており、新興企業を対象としている 。一般的にFXでも新興国通貨の方がボラティリティは高いのと似て、株でも新興企業はボラティリティが高めと言われている。

FXと比較した際、国内現物株式の取引を行うには莫大な数の株式会社の中から自身で企業分析を行い、投資する株式会社を選ばなければならない。銘柄数の多さからも、FXに比べて株の方が分析のための時間や労力がかかるかもしれない。

FXと株の取引時間の違い

日本円とFXの取引時間

FXは平日24時間取引できるが、国内現物株式は朝9時から15時の、取引所が開いている時間のみ取引ができる。

FXなら株と違い平日24時間取引可

24時間ネット接続でFX取引

為替レートは平日なら24時間動き続けるため、FX取引も24時間行うことができる。

多くのFX会社では、日本時間月曜日の6時または7時からFX取引を開始し、土曜日の朝6時または7時ごろにFX取引を終了する。ただし、FX会社によっては早朝に数十分間ほどメンテンスを行うため、FX取引ができない時間帯がある場合について注意したい。

FXが24時間取引できるのは、為替取引は実在する市場ではなく、主に電話やインターネットなどの電子取引で成り立っており、世界中でFX取引が行われているためだ。

例えば日本時間の早朝には、ニュージーランドやオーストラリアといったオセアニアでFX取引が行われ、9時頃から東京を始めとするアジアの国々が活発にFX取引をし始める。続いて16時ごろからイギリスを中心とするFX取引が始まり、その後アメリカを中心とするFX取引に移行していく。

アメリカ中心のFX取引の後はまたオセアニアでのFX取引といったように各国のFX取引が数珠つなぎのように繋がっていくため、月曜日の朝から土曜日の朝まで24時間のFX取引が可能なのだ。

FX(外国為替)を携帯で取引

東京外国為替市場とは?

なおFXのニュースなどでよく聞く「東京外国為替市場」も実際に市場があるわけではなく、日本時間の日中の時間帯に、東京を中心とした参加者により取引が行われる外国為替市場を指す。

世界の為替市場における各国の取引高シェアは、イギリスが43.1%で世界一位、次いでアメリカが16.5%、シンガポール7.6%と続く。このシェアからもわかる通り、イギリス市場がFX取引の中心となる時間から為替の値動きが大きくなり、アメリカ市場へと続くため、FXをするなら日本時間16時ごろから深夜2時ごろが最も活発な値動きとなりやすい。

また日本時間早朝のオセアニア市場にFX取引が移行する時間帯は、流動性が乏しくなりやすく、買値と売値の差でありFXの取引コストとなる「スプレッド」が広がる傾向にあるため、FX取引する際は注意したい。

なお米国夏時間(サマータイム)に合わせてFX取引時間が1時間繰り上がる期間が存在する。米国夏時間は、3月第二日曜日から11月第一日曜日までだ。

国内現物株式はFXと違い平日9時~15時限定

FX初心者の学習コンテンツ

株式を扱う東京証券取引所の取引時間はFXの場合と異なり、平日9時から11時30分、12時30分から15時と限定されている。そのため、FXと比較すると株取引できる機会は少ない。

もっとも、証券取引所を介さずに株式を売買する「PTS取引」という私設取引システムを利用すれば、夜間でも現物株式の取引を行うことはできるが、FXのように株を24時間取引できる証券会社は存在しない。

また「PTS取引」は取引される株の流動性が乏しく、希望価格での株取引が難しい場合もある。また、PTS取引ができる証券会社はSBI証券松井証券楽天証券のみだ。こうした観点からはFXに分があると言えよう。

FXと株:資金に対して何倍の取引ができるか

FXのレバレッジのイメージ

FXは国内現物株式とは異なり、自身がFXに投入する資金である 「証拠金」にレバレッジを掛けてFX取引を行える。

FXのレバレッジとは?

FXのレバレッジ=てこの原理

FXの「レバレッジ」とは、直訳すると「てこ」という意味だ。てこの原理で、小さな力を加えただけで大きな作用が生まれるのと同様、FXでは手元の少ない「証拠金」だけでより大きな金額の取引を行うことができる仕組みとなっている。

なお、国内FX会社が提供できるレバレッジは、金融庁の定めにより最大で25倍までとなっている。

株式の信用取引とは?

国内現物株式ではレバレッジを掛けて取引を行うことができない。なお、株式において、自身の投資資金を「保証金」として担保にすることで、「保証金」の約3倍分の取引を行うことができる「信用取引」という制度がある。

株式の信用取引には制度信用取引と一般信用取引があるが、制度信用は証券取引所が選定した銘柄、一般信用は取引する証券会社が選定する銘柄しか取引できない。レバレッジを掛けることが前提であるFXとは異なり、株式の信用取引は投資対象が制限されることがある。

必要となる最低資金

追加証拠金・追証のイメージ

国内株式の場合、銘柄によって必要となる最低資金が大きく異なる。東証1部に上場している大企業などを取引する場合は、最低でも数十万円程度の資金が必要となる場合が多い。

一方でFXの場合、ほとんどの業者では1000通貨から取引を行うことができる。また、「レバレッジ」を利用することで、より少額の投資資金から取引を始めることができる。

たとえばレートが1ドル=100円の時に、FXで1万ドル分の取引をする際、本来であれば「100円×1万=100万円」が手元に必要だ。しかし、レバレッジという仕組みを利用することで手元資金が少額でも1万ドル分の取引を始めることができる。

具体的には、手元に資金が10万円しかない場合でも、レバレッジを10倍かけることで「10万円×10倍=100万円」の取引を行うことができるのだ。

FXと株:売買損益以外から得られる利益(インカムゲイン)

そろばんとコイン

トレードによって生じる「売買損益」以外から得られる利益として、FXでは「スワップポイント」が、国内現物株式では「配当金」が挙げられる。

国内現物株式の配当金は年1~4回支払い

電卓の税金表示

配当金とは、株式会社が得た利益の一部を、株式を保有している株主に支払うものだ。配当金を貰える権利日に株式を保有している株主が支払対象で、支払う頻度や金額は企業により異なる。

配当金の計算

配当金は1株あたり〇〇円と設定されている。1株あたり100円の配当金が受け取れる株を1万株保有していれば、配当の発生時に100万円が受け取れる。

また、1株あたりの配当金を株価で割った割合を配当利回りと呼ぶ。例えば、1株あたりの配当金が100円で、株価が3,000円であれば「100円÷3,000円=約3.3%」が配当利回りになる。配当利回りは株に投資をするうえで重要な指標だ。

ただし、配当金は企業の業績次第では減配する場合や、廃止になる可能性もあるので必ずしも安定しない。株価の変動も考慮すれば全体的な利回りは変わってくるので、配当利回りが高い株が必ずしも投資対象として優秀ではないことを留意しておこう。

FXのスワップポイントは毎日

FX取引の手数料(ユーロ)

FXでは、通貨ペアで相対的に金利が高い国の通貨を買い、金利が低い国の通貨を売り、「建玉」を保有し続けることで、「スワップポイント」を得ることができる。これは株取引には全くない要素だ。

「建玉(たてぎょく)」とは、新規注文が成立後に、反対売買による決済を行っていない状態未決済の注文のことを指す。FXでは「ポジション」と呼ばれる場合もあり、買付となっているものを「買い建玉(ロングポジション)」、売付けとなっているものを「売建玉(ショートポジション)」と呼ぶ。

例えば、「ドル円」の通貨ペアの場合を考える。2020年10月現在、「米国」のほうが「日本国」よりも政策金利は高い。 そのため、「ドル円」の買い建玉を保有して、「円を売ってドルを買う」ことを維持することで、スワップポイントをもらうことができるのだ。

なお、逆に「ドル円」の売り建玉を保有して、「円を買ってドルを売る」ことを維持してしまうと、スワップポイントの支払いが生じ、損失となってしまうので注意が必要だ。

特に高金利通貨と低金利通貨のペアはスワップポイントが大きくなる。多くのFX会社が取り扱っている高金利通貨といえば、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソだ。2020年9月の政策金利見てみると、日本は-0.10%、アメリカが0.25%であるのに対して、南アフリカ3.50%、トルコ10.25%、メキシコペソ4.25%と高金利だ。

つまり、南アフリカランド円やトルコリラ円、メキシコペソ円の買い建玉を保有することで、より大きなスワップポイントを受け取れる。

なおスワップポイントの大きさはFX会社によって異なり、必ずしも政策金利が大きければスワップポイントが大きいというわけではないので、 取引前に各社の設定を確認しておきたい。

トルコリラ/円 スワップポイント

スワップポイントの計算

2020年オリコン顧客満足度ランキング FX取引 総合で第1位を獲得した「ヒロセ通商」のスワップポイントを見てみると、2020年10月29日に設定されたトルコリラ円10万通貨に付与されるスワップポイントは、240円だ。仮にこの建玉を365日保有したとすると、8万7,600円のスワップポイントを受け取れる。

同時点でのトルコリラ円の価格は1トルコリラ=約13円なので、10万通貨の取引に必要な証拠金は、13円×10万通貨×4%=5万2,000円となる。スワップポイント目的のトレードでは、建玉を中長期で保有する傾向にあるため、値動きによる評価損益も考慮し、余裕のある証拠金を用意したい。

特に値動きによる評価損がスワップポイントを上回れば、トータルでマイナスになってしまう。建玉を保有するタイミングや、決済のタイミングも重要だ。

またスワップポイントは毎日変動し、各国の金利等の変化によってプラスだったスワップポイントがマイナスに転じる可能性もあるため、経済の動向は注視しておかなければならない。

特にトルコリラなどの高金利通貨の発行体は、新興国であることが多く、経済情勢が不安定であったり、通貨の流動性が乏しかったりといった特徴もある。

著しい流動性の低下などによる急なスプレッドの拡大や、レート配信の停止といった事態も考えられる。

FXは株と違って、値幅制限がない

取引ツールのFXチャート

FXには国内株式の取引にある、サーキットブレーカーといわれる値幅制限がない。

株取引のサーキットブレーカーは、各証券取引所において、株式市場の取引が短期間で急変動し、流動性が急激に落ちることを警戒し、一定条件が揃うと株の売買が停止させる仕組みだ。これは株の個別銘柄と株価指数のいずれにも適用される。

資金を守るためのロスカット制度

FX(外国為替)ロスカットのイメージ

一方で、株のように値幅制限のないFXでは、世界的に大きな事件が突発的に起きたときには、株価以上に大きな価格変動をマーケットが見せることがある。

ただ、FX会社は法令に従い、顧客の口座残高とFX会社自体を保護する目的から、ロスカット制度を定めている。ロスカットとは、建玉の評価損が膨らみ、「証拠金維持率」が一定の水準を下回ると、保有中の建玉が強制的に決済される仕組みだ。株取引でも損切りのことをロスカットと呼ぶことがある。

「証拠金維持率」とは、証拠金に評価損益を加えた「有効証拠金」に対する、取引に必要な証拠金(必要証拠金)の割合を示す。「証拠金維持率」を求める計算式は、以下の通りだ。

証拠金維持率=(証拠金+評価損益)÷必要証拠金

なおロスカット水準はFX会社によって異なるので、取引前に必ず確認したい。例えば、取引高8年連続国内1位の「GMOクリック証券」 は、ロスカット水準を証拠金維持率50%としている。

ロスカットがあることにより、ある程度資金は守られるが、必ずしもロスカット水準で決済されるわけではない。急激な値動きがあるとロスカットが間に合わず、大きな損失を被る可能性がある。

弱気市場でのFX(外国為替)取引

また、ロスカットの前に証拠金の追加入金を求める「追加証拠金制度」を導入しているFX会社もあり、一定の証拠金維持率を下回ると、追加証拠金が発生する。

追加証拠金が発生すると、期日までに追加入金もしくは建玉を一部決済することで、証拠金維持率を回復しなければならない。期日までに証拠金維持率が回復されていないと、保有している建玉が強制的に決済される仕組みだ。また、株の信用取引も同様の仕組みとなっている。

資金を保護するために、法令やFX会社によって様々な策が講じられているが、株取引と同様、自分自身で資金を守るための取り組みをしておきたい。

株と違って値幅制限のないFXでは、FX会社のロスカットに頼らず損失をコントロールするため、必ず自分で損切注文を入れることが重要だ。

FXと株:チャートの違い

FXと株は値動きを予想するとき、どちらもチャートがあるので分析による値動きの予想が可能だ。FXと株のチャートの違いは選択肢の違いと参加者数の違いがあるといえる。株は上場している約3,700銘柄に対してチャートが存在する。FXは取引所の通貨ペアの数にもよるが、通貨ペアの数が比較的多いSBI FXトレードでも34種類だ。

選択肢の広い株では初心者であればどの銘柄で取引をするか迷いがちだが、FXでは「米ドル/円」「ユーロ/円」などの主要な対円通貨ペアから始めやすい。通貨ペアが限られているのでチャート分析をする通貨ペアも絞り込みやすいといえるだろう。

また、株とFXでは参加者数が異なる。証券取引所での取引は海外からもできるが、参加者が限られてくるうえに銘柄の数が多いので分散しやすい。FXは世界中で取引されているので参加者が非常に多く、通貨ペアの選択肢も狭いので投資家が分散しにくい。

参加者の多い投資対象はチャート分析において有利だ。参加者の少ない投資対象は投機目的の機関によって、不当に価格を上下させることが可能になるので分析があてにならないこともある。FXのメジャー通貨ペアのように参加者数が多い投資対象は、集団による意図的な価格の上下を引き起こすのが難しいので、参加者の少ない投資対象と比較すると分析によって価格を予想しやすい。

チャートを使って値動きを予想するテクニカル分析はFXと株どちらでもできるが、FXのほうが選択肢の狭さや参加者の多さから分析しやすいので初心者向きといえるだろう。ただし、FXの値動きは経済の動向や政策金利などにも左右されるので、テクニカル分析だけで値動きを予測できるほど単純ではないことを留意しておこう。

FXと株:どちらが儲かるのか?

FXと株ではどちらのほうが稼げて、儲けられるのかは投資手法や投資対象によって異なるので、一概にどちらが儲かるとはいえない。しかし、投資期間を限定すれば、どちらのほうがメリットは大きいか判断が可能だ。

少額かつ短期で稼ぎやすいのがFX

FXは25倍という高いレバレッジをかけられる少額から稼ぎやすい投資方法である。最低取引金額は通貨ペアのレートや、FX会社の最低取引通貨単位にも依存するが、数千円程度からでも始めやすい。

一方で、株の信用取引は最低保証金が30万円と規定されており、レバレッジも約3倍までしかかけられないので、少額からレバレッジを用いて稼ぐのには向いていない。また、FXのほうが参加者は多くテクニカル分析が機能しやすいので、デイトレードがしやすいのも特徴だ。

よって、数千円から数万円程度の資金で少額から短期で稼ぎたいと考えているなら株よりFXのほうが優れている。

長期で稼ぎやすいのが株

FXは長期的に見たときに値動きの方向性が定まっておらず、同じ値動きを繰り返し続ける通貨ペアもある。一方で、株式は、成長性が高く事業の拡大を続けている会社は長期的に見れば値動きが右肩上がりになることが多い。

米国株式市場の株価指数であるNYダウは、1980年代から2020年代に至るまで右肩上がりに上昇してきた。このように値動きの方向性が決まっている投資対象は短期で見れば損をする場合があっても長期的に考えれば利益が期待できるだろう。

株価指数から全体の方向性が右肩上がりである株式のほうが長期投資をするなら稼ぎやすい。また、FXの場合はロスカットによる自動決済があることから、大きな値動きが発生した際に長期的にポジションを維持するのが難しい。

よって、少額から短期的に利益をあげるならFX、長期を前提に運用先を考えるなら株が儲かりやすいといえるだろう。

FXと株:手数料の違い

FX(外国為替)の自動売買で米ドルとユーロを取引

国内現物株式には取引手数料、FXには「スプレッド」がある。

株の取引手数料

FX初心者に嬉しいサポート

国内現物株式の取引手数料は、取引が成立した代金に応じて設定されている場合と、定額制の場合がある。1日の約定代金が一定以下の場合は取引手数料が無料になることもあるが、証券会社によって取引手数料の仕組みは異なるので、必ずしも少額取引で手数料が発生しないわけではない。

一方FXの取引手数料は、多くの会社で基本的に無料だ。

株にはない「スプレッド」がFXの実質的な手数料

FX(外国為替)のスプレッド(取引コスト)

FXには買値と売値の差である「スプレッド」がある。株の世界にはないこの「スプレッド」は実質的な手数料であり、その設定はFX会社、通貨ペアによって異なる。

2020年オリコン顧客満足度ランキング FX取引 取引手数料部門で一位獲得した「マネーパートナーズ」のドル円のスプレッドは0.3銭であり、1万通貨の取引をする場合、30円の手数料と同等の高さだ。

なお設定されている「スプレッド」は原則固定であり、取引時間帯によっては大きく拡大することもあるので注意したい。たとえば「マネーパートナーズ」は、午前3時から午前8時は原則固定スプレッドの提供時間外としている。

加えて、毎月第一金曜日に発表される米国雇用統計や、米連邦準備理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)による金利政策の発表時は「スプレッド」が急拡大しやすい。海外の経済指標など大きなイベントで市場が動くのは株取引と同じだ。

FXと株:税金の違い

FXと株の利益にはどちらも20.315%の税金が課される。株は口座の開設時に特定口座(源泉徴収あり)の口座を開設することで源泉分離課税を選択できるが、FXは源泉徴収制度がないので申告分離課税となり確定申告をする必要がある。

確定申告で損益通算ができない

FXと株の税率は同じで、分離課税になるが税金の区分が異なるため確定申告で損益通算ができない。FXの税金の区分が「先物取引に係る雑所得等の金額」に対して、株式の税金の区分が「上場株式等に係る譲渡所得等の金額」であるからだ。

雑所得かつ、税率が同じであっても税金の区分が異なれば損益通算はできない仕組みとなっている。FXの損益通算は同じ「先物取引に係る雑所得等」の金額に該当する損益のみ確定申告が可能だ。

FXにはない株のNISA制度

個人投資家に向けた税制優遇制度のNISA口座は、年間の投資額120万円にかかる税金を非課税にして、最長5年間の非課税期間で運用できるのが特徴だ。

非課税となる投資額は少なく、投資商品を売却しても非課税枠はリセットされないので短期ではなく中期から長期の投資に向いた制度といえるだろう。ただし、NISAの損失は損益通算の対象にならないデメリットもあるので留意しておこう。

FXに非課税口座はなく、NISAは投資信託の積立投資に特化したつみたてNISAを含めて個人投資家かつ長期投資向けの税制優遇制度だ。株でデイトレードなどの短期投資をおこなう場合は非課税となる投資額の少なさから利用しにくいので、投資手法は基本的に中長期投資に限定される。

FXと株:難易度の違い

FXと株は求められる知識が異なるので、どちらのほうが簡単とは一概にいうことはできないが、FXは通貨が投資対象であるため政治経済の影響を大きく受けやすい。経済に詳しい人であればFXのほうが理解しやすいかもしれない。一方で、株は企業が投資対象であるため、優良銘柄の選定にはビジネスや経営の知識が必要になる。

もちろん、どちらの投資を選んだとしても簡単に儲けられるといった話はない。ただし、求められる知識を事前に持っていると、学習の上で取っつきやすくなり、難易度が低下することが考えられる。

ここまでのFXと株の違いを踏まえたうえで、どちらの投資を始めようか悩んでいるのであれば、政治経済に詳しいならFX、ビジネス、経営に詳しいなら株式といったように学習の難易度で投資を選択することを検討してもいいだろう。

投資初心者・投資資金が少ないならFX

FX通貨ペア数豊富

FXは株と違って少額の資金にレバレッジを掛ける方法で大きな金額の取引ができ収益を期待できることが特徴だ。そのため、株式投資と比較すると資金面では投資を始めるハードルが低い。

また、取引時間が限定されている株と異なり、FXは平日24時間いつでも取引ができるメリットがあるため、もちろん平日の日中のみ取引可能な株式投資と比べると時間的な制約も少ない。これは、日中はトレードできないサラリーマンなどに人気の理由の一つでもある。

そして、株式投資は上場している3700以上の膨大な株式会社の中から個別に企業分析を行い、投資する株式を選択する必要があるが、FXの場合は株と違って基本的には各国の金融政策や世界情勢をチェックするだけでどの通貨に投資するかを選ぶことができる。

さらに、株にも空売りという手法がある者の、FXは株に比べても自由度高く売りから取引を開始することもできるため、相場が下落局面でも株以上に利益を得るチャンスが多いと言えよう。

一方でデメリットとしては長期に株主として資産運用しながら株主優待がもらえるなどはFXでは提供できない価値である。

以上をまとめると、どっちが儲かる・負けやすい・楽しいなどの相性や感じられる難易度には個人差があるが、一般的には投資資金が少なく、投資に不慣れな人にはどちらかといえば株式投資よりFXの方が魅力的な可能性が高く、入門したての個人トレーダーにおすすめできると言われている。

主要なFX会社によるセミナー・レポートやテクニカル分析が勉強できる学習コンテンツも最近は豊富に活用できるため、たとえば投資信託はあるが外貨を取り扱う経験がゼロだという人も、業界の知識を検索しながら個人投資家としての一歩をはじめてみてはいかがだろう。FX各社は頻繁に口座開設でキャッシュバックなどが得られるキャンペーンも行っている。

【注目】有力FX会社の早見表(スタイル&ニーズ別)

短期で取引したい(デイトレ&スキャルピング)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか約定スピードドル円 スプレッド通貨ペア数最小取引単位シストレ対応
JFXスキャルピング公認。高速取引専用ツールが魅力数秒単位のスキャルピングに対応。
MT4に対応
4社で唯一数秒単位のスキャルピング「秒スキャ」に言及
超短期トレーダーはJFX推奨
最速:0.001秒 平均:0.005秒 (2020年7月実績)0.2銭2610,000通貨×
LION FX(ヒロセ通商)スキャルピング公認。取扱通貨ペアは業界最多水準大口ならキャッシュバックキャンペーン手厚い
通貨ペア数が多く、スキャルピングの選択肢が広い
数十万円キャッシュバックの取引キャンペーンが定番
大口トレーダーに推奨
最速:0.001秒 平均:0.003~0.005秒 (2020年7月実績)0.2銭501,000通貨×
セントラル短資FXスキャルピング向けに「1クリック注文」用意4社で最もドル円スプレッド安いドル円メインのトレーダーに向く0.1銭251,000通貨
OANDA スキャルピング公認。95%以上の注文が0.001秒で処理口座開設者に世界7拠点からマーケット情報提供口座開設者は「OANDAラボ」から情報提供受けられる
情報も重視したい方はOANDA
新規注文の99%が0.001秒で処理 (2021年5月3週実績)0.3~0.4銭4010,000通貨
※OANDAは「東京サーバー」コース(その他コースでは1通貨単位、69通貨ペアも)

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②スプレッド重視(とにかく取引コストを低く)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか米ドル円ユーロ円ポンド円豪ドル円NZドル円
ネオモバFXドル円スプレッドが最低0銭「Tポイント」で取引可能TポイントでFXと株式の取引可能
ポイントで疑似体験したい方に向く
0~0.3銭0.4~0.6銭0.9~1.1銭0.6~1.1銭1.2~2.5銭
ゴールデンウェイ・ジャパン大口取引も低スプレッド 1万通貨超なら3社で最も低い(ドル円)1万通貨超なら3社で最低
取引金額が大きい方に推奨される
0.1銭0.3銭0.6銭0.4銭1.0銭
SBI FXトレード1,000通貨以下なら低スプレッドで原則固定3社で最も通貨ペアが多い3社で最も通貨ペアが多いが、1,000通貨超のスプレッドは変動制
少額トレーダーに向く
0~0.1銭0.3銭0.69銭0.4銭0.9銭

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③中長期で取引したい(スワップ=金利収入重視)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか米ドル円ポンド円ランド円メキシコ円トルコ円最小取引単位通貨ペア数スプレッド(米ドル/円)シストレ対応
みんなのFX高水準スワップが魅力「オプション」取引も可能(LIGHT FXはFXのみ)「オプション」のほか「自動売買」に対応(LIGHT FXはFXのみ)
FX以外の選択肢も持ちたい方に推奨
32円259円50.7円35.7円292円1,000通貨270.2銭
LIGHT FX新興国通貨スワップに強み新興国通貨スワップが「みんなのFX」より高い傾向新興国通貨スワップが「みんなのFX」より高い傾向
高金利通貨のスワップを獲得したい方に向く
31円259円63.7円49.7円292円1,000通貨270.2銭×
表中のスワップポイント(米ドル円~トルコリラ円)は「2021年5月24~28日の累計 1万通貨の買い」の数値

※トルコリラ/円に特化した図表は、下記の記事内を参照されたい。

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④少額取引(数円~数千円で始めたい初心者&取引金額を細かく調整したい方)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか
SBI FXトレード全34通貨ペアで1通貨単位取引OK唯一マイナー通貨の少額取引可能「ブラジルレアル」などのマイナー通貨も取り扱う
さまざまな通貨で少額FXを行いたい方に推奨される
ネオモバFX最低取引単位1通貨スプレッド0はネオモバだけ(ドル円、1,000通貨以下)1,000通貨以下のドル円スプレッド0
少額かつドル円トレーダーに推奨
LINE FX1,000通貨単位取引。いつもの「LINE」で取引可能3社で唯一米国株取引可能「国内株」「米国株」「投資信託」を取り扱い、いずれも少額取引可能。3社で最も選択肢が多い
FX以外の少額取引を行いたいならLINE FX

更に詳しい比較・デメリットを補うFX会社の組み合わせはこちら(特化記事)

⑤自動売買(時間が無い方向け。プログラムによる取引)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか種類
アイネットFXリピート系「ループイフダン」平均利益率127%(2020年度)デモ口座あり。ループイフダンのオンラインセミナーもループイフダンはデモ口座対応。自動運用を仮想の資金で試せる
使用感を事前に試したい方に推奨
リピート系
FXブロードネット自動売買ツール「トラッキングトレード」。利益実績84.8%(2014年10月15日~2021年3月31日)9つの取引コースを用意。複数コースの保有OKルールが異なる取引コース9種。複数のコースを持てるため取引の目的ごとに使い分けられる
取引管理を重視したい方に向く
リピート系
インヴァスト証券プログラムをリストから選ぶ選択型システムトレード「トライオートFX」ETF(上場投信)の自動売買も可能売買プログラムを選ぶほか、自分で設定もできる。またETF(上場投信)も同じツールで自動売買できる
より発展的な自動売買を行いたい方にはインヴァスト証券が推奨される
選択型
アヴァトレード「MT4(世界的な取引ツール)」対応の本格システムトレード4社で唯一MT4対応。独自売買プログラムも提供4社でMT4に対応しているのは同社だけ。「AMMA」または「DUPLI TRADE」に申し込むと独自の売買プログラムを利用できる。
MT4で本格的な自動売買を行いたい方に向く
選択型

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⑥サポート重視(初心者&夜間取引が多い人向け)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くかその他の問い合わせ窓口
外為どっとコム24時間電話受付。為替のプロが対応税金やマーケット情勢についても回答オペレーターは為替のプロ。オンラインFXセミナーも頻繁に行われる
初心者のエントリー口座として特に推奨
メール
外為ジャパン電話&LINEで24時間対応。LINEも24時間対応高機能FXツール「プレミアチャート」を無料提供。値動きを詳細に分析できる
本格的な取引も行いたい方に向く
メール、LINE
DMM FXコールセンターは24時間受付。メールやLINE、AIチャットも3社で唯一株式取引可能(株式も24時間サポート対応)「株式」「CFD」を取り扱い、いずれも24時間サポートの対象。独自の競走馬ファンドサービス「BANUSY」はユニーク。
サポートのほか選択肢も重視したいならDMM FXが推奨される
メール、LINE、AIチャット

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⑦取引ツール重視(MT4など)

 ポイント最小取引単位通貨ペア数ドル円 スプレッドシストレ対応
FXTFFXTF情報局ではFXに関する情報を提供、コストが低い10,000通貨300.1銭×
JFXスキャルピング可能で短期売買がしやすい10,000通貨260.2銭×
アヴァトレードシストレ可能であり、MT4の次世代ツールMT5にも対応1,000通貨501.1銭
OANDA 対応通貨ペアの種類が多い1通貨690.3銭~0.8銭×

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⑧デモ口座のあるFX会社

 最小取引単位通貨ペア数ドル円 スプレッドシストレ対応
DMM FX10,000通貨210.2銭×
アイネットFX10,000通貨240.7銭~1.8銭
FXTF10,000通貨300.1銭×
JFX1,000通貨260.2銭×
LION FX1,000通貨500.2銭×
FXブロードネット1,000通貨240.2銭
アヴァトレード1,000通貨551.1銭
セントラル短資FX1,000通貨250.1銭
OANDA1通貨690.3銭~0.8銭×
外為どっとコム10,000通貨300.2銭×
みんなのFX1,000通貨270.2銭
2021年6月1日現在

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⑨「提供情報の多さ」重視(知識をつけたい・戦略を練りたい)

FX会社概要
LIGHT FX金融情報サービス「FXi24」を通じて為替ニュースを閲覧できるほか、重要度がひと目で分かる経済指標カレンダーも公表
インヴァスト証券自動売買ができるトライオートFXでは、自動売買に関する知識が丁寧に紹介されており、初心者でも無理なく自動売買に挑戦できるようになっている
LINE FX何よりの強みと言えるのが、LINEで為替や相場に関するニュースを受け取ることができることだ。経済指標の発表に合わせて通知がすぐに送られてくるため、チャンスやピンチに素早く反応することができる

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FX会社名 ポイント
DMM FX 口座開設数は国内最大級
SBI FXトレード 最小1通貨から取引可能、積立FXも対応
LIGHT FX スワップポイントに定評、実践的な情報コンテンツ
外為ジャパン 1,000通貨単位、クイック入金や24時間サポート体制
楽天FX 楽天ポイント・グループのシナジーで若者が流入
マネックス証券 リスク管理しやすい仕様、外貨出金が可能
LINE FX シンプル設計や通知機能がライトユーザーに便利
ゴールデンウェイジャパン スプレッド業界最狭水準、MT4利用可
FXブロードネット 豊富な取引コースや自動売買が好評
LION FX(ヒロセ通商) 最高水準の取扱通貨ペア数、多様なキャンペーン
ネオモバFX Tポイント利用可、少額からの投資にも強み
トライオートFX 自分で自由度高く作成可能な「設定型」の自動売買
JFX 約定力に定評、スキャルピングも
セントラル短資FX 値動きを予測する「みらいチャート」が好評
OANDA Japan 豊富なテクニカル指標・描画オブジェクト標準装備
アヴァトレード・ジャパン 日本初MT5に対応
アイネットFX 裁量取引も、自動売買取引も可能
更新日:2021/01/25

人気のFX会社ピックアップ

SBI FXトレード

「SBI FXトレード」は2011年設立、取り扱い通貨ペアは34種あり、うち33種の通貨ペアで1通貨単位の取引が可能だ。最大1,000万通貨の取引ができ、少額から大口まで幅広い取引に対応している。取引コストは業界内で最低水準だ。「米ドル/円」の取引コストは0.09銭(1,000通貨以下の取引)で、比較的低いコストで取引ができる。

「取引高」「口座数」「預かり残高」の市場シェアはトップクラス。

通貨ペア数 34(対円は19)
スプレッド(1000通貨まで) 米ドル/円(0.28~0.30銭)/ユーロ/円(0.5銭)/豪ドル/円(0.4銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】Rich Client NEXT
  • 【スマホアプリ】SBI FX TRADE(新・旧あり)
みんなのFX(トレイダーズ証券)

みんなのFXは「トレイダーズ証券」が提供するFXサービスだ。27通貨ペアを小口の1,000通貨から取引でき、取引コストは高シェアを獲得しているFX会社と同水準に低い。また、自動売買ツール「みんなのシストレ」を提供している。

通貨ペア数 27(対円は16)
スプレッド 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.6銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】FXトレーダー
  • 【スマホアプリ】FX トレーダー アプリ版
LIGHT FX(トレイダーズ証券)

「LIGHT FX」は、「みんなのFX」を手掛ける「トレイダーズ証券」が2018年から提供するFXサービスだ。スワップポイントに定評があり、業界最低水準の取引コストも評価が高い。2020年中に口座を開設すると最大5万円のキャッシュバックを受け取れるキャンペーンを行っている。

通貨ペア数 27(対円は16)
スプレッド 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.6銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】アドバンスドトレーダー、シンプルトレーダー
  • 【スマホアプリ】LIGHT FXアプリ
マネックスFX

マネックスFXはネット証券「マネックス証券」が手がけるFX専用口座だ。レバレッジの上限を5つのコースから選択でき、リスク管理しやすい仕様になっている。取引通貨は少ないが、対円通貨ペアは比較的多い。1万通貨以下の取引コストは他社と比較しても低水準で、初心者が取引しやすい環境を提供している。

通貨ペア数 16(対円は13)
スプレッド(1万通貨以下) 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.5銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】MonexFX ブラウザツール、MonexFX SPEED Lite、MonexFX SPEED
  • 【スマホアプリ】Menex SPEED スマートフォン
GMOクリック証券(FXネオ)

GMOクリック証券は2005年に創業した、GMOインターネット株式会社のグループ企業だ。インターネット専業証券会社として、FX取引サービス「FXネオ」を提供している。「取引高」「口座数」「預かり残高」の市場シェアはトップクラス。

通貨ペア数 20(対円は10)
スプレッド 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.5銭)/豪ドル/円(0.7銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】はっちゅう君FXプラス
  • 【スマホアプリ】GMOクリックFX
  • 【ブラウザ版】ブラウザ取引画面、FXツールバー(要インストール
セントラル短資FX

セントラル短資FXは創業100年超の「セントラル短資グループ」が展開するFX会社だ。25通貨ペアの裁量トレードができる「FXダイレクトプラス」のほか、22通貨ペアで自動売買ができる「セントラルミラートレード」口座が用意されている。

取引コストは市場シェアの高いFX各社と同水準であり、比較的低コストで取引できる。また新規口座開設で最大50万円キャッシュバックのキャンペーンを行っている。

通貨ペア数 25(対円は11)
スプレッド 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.5銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】PC web取引システム、プログレッシブチャート、クイックチャート・トレードプラス
  • 【スマホアプリ】スマホアプリ(FXダイレクトプラス)、クイックトレードプラスfor iPad(タブレット)

動画でもFXを勉強(松井証券によるFX動画の例)

たとえば「MATSUI FX」(通貨ペアの追加や主要ネット証券初の1通貨単位取引導入など、2021年2月にサービス内容がリニューアルされた)を運営する松井証券は以下のように動画でFXについて解説するシリーズを用意している。

FX初心者が見るべき情報一覧

(画像:Shutterstock)

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