FX会社口座比較ランキング──スプレッド、スワップポイント、通貨ペア、タイプ別
店頭FXは、会社やブランドによって取引条件が異なる。そのため、自分が有利に取引できるFX口座を比較やランキングから選ぶのがおすすめだ。
もちろん人によって重視するポイントは様々だが、本記事では一般的にFX取引への影響が大きいと考えられる「スプレッド(取引コスト)」「スワップポイント」「通貨ペアの数」の3つの観点ごとに各FXサービスを比較し、それぞれランキングを作成する。
また、タイプ別の選び方を解説し、具体的なFX会社名を挙げて紹介する。

ランキングは全部で14種類だ。まず取引コストとなる「スプレッド」について主要6通貨ペアごとのランキングを立てた。次に、スワップポイントが比較的高いと考えられる5通貨ペアを取り上げて、5通貨ペアごとの「スワップポイント」ランキングをまとめている。そして、対円通貨ペアの数やマイナー通貨の取り扱い数など、3種類の「通貨ペアの数」ランキングを紹介する。
上記14ランキングにおいて対象とするのは、以下の31社(ブランド)である。
アイネット証券 | 外為どっとコム | マネースクエア | GMOクリック証券(FXネオ) |
上田ハーロー | FOREX.com | ワイジェイFX(YJFX!) | DMM FX |
SBI FXトレード | JFX | IG証券 | 野村證券 |
FXトレードフィナンシャル | セントラル短資FX | インヴァスト証券(トライオートFX) | 松井証券 |
FXプライム by GMO | みんなのFX | SBI FX α(SBI証券) | マネーパートナーズ |
FXブロードネット | LIGHT FX | 岡三オンライン証券 | マネックスFX |
OANDA JAPAN | ひまわりFX | カブドットコム証券(シストレFX) | 楽天FX |
外為オンライン | LION FX(ヒロセ通商) | サクソバンク証券 |
なお、取引コストなどの情報を公開していない場合、該当のランキングには含めていない。
取引コストランキング:スプレッド

ここでは主要な6通貨ペア「米ドル/円」「ユーロ/円」「豪ドル/円」「英ポンド/円」「NZドル/円」「ユ-ロ/米ドル」のスプレッド(取引コスト)を比較する。
なお、FXの取引コストは相場の急変等で変動する可能性がある。本記事で取り上げる取引コストは各社が公表する参考値で作成しているため、あくまで目安としての参考にとどめて欲しい。
【FX各社スプレッド縮小キャンペーンについての情報はこちら】
スプレッド 総合ランキング

各通貨ペアでの順位に応じて以下のようにFX会社に加点し、「総合点数」に基づく総合ランキングを作成する。
【総合点数の加点ルール】
1位:3点
2位:2点
3位:1点
総合ランキングは以下のようになった。
総合点数 | ||
1位 | 14点 | ・FXトレードフィナンシャル |
2位 | 12点 | ・SBI FXトレード |
3位 | 9点 | ・セントラル短資FX ・マネックスFX |
4位 | 8点 | ・みんなのFX ・auカブコム証券 |
5位 | 7点 | ・LIGHT FX |
総合ランキングで1位になったのは「FXトレードフィナンシャル」だ。シンガポール系企業「ゴールデンウェイ・ジャパン株式会社」が運営している。比較する6通貨ペアすべてで上位にランクインした。
米ドル/円 スプレッドランキング(1万通貨の取引)

取引コスト | ||
1位 | 0.1銭 | ・FXトレードフィナンシャル |
2位 | 0.17銭 | ・SBI FXトレード |
3位 | 0.2銭 | ・FXブロードネット ・外為どっとコム ・JFX ・セントラル短資FX ・みんなのFX ・LIGHT FX ・LION FX(ヒロセ通商) ・ワイジェイFX ・IG証券 ・SBI FX α(SBI証券) ・auカブコム証券 ・GMOクリック証券(FXネオ) ・DMM FX ・マネックスFX ・楽天FX |
「米ドル/円」の取引コストでは「FXトレードフィナンシャル」が最も安く、0.1銭で取引が可能だ。2位には「SBI FXトレード」が入り、0.17銭で取引できる。3位の0.2銭は、31社中15社が提供しているボリュームゾーンだ。
ユーロ/円 スプレッドランキング(1万通貨の取引)

取引コスト | ||
1位 | 0.28銭 | SBI FXトレード |
2位 | 0.4銭 | ・FXトレードフィナンシャル ・OANDA JAPAN(東京サーバー500k) ・セントラル短資FX ・みんなのFX・LIGHT FX ・auカブコム証券 ・マネーパートナーズ ・マネックスFX |
3位 | 0.5銭 | ・外為どっとコム ・JFX ・LION FX(ヒロセ通商) ・ワイジェイFX ・IG証券 ・インヴァスト証券(トライオートFX) ・SBI FX α(SBI証券) ・GMOクリック証券(FXネオ) ・DMM FX ・楽天FX |
「ユーロ/円」では1位に「SBI FXトレード」が入った。0.28銭で取引可能だ。2位の0.4銭、3位の0.5銭には18社入ったが、1つ頭が抜けている。
ユーロ/米ドル スプレッドランキング(1万通貨の取引)

取引コスト | ||
1位 | 0.2PIP | FXトレードフィナンシャル |
2位 | 0.3PIP | ・JFX ・セントラル短資FX ・みんなのFX ・LIGHT FX ・LION FX(ヒロセ通商) ・インヴァスト証券(トライオートFX) ・GMOクリック証券(FXネオ) ・マネーパートナーズ ・マネックスFX |
3位 | 0.38PIP | SBI FXトレード |
「ユーロ/米ドル」の取引コスト1位は「FXトレードフィナンシャル」になった。取引コストは0.2PIPで、米ドルに直すと0.00002米ドルだ。2位の0.3PIPで取引できるFX会社は9社あり、「SBI FXトレード」は0.38PIPで3位となった。
「米ドル」「ユーロ」「日本円」は世界で取引量の多い通貨TOP3だ。3通貨で世界の取引量の約66%を占める。
世界の取引量に対するシェア (2019年) | |
米ドル | 44% |
ユーロ | 16% |
日本円 | 8.4% |
「米ドル/円」「ユーロ円」「ユーロ/米ドル」の取引コストランキングには上位に同率ランクインする会社が多くなった。人気通貨ペアの取引コストを引き下げる価格競争が働いているようだ。
豪ドル/円 スプレッドランキング(1万通貨の取引)

取引コスト | ||
1位 | 0.4銭 | ・FXトレードフィナンシャル ・auカブコム証券 |
2位 | 0.5銭 | ・セントラル短資FX ・マネックスFX |
3位 | 0.6銭 | ・FXブロードネット ・OANDA JAPAN(東京サーバー500k) ・みんなのFX ・LIGHT FX ・インヴァスト証券(トライオートFX) ・マネーパートナーズ |
「豪ドル/円」の取引コストは「FXトレードフィナンシャル」と「auカブコム証券」が同率1位となり、0.4銭で取引できる。
これまで上位に入っていた「SBI FXトレード」は3位までに入らなかった。総合ランキングで「FXトレードフィナンシャル」に差が付く結果になった。
英ポンド/円 スプレッドランキング(1万通貨の取引)

取引コスト | ||
1位 | 0.5銭 | ・SBI FXトレード |
2位 | 0.7銭 | ・FXトレードフィナンシャル ・auカブコム証券 |
3位 | 0.8銭 | ・OANDA JAPAN(東京サーバー500k) ・みんなのFX |
「英ポンド/円」では1位に「SBI FXトレード」が0.5銭でランクインした。2位以下に0.2銭以上の差を付けた。
NZドル/円 スプレッドランキング(1万通貨の取引)

取引コスト | ||
1位 | 0.88銭 | SBI FXトレード |
2位 | 0.9銭 | ・JFX ・セントラル短資FX ・LION FX(ヒロセ通商) ・マネックスFX |
3位 | 1.0銭 | ・FXトレードフィナンシャル ・みんなのFX ・LIGHT FX |
「NZドル/円」の1位は「SBI FXトレード」になった。取引コストは0.88銭で、2位の0.9銭にわずかに差をつけた。
スワップポイントランキング:金利

スワップポイントは基本的に金利のことだと理解しよう。通貨ペア間に一定以上の金利差がある場合に発生する。高金利通貨を買えば利益になり、逆に売ればマイナスになる仕組みだ。
ここではスワップポイントが比較的高いと考えられる「米ドル/円」「豪ドル/円」「英ポンド/円」「南アフリカランド/円」「トルコリラ/円」の5通貨ペアでランキングを作成する。該当の通貨ペアを1万通貨買ったと仮定し、1日分のスワップポイントで比較する。
なお、スワップポイントの額は、同じFX会社でも日によって異なる。本記事では2020年10月18日現在で確認できる最新の数値で作成しているが、常に同額のスワップポイントがもらえるわけではない点、またマイナスになる可能性もある点には留意したい。
スワップポイント 総合ランキング

「取引コスト」と同じように、各通貨ペアでの順位でFX会社に総合点数を付け、また5通貨ペアのスワップポイント合計と併せて総合ランキングを作成した。
総合点数 | 5通貨ペアの スワップポイント合計 (2020年10月18日) | ||
1位 | OANDA JAPAN(東京サーバー) | 8点 | 51円 |
2位 | アイネット証券 | 7点 | 41円 |
3位 | LIGHT FX | 4点 | 47.1円 |
4位 | SBI FXトレード | 4点 | 47円 |
4位 | SBI FX α(SBI証券) | 4点 | 47円 |
1位となったのは「OANDA JAPAN(オアンダ・ジャパン)」だ。同社はいくつかの取引コースを用意しているが、「東京サーバーコース」では総合点数、5通貨ペアのスワップポイント合計の両方で首位となった。
米ドル/円 スワップポイントランキング(1万通貨の買い、1日分)

スワップポイント (2020年10月18日) | ||
1位 | 10円 | ・OANDA JAPAN(東京サーバー) ・セントラル短資FX |
2位 | 9円 | ・SBI FXトレード ・SBI FX α(SBI証券) |
3位 | 8円 | ・外為どっとコム ・みんなのFX ・LIGHT FX ・ワイジェイFX ・GMOクリック証券(FXネオ) ・DMM FX |
「米ドル/円」では「OANDA JAPAN」、「セントラル短資FX」が同率1位となった。1万米ドル分の買いで10円のスワップポイントが受け取れる。ひと月では約3,000円だ。1米ドル=105円の場合、約3.4%の利回りになる。
2位には「SBI FXトレード」「SBI FX α」がランクインした。どちらもSBIグループで、「SBI FX α」は「SBI証券」のFXサービスだ。
豪ドル/円 スワップポイントランキング(1万通貨の買い、1日分)

スワップポイント (2020年10月18日) | ||
1位 | 6円 | ・アイネット証券 |
2位 | 5円 | ・OANDA JAPAN(東京サーバー) ・JFX ・岡三オンライン証券 |
3位 | 4円 | ・上田ハーロー ・FXトレードフィナンシャル |
「豪ドル/円」では「アイネット証券」が6円で1位となった。次いで「OANDA JAPAN」「JFX」が5円で2位、「上田ハーロー」「FXトレードフィナンシャル」が4円で3位となった。
英ポンド/円 スワップポイントランキング(1万通貨の買い、1日分)

スワップポイント (2020年10月18日) | ||
1位 | 8円 | ・OANDA JAPAN(東京サーバー) |
2位 | 6円 | ・SBI FXトレード ・SBI FX α(SBI証券) ・DMM FX |
3位 | 5円 | ・アイネット証券 ・みんなのFX ・LIGHT FX ・GMOクリック証券(FXネオ) ・外為オンライン・ひまわりFX ・FXプライム by GMO |
「英ポンド/円」でも「OANDA JAPAN」が首位となった。1万英ポンドの買いで8円分のスワップポイントが受け取れる。2位には「SBI FXトレード」「SBI FX α」「DMM FX」がランクインした。
南アフリカランド/円 スワップポイントランキング(1万通貨の買い、1日分)

スワップポイント (2020年10月18日) | ||
1位 | 8円 | ・アイネット証券 ・サクソバンク証券 |
2位 | 7.1円 | ・LIGHT FX |
3位 | 6.1円 | ・みんなのFX |
「南アフリカランド/円」では「アイネット証券」と、デンマーク系「サクソバンク証券」が8円で首位となった。2位は7.1円で「LIGHT FX」、3位には6.1円で「みんなのFX」がランクインした。
「LIGHT FX」と「みんなのFX」はどちらも「トレイダーズ証券」が提供している。同じ運営会社でも、スワップポイントが異なる場合もある点に注意したい。
トルコリラ/円 スワップポイントランキング(1万通貨の買い、1日分)

スワップポイント (2020年10月18日) | ||
1位 | 34円 | ・IG証券 |
2位 | 29円 | ・サクソバンク証券 |
3位 | 27円 | ・外為オンライン |
「トルコリラ/円」では英国系「IG証券」が34円で首位となった。2位は29円で「サクソバンク証券」、3位は27円で「外為オンライン」となった。
選択幅のランキング:通貨ペア数

取り扱いのある通貨ペアの数はFX各社によって違う。通貨ペアは多い方が取引のアイディアを実行しやすく、またリスク分散を図りやすい。
ここではFX会社で取引できる通貨ペアの数を比較し、ランキングを作成する。
通貨ペア数のランキング

通貨ペアの数 | ||
1位 | 158 | サクソバンク証券 |
2位 | 99 | IG証券 |
3位 | 84 | FOREX.com(ゲインキャピタル) |
4位 | 71 | OANDA JAPAN(NYサーバー) |
5位 | 50 | LION FX(ヒロセ通商) |
通貨ペアの数ランキングでは外資系のFX会社が上位に並んだ。「サクソバンク証券」が最多で、取り扱い通貨ペアの数は158銘柄ある。メジャー通貨のほか、マイナー通貨まで幅広い通貨で取引できる。3位の「FOREX.com」は米国系「ゲインキャピタル」が運営するFX会社だ。
5位には「LION FX」がランクインした。運営は「ヒロセ通商」で、ランキングで唯一の国内FX会社だ。
対円通貨ペア数のランキング

FX取引に慣れるまでは、円でレートが表示される対円通貨ペアの方が取り組みやすいだろう。対円通貨ペアの数のランキングは以下の通りとなっている。
対円通貨ペアの数 | ||
1位 | 19 | ・SBI FXトレード ・SBI FX α(SBI証券) |
2位 | 18 | ・サクソバンク証券 ・IG証券 |
3位 | 16 | ・外為どっとコム ・みんなのFX ・LIGHT FX ・LION FX(ヒロセ通商) |
1位となったのは「SBI FXトレード」「SBI FX α」で、対円通貨ペアは双方とも19種だ。2位には18通貨で「サクソバンク証券」「IG証券」が並んだ。国内最多だった「LION FX」も対円通貨ペアの数では3位となった。
外資系FX会社は取り扱い通貨ペアが豊富だが、対円通貨ペアに限れば国内FX会社から選んでも遜色がない。
マイナー通貨の取り扱い数ランキング

通貨ペアの数を重視する理由の1つに「マイナー通貨への投資」があるだろう。メジャー通貨に対する銘柄分散や、高い経済成長へ投資といった取引のアイディアを実行させるためには、通貨ペアの数を単純に比較するのではなく、マイナー通貨をどれくらい取り扱っているかが重要だ。
ここではマイナー通貨の取り扱いの数を比較し、ランキングを作成する。本記事では、以下の17通貨をマイナー通貨とする。
ポーランド・ズロチ (PLN) | チェコ・コルナ (CZK) | インドネシア・ルピア (IDR) |
ハンガリー・フォリント (HUF) | ルーマニア・レウ (RON) | タイ・バーツ (THB) |
スウェーデン・クローナ (SEK) | イスラエル・シェケル (ILS) | インド・ルピー (INR) |
ノルウェー・クローネ (NOK) | サウジアラビア・リヤル (SAR) | 韓国・ウォン (KRW) |
デンマーク・クローネ (DKK) | ブラジル・レアル (BRL) | 台湾・ドル (TWD) |
ロシア・ルーブル (RUB) | フィリピン・ペソ (PHP) |
ランキングではペアの相手は問わない。上記のマイナー通貨が、いずれかの通貨ペアとして取り扱いがあればカウントする。これを踏まえたランキングは、以下の通りだ。
マイナー通貨の 取り扱い数 | ||
1位 | 14通貨 | ・IG証券 |
2位 | 11通貨 | ・サクソバンク証券 |
3位 | 10通貨 | ・FOREX.com |
4位 | 6通貨 | ・SBI FXトレード ・SBI FX α(SBI証券) |
全通貨ペアランキングと同様、外資系FX会社がランキング上位に並んだ。最もマイナー通貨を取り扱っているのは「IG証券」で14通貨、次いで「サクソバンク証券」の11通貨、3位には「FOREX.com」の10通貨がランクインした。
国内FXの中で最多の通貨ペアを取り扱う「LION FX」はランクインせず、「SBI FXトレード」と「SBI FX α」が4位にランクインした。
上位にランクインした5社のマイナー通貨の取り扱いは以下の通りだ。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 4位 | |
IG証券 | サクソバンク | FOREX.com | SBI FX トレード | SBI FX α (SBI証券) | |
14通貨 | 11通貨 | 10通貨 | 6通貨 | 6通貨 | |
ポーランド | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ハンガリー | 〇 | 〇 | 〇 | ||
スウェーデン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ノルウェー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
デンマーク | 〇 | 〇 | 〇 | ||
ロシア | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
チェコ | 〇 | 〇 | 〇 | ||
ルーマニア | 〇 | 〇 | |||
イスラエル | 〇 | 〇 | 〇 | ||
サウジアラビア | 〇 | ||||
ブラジル | 〇 | 〇 | 〇 | ||
フィリピン | 〇 | ||||
インドネシア | 〇 | ||||
タイ | 〇 | 〇 | |||
インド | 〇 | ||||
韓国 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
台湾 | 〇 |
「サウジアラビア・リヤル」は「サクソバンク証券」のみ、「フィリピン・ペソ」「インドネシア・ルピア」「インド・ルピー」「台湾・ドル」は「IG証券」のみで取り扱っている。両社の口座を開設すれば、すべてのマイナー通貨で取引が可能だ。
みんなのFXがランキング最多登場

本記事では、6通貨ペアの取引コストランキング、5通貨ペアのスワップポイントランキング、3種類の通貨ランキングの、計14ランキングを紹介した。これら全てにおいて、ランクインの数が多かったFX会社は以下の通りだ。
ランクインの数 | 内 取引コスト | 内 スワップポイント | 内 通貨の数 | ||
1位 | みんなのFX | 10回 | 6回 | 3回 | 1回 |
2位 | SBI FXトレード | 9回 | 5回 | 2回 | 2回 |
2位 | LIGHT FX | 9回 | 5回 | 3回 | 1回 |
3位 | FXトレードフィナンシャル | 7回 | 6回 | 1回 | 0回 |
3位 | OANDA JAPAN | 7回 | 3回 | 3回 | 1回 |
最もランクインの数が多かったのは「みんなのFX」だ。3つの項目すべてでランクインし、全体的に良い条件で取引できるといえるだろう。運営会社が同じ「LIGHT FX」も9回で2位にランクインした。
「SBI FXトレード」は9回ランクインした一方、SBI証券の「SBI FX α」は6回にとどまった。同じSBIグループだが、FX取引をするなら「SBI FXトレード」の方が汎用性が高いと言えそうだ。
3位には外資系FX会社が並んだ。取引コスト総合ランキングで首位になった「FXトレードフィナンシャル」と、スワップポイント総合ランキングで首位になった「OANDA JAPAN」である。取引の目的に応じて使い分けてもよいだろう。
FX比較:ランキング以外の選び方

FXを始める際、ランキングを参照してもどのFX会社に口座開設すべきかわからない初心者トレーダーも多いのではないだろうか。
ランキング以外にFX会社を選ぶにあたって重視するポイントは、トレーダーによって以下のように異なる。
・顧客満足度の高いFX会社を利用したい
・数多くのトレーダーが利用しているFX会社を使いたい
・可能な限り早くトレードを始めたい
・投資資金が少なくてもトレードできるFX会社が良い
・スキャルピング(高速取引)を行いたい
・様々な通貨をトレードしたい
ここでは、タイプ別にFX業者を計6社(ブランド)挙げて、それぞれの特徴について改めて詳しく紹介する。
LION FX:顧客満足度

FX会社を選ぶにあたって、顧客満足度は重要な要素の1つだ。
顧客満足度が高いということは、それだけで多くのトレーダーに支持されているFX会社であることの証明になる。
FX会社の顧客満足度を重視して口座を開設したいなら、ヒロセ通商の「LION FX」は真っ先に候補に挙がるだろう。
実際に、ヒロセ通商の「LION FX」は2020年オリコン顧客満足度ランキングのFX取引部門で総合第1位を獲得したFX会社だ。
キャンペーンのプレゼントや、取引ツールも好評

「LION FX」が人気である理由の1つに、豊富なキャンペーンがある。ほぼ毎月、取引量に応じて「LION FXカレー」や「黒毛和牛」などのプレゼントを受取ることができるのだ。
また、取引ツールについても顧客満足度は高く、オリコンのデバイス別部門でもPCだと2位、スマホアプリにいたっては1位の評価を獲得している。
独自の自動発注が便利――他通貨トリガー注文

ヒロセ通商の特徴の一つに、独特な注文方法が挙げられる。ヒロセ通商には「他通貨トリガー注文」という注文方法があり、この方法では「Aの通貨ペアが○○円になったら、Bの通貨ペアで成行注文を発注する。」というように、ある通貨ペアの値動きを条件に、異なる通貨ペアの成行注文を発注することができる。
通常なら複数の通貨ペアの値動きを同時に観察しなければできない注文を、自動で発注できる「他通貨トリガー注文」は、ヒロセ通商ならではだ。
意図しない損切り決済を防止できる――スプレッド拡大時

また「BID判定買(ASK判定売)逆指値注文」もヒロセ通商の独特な注文方法だ。買値と売値の差である「スプレッド」が拡大しやすい重要な経済指標の発表時に、トレーダーが意図しない形で損切り決済しないよう、考案された。
「スプレッド」は時間帯によって一時的に拡大する。「スプレッド」が大きく拡大すると、相場の流れが変わっていなくても、あらかじめ設定した損切り決済ラインに価格が到達してしまい、損失を被ることがある。こういった一時的な「スプレッド」の拡大による、意図しない損切り決済を防ぐのが、「BID判定買(ASK判定売)逆指値注文」だ。
FX初心者の学習コンテンツからマーケット情報まで

またヒロセ通商は情報コンテンツが豊富だ。無料セミナーでは「勝つための方程式」「LION FX操作方法」を動画で視聴できる。会員限定「為替情報コンテンツ」では、有名講師が「マーケット速報」「短期売買方針」をリアルタイムで更新している。
これらの注文方法は、1分で簡単に無料登録できるデモ口座でも利用可能となっている。
GMOク「FXネオ」:取引高首位

なるべく多くのトレーダーに利用されているFX会社に口座を開設したいなら、GMOクリック証券の「FXネオ」を選ぶべきだろう。
「ファイナンス・マグネイト社」の調査によると、GMOクリック証券の「FXネオ」は、FX取引高が8年連続1位だ。
取引高が多いということは、数多くのトレーダーがそのFX会社を利用してトレードを行っていることを意味する。
取引ツールが高機能――レイアウト編集、ワンクリック注文、スマホアプリ

「FXネオ」がトレーダーに選ばれる理由の1つとして、高性能で使いやすい取引ツールを多数提供していることが挙げられる。
レイアウトを自由自在に編集できる「platinumチャート+」や、ワンクリックで取引ができる「はっちゅうくん」、スマホで利用できる「GMOクリックFXアプリ」など、ライフスタイルに沿ったツールを選んでトレードできるのが魅力だ。
チャート分析に便利なテクニカル指標、画面分割、比較機能

FXではチャート画面による値動きの分析は欠かせない。「platinumチャート+」はチャート分析のために利用できるテクニカル指標が38種類、描画オブジェクトが25種類あり、高度な分析が可能だ。
またチャートを一つの画面で16分割して表示できるので、複数通貨ペアの値動きを同時に観察できるうえ、チャート上に経済ニュースや重要な経済指標の発表スケジュールが表示されるので、値動きから目を離さずに経済情報を確認できる。
1つのチャート上に、他の銘柄を重ねて表示できる「比較チャート機能」も特徴的だ。重ねて表示できる銘柄は、全通貨ペア、日経平均、TOPIX、NYダウ、WTI原油、ロンドン金、日本国債(2年、5年、10年)、米国債(2年、5年、10年)となっていて、例えば値動きに相関関係が見られる銘柄をチャートに重ねて表示させ、売買タイミングを計るといった使い方もできる。
スマホアプリのチャートも便利な仕様――GMOクリックFXアプリ

スマホアプリの「GMOクリックFXアプリ」は特に高機能だ。値動きの分析に利用するチャート画面は、横画面対応となっていて大きな画面で見られるため分析しやすい。またその画面からワンタッチで注文を出せる機能があり、チャンスを逃さずスムーズにトレードできる。
さらに最大16チャートを保存できるため、表示させる通貨ペアをその都度設定しなおす必要がない。トレーダーのストレスを軽減してくれるトレードツールだ。
DMM FX:最短1時間で取引可

とにかく今すぐにFXトレードを始めたい人は、DMM.COM証券の「DMM FX」がおすすめだ。
他社には数日かかるところもある中で、「DMM FX」なら、口座開設手続き開始から最短1時間でトレードを始めることができるようになっている。
FX口座開設がオンラインで完結

これは、「スマホで本人確認」というオンラインで本人確認が完了するシステムを導入しているためだ。「DMM FX」では口座開設画面の指示に従い、マイナンバー確認書類、本人確認書類、本人の顔写真を撮影スマホで撮影し、そのまま提出できる。提出した書類や顔写真はAI判定され本人確認が完了する。オンラインで本人確認が完了すると、これまで取引開始に不可欠だった本人書留による郵送物の受取りが不要となる。口座ログインIDやパスワードはメールで登録メールアドレスに送信され、ログインできる。
もしスマホを持っていなかったり、オンラインでのやり取りに不安があったりすれば、公式サイトからのアップロード、メール、FAX、郵送でも本人確認書類を提出可能だ。
FX口座開設数が国内1位

また、「DMM.COM証券」は2020年1月時点でFX口座開設数が国内1位でもあり、多くの顧客が利用しているFX会社である。
なお、「DMM FX」ではデモ口座を開設して、トレードの練習を行うこともできる。デモ口座で試しにトレードをしてみて、自分に合うと感じたらすぐに口座開設をして本番トレードをするのも良いだろう。
FX初心者に嬉しいサポート――24時間LINEで問い合わせ可能

メール、電話だけでなく、LINEでの問い合わせも可能な点が特徴で、さらに24時間受け付けのため、色々と質問したいFX初心者の人にもおすすめできる。
また「DMM FX」の公式サイトには、「マンガで分かるDMM FX」というコンテンツがあり、初めての人にもわかりやすくFXについて解説されている。
コンテンツの内容は、「ログイン方法」「入金方法」「相場の動向予想」「新規注文方法」「決済注文方法」となっていて、これを一通り読めばFXを始められるように組み立てられている。
SBI FXトレード:少額取引可

手元に投資資金をあまり用意できない初心者トレーダーには「SBI FXトレード」がおすすめだ。
1回の最低注文数量が、1通貨から1,000万通貨となっているため、「SBI FXトレード」では、一般的な外国為替証拠金取引や他社と比べ、手軽に少額から取引が可能となっている。
たとえば1ドル=105円のレートでドル円通貨ペアの取引をする場合、1通貨単位の取引をするための必要証拠金は約5円となっている。
24時間オンライン対応のクイック入金サービス

「SBI FX トレード」にはクイック入金サービスがあり、全国の提携金融機関約380行に対応している。クイック入金サービスはインターネットバンキングサービスを利用する入金方法で、銀行やATMに行く必要なく、入金が24時間即時に反映されるのですぐにトレードを始められる。
クイック入金サービスなら手数料は「SBI FX トレード」が負担してくれるので、無料だ。最低入金額は1,000円なので、少額からでも自己資金でトレードを始めたいと思っている人にちょうど良い。
「SBI FX トレード」は新規口座開設者を対象に現金500円をプレゼントするキャンペーンを行っている。受け取り方法は、口座開設した月の翌月10日午前6時までに取引口座にログインするだけだ。前述の通り「SBI FX トレード」は1通貨から取引できるので、キャンぺーンの500円があれば入金しなくても取引を始められる。
株券を担保にFXを行う――現金の入金なくFX取引可能

また、「SBI FXトレード」では、株券を担保にFXを行う「株券担保サービス」を提供している。
「株券担保サービス」を利用することで、株券を保有しているトレーダーであれば、「SBI FXトレード」なら株券を担保にすることで現金を一切入金しなくてもFXを開始することができる。
FXは業者と顧客が利益相反関係にあるといわれることもあるが、「SBI FXトレード」は業者都合で顧客と利益相反関係となるような行為は一切行わないことを、公式サイトで明言している。適正性・透明性のある取引環境を提供するための、企業努力を行っている会社と言えるだろう。
YJFX!:スキャルピング

YJFX!は、スキャルピング(高速取引)を認めている数少ないFX会社だ。
「スキャルピング」とは、FXの代表的な取引手法の1つで、新規注文と決済を繰り返し行い、小さな利益を多くのトレードでコツコツと積み重ねていくタイプのトレードスタイルだ。
FX会社によっては「スキャルピング」が禁止されている場合もあるが、YJFX!では、スキャルピングが認められている。その証拠として、YJFX!は、自社が提供しているツール「Cymo(サイモ)」について、「スキャルピングに便利なツールです」と紹介している。
FX取引で貯まったPayPayポイントのショッピング利用や現金化も

また、取引量に応じてPayPayポイントを獲得することができる唯一のFX会社だ。
つまり「YJFX!」なら、スキャルピングによる数多くのトレードを行うことで、より多くのPayPayポイントを貯めることができるのだ。
10万通貨以上の取引から、「スタンダート」「シルバー」「ゴールド」の3ランクが設定され、ランクが上がるほどポイントが貯まりやすくなる。
受け取ったポイントはPayPayでショッピング等に利用するか、現金として取引に利用するかを選択できる。途中で受け取り方を変更することもできるので、用途に合わせて自由に設定しよう。
スプレッドは原則固定――スキャルピングに適した取引コストの設定

取引回数が多くなるスキャルピングをするなら、取引コストも気にしておきたい。FXをする際にかかる取引コストは、「スプレッド」といわれる買値と売値の差だ。FXのレートは、最初から買値と売値に差があり、この差はFX会社の利益であり、トレーダーにとっては取引コストとなる。
スプレッドは各社の設定によって異なる。YJFX!のスプレッドは原則固定で、ドル円で0.2銭、ユーロ円で0.5銭、ポンド円で1.0銭となっており、取引回数が増えるスキャルピングに適した取引環境といえる。
約定力――ドル円で95%以上がスプレッド0.4銭以下

加えて、スキャルピングをするなら「約定力」も重要だ。約定とはトレーダーが出した注文を成立させることで、約定力はトレーダーが希望した価格で約定させる能力といえる。約定力が低いと、希望した価格よりも不利な価格で約定してしまうことがあり、スプレッド同様取引コストが発生してしまう。
YJFX!の約定力は公式サイトで公開されていて(2015年12月公開時点)、ドル円は95.59%がスプレッド0.4銭以下で約定しているので、ほとんどの注文が希望価格近くで約定していることがわかる。
なお米国雇用統計のような重要な経済指標の発表時は、急激な値動きとなりやすいため、スプレッドが大きく広がったり、約定しづらかったりするので十分に気を付けたい。
「MT4チャート」を利用できる貴重なFX会社

さらに、「YJFX!」では高機能分析ツール「MT4チャート」を利用することもできる。
「MT4チャート」は、多くの分析ツールが標準で備わっている上に、カスタマイズ性にも優れ、独自言語によるプログラム(EA)を用いて自身で独自の分析チャートを作成することができる非常に高機能なツールとしてとても有名だ。
「MT4チャート」は操作性が高く、ほとんどの操作がクリックとドラッグ&ドロップで行える点も見逃せない。新規の売買注文はチャート画面上の「ワンクリックトレード」で発注でき、売買したい希望価格を指定する指値注文・逆指値注文は、チャート画面上でドラッグ&ドロップして価格変更できる。注文変更の際に文字入力する必要がないので、急な値動きにも対応しやすい。
「MT4チャート」を利用できるFX会社の数は多くないため、利用したいトレーダーはYJFX!に口座を開設すべきだろう。
サクソバンク証券 :通貨ペア数豊富

多くの通貨ペアを取引したいなら、サクソバンク証券が最有力候補だ。
サクソバンク証券で取引可能な通貨ペアは150種類以上だ。米ドル、ユーロ、ポンドといった世界でも取引量の多い通貨ペアはもちろんのこと、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソといった発展途上国の高金利通貨も扱っている。
スワップポイントを得る高金利通貨

上記のような高金利通貨は、通貨ペアを長期保有するスイングトレードをする際にスワップポイントが付く。スワップポイントとは、通貨ペアの金利差により、通貨ペアを保有しているだけで付与される利息のようなものだ。
例えばサクソバンク証券で取引可能な英ポンド/トルコリラの通貨ペアは、10月20日のスワップポイントが192.56円、スイスフラン/トルコリラの同日のスワップポイントは189.07円となっている。いずれも1万通貨を保有した場合のポイントだ。
なお通貨ペアによって買いと売りどちらでスワップポイントがプラスとなるのか異なる。例えば前述の英ポンド/トルコリラは、売りのスワップポイントはマイナス368.63ポイントだ。またサクソバンク証券のスワップポイントは日々変動しているので、取引前に必ず確認しておこう。
FX口座で通貨以外の取引も可能――CFD、株式

さらにサクソバンク証券では、FXと同じ口座、同じ取引ツールの中で通貨以外の取引もできる。例えば、日経平均や米国ダウなどの株価指数、ゴールドやシルバーなどの貴金属、原油や天然ガスなどのエネルギーといった「CFD」といわれるジャンルの銘柄に加え、米国個別株式、中国個別株式も取引できる。
サクソバンク証券には、ベーシック口座とアドバンス口座の2種類の口座タイプがあり、サクソバンク証券で取引可能な9,000種類以上のCFD銘柄を取引できるのは、アドバンス口座となっている。同口座なら日本個別株式も最大レバレッジ5倍で取引可能だ。
取引ツールの選択肢――テクニカル分析、Trading Viewも利用可能

またサクソバンク証券の取引ツールは、デバイスを選ばないブラウザ版の「SaxoTraderGO」とMacとWindowsに対応したインストール版の「SaxoTraderPRO」だ。「SaxoTraderGO」には「オートチャーティスト」というテクニカル分析ツールが搭載されていて、テクニカル分析を根拠とした取引チャンスを自動で知らせてくれる。
またサクソバンク証券では、全世界で800万人以上のトレーダーが利用しているSNS型取引ツール「Trading View」も利用できる。「Trading View」はPC、スマホ、タブレットなどデバイスを選ばない人気の高い取引ツールだが、このツールを利用して取引できるFX会社は少ない。取引ツールの豊富さも、サクソバンク証券の特徴だ。
サクソバンク証券にもデモ口座があるので、まずは取引ツールの使用感や、豊富な銘柄の値動きを観察してみるのも良いだろう。
まずFX口座開設して実際に試そう

どこに口座開設するか悩んでいる人もいるだろうが、FX口座は複数のFX会社に開設しても全く問題なく、基本的に無料で手続き・維持できる。
トレーダーによってFX会社に求めるものは異なり、 FX会社によって利用できるツールも様々でキャンペーンその他一長一短あるので、自分に最適な会社を見つけるには、実際に複数社で口座を開設しサービスを利用してみるのが手っ取り早いだろう。
まずは複数の口座を開設して、ツールを使ったりトレードを行ったりしながら自分に最も合ったFX会社を探し出すことをおすすめする。
SBI FXトレード
「SBI FXトレード」は2011年設立、取り扱い通貨ペアは34種あり、うち33種の通貨ペアで1通貨単位の取引が可能だ。最大1,000万通貨の取引ができ、少額から大口まで幅広い取引に対応している。取引コストは業界内で最低水準だ。「米ドル/円」の取引コストは0.09銭(1,000通貨以下の取引)で、比較的低いコストで取引ができる。
「取引高」「口座数」「預かり残高」の市場シェアはトップクラス。
通貨ペア数 | 34(対円は19) |
スプレッド(1000通貨まで) | 米ドル/円(0.28~0.30銭)/ユーロ/円(0.5銭)/豪ドル/円(0.4銭) |
ツール・アプリ | ・【PC版】Rich Client NEXT ・【スマホアプリ】SBI FX TRADE(新・旧あり) |
みんなのFX(トレイダーズ証券)
みんなのFXは「トレイダーズ証券」が提供するFXサービスだ。27通貨ペアを小口の1,000通貨から取引でき、取引コストは高シェアを獲得しているFX会社と同水準に低い。また、自動売買ツール「みんなのシストレ」を提供している。
通貨ペア数 | 27(対円は16) |
スプレッド | 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.6銭) |
ツール・アプリ | ・【PC版】FXトレーダー ・【スマホアプリ】FX トレーダー アプリ版 |
LIGHT FX(トレイダーズ証券)
「LIGHT FX」は、「みんなのFX」を手掛ける「トレイダーズ証券」が2018年から提供するFXサービスだ。スワップポイントに定評があり、業界最低水準の取引コストも評価が高い。2020年中に口座を開設すると最大5万円のキャッシュバックを受け取れるキャンペーンを行っている。
通貨ペア数 | 27(対円は16) |
スプレッド | 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.6銭) |
ツール・アプリ | ・【PC版】アドバンスドトレーダー、シンプルトレーダー ・【スマホアプリ】LIGHT FXアプリ |
マネックスFX
マネックスFXはネット証券「マネックス証券」が手がけるFX専用口座だ。レバレッジの上限を5つのコースから選択でき、リスク管理しやすい仕様になっている。取引通貨は少ないが、対円通貨ペアは比較的多い。1万通貨以下の取引コストは他社と比較しても低水準で、初心者が取引しやすい環境を提供している。
通貨ペア数 | 16(対円は13) |
スプレッド(1万通貨以下) | 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.5銭) |
ツール・アプリ | ・【PC版】MonexFX ブラウザツール、MonexFX SPEED Lite、MonexFX SPEED ・【スマホアプリ】Menex SPEED スマートフォン |
GMOクリック証券(FXネオ)
GMOクリック証券は2005年に創業した、GMOインターネット株式会社のグループ企業だ。インターネット専業証券会社として、FX取引サービス「FXネオ」を提供している。「取引高」「口座数」「預かり残高」の市場シェアはトップクラス。
通貨ペア数 | 20(対円は10) |
スプレッド | 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.5銭)/豪ドル/円(0.7銭) |
ツール・アプリ | ・【PC版】はっちゅう君FXプラス ・【スマホアプリ】GMOクリックFX ・【ブラウザ版】ブラウザ取引画面、FXツールバー(要インストール) |
セントラル短資FX
セントラル短資FXは創業100年超の「セントラル短資グループ」が展開するFX会社だ。25通貨ペアの裁量トレードができる「FXダイレクトプラス」のほか、22通貨ペアで自動売買ができる「セントラルミラートレード」口座が用意されている。
取引コストは市場シェアの高いFX各社と同水準であり、比較的低コストで取引できる。また新規口座開設で最大50万円キャッシュバックのキャンペーンを行っている。
通貨ペア数 | 25(対円は11) |
スプレッド | 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.5銭) |
ツール・アプリ | ・【PC版】PC web取引システム、プログレッシブチャート、クイックチャート・トレードプラス ・【スマホアプリ】スマホアプリ(FXダイレクトプラス)、クイックトレードプラスfor iPad(タブレット) |
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(画像:Shutterstock.com)
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